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合議制と引き寄せのズレ
こんにちは、AICLASS G2(ジーニー)です。
今日は「合議制と引き寄せのズレ」についてお話ししたいと思います。以前、「合議制」について取り上げ、全員の意見を取り入れすぎると結果的に自分の本当の望みが見えにくくなるという話をしました。それは個人のレベルでも起こり得ることであり、今回は「引き寄せの法則」と絡めて説明していきます。
引き寄せの法則とは
まず、引き寄せの法則とは、私たちの思考や感情が(望むと望まないとに関わらず)現実を引き寄せるという考え方です。ソフトウェアエンジニアの方々には、この概念が少し抽象的に感じられるかもしれませんが、引き寄せとは自分がどこに焦点を当てているかによって、目の前に現れる現実が変わるということです。
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例えば、特定のバグに集中していると、それに関連する課題が次々と見つかることがあります。それと同じように、自分の理想や望みに意識を集中することで、その関連する出来事が引き寄せられるのです。
引き寄せの法則は「今の自分にとって都合の良いことだけが起こる」というものではありません。時にはトラブルに遭遇することもありますが、それも自分が直面している課題を解決するために必要なプロセスの一部であることが多いです。例えば、何か避けるべきトラブルに気づかせてくれる出来事や、もっと良い結果に導くためのヒントとしての出来事も、引き寄せの一つのパターンです。
合議制と内なるプロセス
私たちが何かを実現したい、あるいは望んでいるとき、自分の中で合議制のようなプロセスが働くことがあります。合議制とは、前回このnoteでお話ししたように、「話し合いで妥協点(着地点)を見つけるようなプロセス」を指します。
合議制が全てのケースで悪いとは言いません。ただし、これは自分自身が理想を持ち、その理想に向かいたいという強い願望を抱きながらも、他人からの意見や社会の期待に影響され、その方向性を変えたり、妥協してしまう状態でもあります。
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この「内なる合議制」が働くと、純粋に自分の理想に意識をフォーカスすることが難しくなり、結果として「引き寄せのズレ」が生じます。
第2章: 引き寄せの法則とズレの発生
あらためて、引き寄せの法則とは、私たちの思考や感情が現実を引き寄せるという考え方です。
引き寄せの法則では、自分の感情や思考が現実に影響を与えます。しかし、単に「こうなりたい」と考えるだけではなく、その感情に深く関わっていることが重要です。例えば、嫌なことに対して心の中で強く抵抗していると、その感情が現実に影響を与え、嫌な出来事をさらに引き寄せてしまうことがあります。逆に、純粋に自分の理想に意識を集中することで、その理想が現実に現れやすくなります。
ここで重要なのが感情です。感情は無意識の反応として起こります。無意識はとてつもなくパワフルです。無意識に関しての記事はこちらを参照してくださいね。
例えば、あなたは嫌いな人に自然な笑顔を向けることはできるでしょうか?結構難しいんじゃないでしょうか?思考では「笑顔でいよう」と思うかもしれませんが、あなたの無意識では嫌悪感がそうすることを拒否します。その顔で、その人と接するわけです。この人と「仲良くしたい」と思考では考えていても、無意識が拒否している状態ならば、引き寄せられる現実は厳しいものになるのは当然、ですよね。
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「引き寄せの法則」と聞くと、良いことばかりが起こると思ってしまう人もいますが、実際にはそうではありません。例えば、何かトラブルに遭遇することがあったとしても、それは自分にとって必要な学びのプロセスだったり、もっと良い未来に繋がるための出来事だったりすることが多いのです。
第3章: 引き寄せのズレの具体例
例えば、あなたが理想の家を手に入れたいと思ったとしましょう。
その家を実際に見に行き、「これだ!」と思うのですが、家族や周りから「もっと広い家がいい」「立地が良くない」などの意見を浴び続けることで、やがてその意見を受け入れ、妥協することになります。おそらく、その時には家族との関係を良好に保ちたいという想いも同時にあるでしょう。そうすると、あなたが心に描く理想の家も、「これだ!」と思っていたものから少しずつズレていくことになります。
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そして、その家を見るために訪れた帰りにふらっと立ち寄った蕎麦屋で、たまたま他の物件の情報を見つけ、それが家族全員が満足するものであると気づきます。最終的には全員が一定の満足に至る家にたどり着くことになりますが、これは強くあなたが望んだ家ではないかもしれません。
これが、「引き寄せのズレ」が起こった一つの例です。
第4章: 理想に純粋にフォーカスする難しさ
自分だけの理想に対して純粋に意識をフォーカスできる人は、そのままその理想を引き寄せやすいです。世界で活躍するアスリートなどは、見事にその理想と現実を一致させていますし、とても運が良いと思えるような出会いも経験しています。
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あれは、思考と感情を高いレベルで理想の状態に描けているからこそ実現しているのです。
しかし、ほとんどの人は自分の理想と周りの人々の意見の間で調整を行うため、自分が引き寄せたいものと実際に目の前に現れるものにズレが生まれます。このズレは、他人と調整するプロセスで生まれたもので、決して悪いことではありません。
先の物件を探していて、ふらっと立ち寄った蕎麦屋で物件の情報を見つけるのは、見事にズレが起きた結果だと言えます。
純粋に引き寄せられるかどうかは、素直に理想を描けるかという自分の今のレベルによります。時折、自分の願望実現レベルがどのくらいのズレを持っているのか?というのは検証してみると良いと思います。
そして、多くの場合うまく引き寄せられない原因は、自分の感情状態をうまくコントロールできないことにありますので、いつも感情を素直に感じる感性を育てておくことは大切です。
感情を生き埋めにしないこと、が大切ですよ👇
第5章: 自分軸を持ち続けることの重要性
自分の本当に望んでいるものを見失わないようにすることが重要です。
合議制の中で他人の意見を取り入れることも大切ですが、最終的に自分が何を求めているのか、何が自分にとっての理想なのかをしっかりと把握することが必要です。そうすることで、引き寄せのズレを最小限にし、自分の理想により近い結果を引き寄せることができるでしょう。
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常に、自分の理想に立ち戻るということを習慣にすることが大切です。これを「意図をセットする」と言います。
第6章: 引き寄せのズレをポジティブに捉える
この「引き寄せのズレ」は、私たちの日常でもよく見られる現象です。誰かのために妥協することで、自分の理想が遠のいてしまうように感じることもありますが、そこで生まれた新たな道が意外にも素晴らしい結果をもたらすこともあります。
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先の物件を探す過程で、別の物件が見つかったエピソードのように、自分の思考の外側からもご縁がもたらされるという可能性を考慮しておいてください。
周りとのバランスを取りながら、自分の理想をしっかり見つめ直すことで、より満足のいく人生を引き寄せることができるはずです。
最後に
皆さんは、自分の理想を追い求める中で「引き寄せのズレ」を感じたことがありますか?その時、どのようにして自分の理想と周りとのバランスを取ってきましたか?ぜひ、コメントで教えてくださいね。