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#24-307 お誕生日になった日。

職場で、郵便屋さんが配達に来てくれたついでに、所内からの郵便物を持って帰ってもらうようにしている。

ときどき、郵便屋さんが来るのが早くて、郵便物の支度ができていないことがある。わたしが当番のときには、準備するのを忘れていることが多い。その時には、「もう1回寄ってください」とお願いしている。郵便屋さんは、わざわざの集荷は来てくれないことになっているけれど、その方は親切に「ちょっと遅くなるけどいいですか」と言って、対応してくれる。

ある日、いつものようにもう1回寄ってもらうようにお願いしたら、その日も快く受けてくれた。すると、所内にいたひとりが「わたしがお願いしたときには来てくれないのに!」と怒っていた。「aicoさんが言ったときはいつも来てくれるのに、わたしが言うといつも断られるんですよ!」とご立腹な様子であった。
断ることがあるのだな、と驚いたけれど、何も言わなかった。

わたしは本当によく忘れるので、郵便屋さんに逢えなかったときには、じぶんでポストに入れて帰る。翌日も残っていると「あのひとまた忘れてた」と陰口を言われるに違いない。ひとのミスを陰で批判することがだいすきな職場である。陰口を言われたって気にしないけど、気に入らない。

郵便屋さん、いつもありがとう。

今日、いつもお世話になっているお店に、日焼け止めを買いに行った。姉も姪っ子も使っている。わたしが勧めたら、気に入ってずっと使っているようだ。姉が姪っ子と一緒に3本使い終わって、購入を頼まれるタイミングで、わたしも1本買い足している。駅に近い、小さなお店。気さくなオーナーさんとかわいいわんちゃんが出迎えてくれる。今日はめずらしくわんちゃんは来ていなかった。

行く前に連絡するようにしている。急にお休みになったり、在庫がないこともあったりするからだ。
今回も連絡して行った。お店で会計を終わらせたあと、「aicoさん、お誕生日だったのに逢えなかったから」と行って、チョコレートを渡してくれた。「ちょっとそこまで走っただけなんだけど」と。お店の向かいには、三井アウトレットパークがある。そこで購入してくれたらしい。嬉しい。
お誕生日は随分と前だったけれど、覚えていてくれて、わざわざ準備してくれたことが嬉しくて涙が溢れた。「毎日お誕生日だからpresentはいつでも受け取る」なんて言っていても、実際に受け取るとはおもってもいなかった。

ありがたや♡

お誕生日は、ソーシャルメディアでは公表していない。投稿を見ていたらわかってしまうものだけれど、そんな投稿はたいして気にされていないので、たいてい誰も気づいていない。オーナーさんは、お店のカードを作ったときにお誕生日も書いていたので、知っていてくれたのだ。照れる。

わたしがあまり時間が取れないので、なかなかお邪魔できないのだけれど、またゆっくりお話しに行きたい。
来月、検査が終わった後にお店に寄って帰ろうかな。

検査とは、大腸内視鏡検査のことだ。
来月受けることになった。
昨年の健康診断で見つかった胃のポリープを先に取ってもらおうかと考えたけれど、「要精密検査」の診断が出ていたのを放置して4年が経っている大腸を先に診てもらうことにした。何より、大腸の中をクリアにしたいと考えた。出し切ってすっきりしたい。そして、その後は美腸をキープする所存。
検査前の絶食は平気。だけど、下剤を飲んでおなかを空っぽにしたときに、身体が冷えることが苦痛である。ことばが出ないくらいに寒くなる。唇も、指先も、紫になる。つらい。

検査を受けるときに、鎮静剤は使わないようにいている。モニターを見ていたいから。じぶんの体内を見られることは、そうそうないことである。あとで写真を見せてくれるけれど、そうではなくて、見たいのだ。

膝の靭帯断裂したときに、部分麻酔で膝の内視鏡検査を行った。そのとき、初めてじぶんの身体の中を見た。何が何だかわからない血混じりの映像に、わくわくしたのを覚えている。元々、テレビで放送される手術の映像などを見るのがすきだった。怪我をしたときに、傷口を見ることが楽しくもあった。じぶんの身体の内部を直接見られることはないとおもっていたけれど、内視鏡で見られるなんてことも考えていなかった。

初めて受けた胃カメラと大腸カメラは、強制的に麻酔を使われた。それ以降は、麻酔は使わないで行っている。検査を受ける方には、ぜひおすすめしたい。
胃カメラは鼻からの検査を希望している。もちろん、モニターを見ながら受けている。お気づきだろうか。まず最初に、モニターいっぱいに鼻毛が映し出されることになる。
大腸の検査を受けたら、次は胃の検査を受ける予定。そのときは、鼻毛全部抜いていこう。

さすがに健ちゃんには頼めないな。

想像しただけで涙が出ちゃう。

出ちゃうのは鼻血かな。

aico.


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