【美しすぎる砂防工事=牛伏川フランス式階段工】
水の恐ろしさを美しさに変えた、素晴らしい工法。国の登録有形文化財に登録、次いで国の重要文化財に指定、砂防施設の重文としては、富山県の白岩堰堤砂防施設に続く2例目とのこと。ただただ砂防工事をするだけでも尊いのに、ここまで美しさを求めるってすごい。
実は砂防はSABOという国際語になるくらいだから日本は砂防においては世界的にも優れた物を持っているのだと言える。もう少しみな地形やその歴史(百万年単位のw)に興味持ったほうがいいって。だって災害は命がかかってるからね。
急勾配や地質、火事やむやみな伐採で山が荒れたあと、下流は、それこそ新潟まで被害が及んだ、それがこんな素晴らしい水辺に変わって素晴らしさしか感じないのはひとえに関わった関係者の精神が反映してるのだと言える。牛伏寺と言えば牛伏寺断層、牛伏川も断層のごく近くで山もそれで崩れやすいのかなとは思う。
フランス式階段工のすぐ下流、牛伏寺(ごふくじ)がある辺りはダムによって水がせき止められて水量調節をしている、かなり高さのあるダムだ。そこから松本、というか南松本?塩尻方面を見ると急斜面で下がっている。
こんな素晴らしい建造物、そして工法が歴史が長野県にあったなんて私は最近まで知らなかった(青木奈緒の動くもの動くときに載っていた)。我々庶民はもっと知ろうとしてそして関係者も知らしめようとして、行政の長は関係者、研究者と地元住民をつなぎ、お互いに意見を出し合って、よりよい災害対策ができるようになっていけばいいなと思う。
それにしても川はうしぶせがわ、寺はごふくじっていうのが、、わかるようなわからないようなもやもやする気分だ、、、だがラーメンも美味しかったし、幸せな時間が過ごせた。ほんとにおすすめなスポットです。ラーメンはおおぼし松本平店( 2021年9月5日)
wiki 牛伏川フランス式階段工
1885年(明治18年)から1918年(大正7年)までの30年間にわたって行われた工事。河川勾配が特に急な最終部分を克服するため、フランスのプロヴァンス地方、アルプス山脈の南を流れるデュランス川・サニエール渓谷の階段工法を参考とした。欧州で土木治水学を学んだ内務省土木部技師の池田圓男(いけだまるお)が指導にあたった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E4%BC%8F%E5%B7%9D%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%BC%8F%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E5%B7%A5
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?