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自分(評価)軸を設定する:他人の評価だけでなく自分の成長を見つめる方法

こんにちは、AICLASS G2(ジーニー)です。

今回は、「自分評価軸を設定する」というテーマでお話しします。特にソフトウェアエンジニアの皆さんにとって、この考え方は役立つものになるはずです。

昨今「自分軸」という言葉が市民権を得たように思いますが、「自分軸って何?」と思い悩む人も多いように思います。「自分を評価するための軸」自分評価軸はそれよりももっと分かりやすいと思います。ぜひ、最後まで読んで自己肯定感を高めてくださいね。

自分評価軸はわかりやすく自分軸を育てるためのヒントになる

ソフトウェアエンジニアの皆さんなら、IPAの情報処理技術者試験や、シスコの認定試験、AI関連の試験などを受けたことがあるかもしれません。これらの試験や資格は、自分の技術を他人が定めた基準に沿って評価するための「軸」です。しかし、他人が作った評価軸だけで生きていると、次第に苦しさを感じてしまうことがあります。

例えば、タッチタイピングの練習をしていると、打鍵数や誤射率といった「見える数字」によって自分の成果を測ることができますよね。でも、それだけではなく、自分の中で見えない「数字」を測ることもできるのです。例えば、「脳内に浮かんでいるローマ字の先読みの文字数」や、「よく間違えるキーを今回は正確に打てた」という細かな成長です。

こういった「自分で設定する評価軸」を持つことで、他人の基準に依存せずに自分の成長を実感することができるようになります。これが、他人の評価軸に縛られず、自分軸を強化する方法です。

他人の評価軸に縛られない成長とは

私たちは、学校のテストや資格試験といった他人の作った評価軸に沿って、自分を評価されてきました。それ自体に問題はありませんが、それだけでは自分自身の成長を感じにくくなり、時には自分に対して否定的な気持ちになってしまうこともあります。

たとえば、小学校では国語、算数、理科、社会、体育、図工、音楽といったもので、通知表が書かれていたでしょう。今なら英語もありますかね?でも、こうした軸だけでなく「優しさ軸」とか「統率軸」とか「信頼度軸」とか「面白さ軸」みたいなものも確実に存在していて、それが友達としての人気につながったりしています

そういった目に見えない成長を感じ取れるかどうかが、自分の成長を喜び、自分を肯定できるかの鍵になります。

自分評価軸の具体例

それでは、どのように「自分評価軸」を設定すれば良いのでしょうか?いくつか具体例を挙げてみます。

コミュニケーションのトライ回数を記録するという評価軸もある
  • タッチタイピングの例 打鍵数や誤射率といった数値に加えて、「次の文字を先読みできた数」や「前回よく間違えたキーを今回はミスなく打てた」など、自分で気づく成長ポイントを評価軸にします。

  • プログラミングの学習 新しい技術を学んだとき、その技術の応用が利く場面を自分で見つけたり、コードの可読性が上がるリファクタリングを試みたりするなど、自分の中で「できるようになったこと」を具体的に数えます。

  • コミュニケーションスキル チーム開発でのコミュニケーションを改善したいと考えたとき、「ミーティング中に自分の意見を発言できた回数」や「他のメンバーのアイデアをサポートできたか」など、自分なりの成長を記録してみましょう。

自分評価軸の設定例

自分評価軸として考えられるものを以下に挙げます。それぞれの軸が異なる観点から自分の成長を見つめる手助けをしてくれます。

さまざまな物差しを持つ
  • 数量軸(例:打鍵数、作成したコードの行数など)

  • 正確性軸(例:誤射率、バグの修正成功率など)

  • 先読み能力軸(例:次の行動を予測するスピード)

  • 失敗から学んだ教訓(例:以前のミスを繰り返さない回数)

  • 行動軸(例:ミーティングで発言した回数、他者のアイデアをサポートした頻度)

  • 習慣軸(例:毎日コードを書く時間の長さ、毎週学んだ新しいことの数)

  • チャレンジ軸(例:新しいことに挑戦した回数、未知の技術を試してみた回数)

  • 集中軸(例:集中して作業できた時間、気が散ることなく完了したタスクの数)

  • 感情軸(例:ポジティブな気持ちで終えたタスクの数、自分の状態を理解した回数)

  • 応用軸(例:学んだ技術を実践に使った回数、新しいプロジェクトでの応用)

これらの軸を活用することで、多面的に自分を評価し、成長を実感できるようになります。どの軸を選ぶかは、自分が注目したい成長の側面に合わせて設定するのが良いでしょう。

まとめ:自分評価軸を設定しよう

ソフトウェアエンジニアとして成長するためには、他人の評価軸だけでなく、自分の評価軸を設定することが重要です。他人が定めた基準も大切ですが、それだけに依存するのではなく、自分自身で成長を実感できる軸を持つことで、毎日の努力がもっと楽しく、充実したものになります。

そして、こうした軸は最近ではAIを使って容易に見つけ出せるようになっています。先に書いた10個の軸も「ChatGPT にどんな評価軸が考えられる?」と聞いたものです。AI を使って見えていなかった自分の軸を発見するというのも、非常に楽しいアクティビティのひとつですね。

AIを使ってさまざまな軸をみつけだそう

ぜひ、自分の評価軸を見つけて、自分の成長を楽しんでみてください。そして、どんな小さなことでも、自分を褒めてあげることを忘れないでくださいね。


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