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0.日本の全ての鉄道に乗る話。
はじめに
初めまして,さとうです.
何をしているか簡単に一言で言うと,「日本の全ての鉄道に乗ろうとしている」人です.
このnoteは,そんな私の旅(?)の備忘録として初めてみました.
今回は第0章ということで,そもそも私の趣味とは何ぞやというところからお話していきたいと思います.
「鉄道完乗」とはなんぞや
このnoteのタイトルからもうお分かりかとは思いますが,改めて「完乗」と調べてみるとWikipediaではこのように定義されています.
完乗(かんじょう)とは、交通機関が営業する、全ての路線に乗車・搭乗する完全乗車の略語。 路線図・地図の塗り潰しになぞらえて、乗り潰しともいう。
この定義に則って私の趣味を表すと,「日本の鉄道完乗」すなわち「日本の全ての鉄道路線に乗ることを目指す」ということになります.
ところで,日本で「鉄道完乗」を目指す人はだいたいこの3パターンに分けられます.
①JR線の完乗を目指す
②JR・公営・私鉄(普通鉄道に限る)の完乗を目指す
③JR・公営・私鉄(軌道や鋼索鉄道も含む)の完乗を目指す
①はそのままの意味です.旅客営業を行っているJR6社の全線に乗ろうとする人たちのことです.
②はみなさんの想像する「鉄道」に全部乗ろうとする人たちのことです.
③についてはもう少し深堀りしてお話ししましょう.
詳しい説明は後回しにして,①は難易度が比較的低く(それでも10年近くかかるけどね!),③は難易度が最も高いと言えます.
この中で,さとうは③をやろうとしています.
「鉄道」とはなんぞや
哲学でしょうか,いいえ違います.
ここでちゃんと言葉の「定義」をしたいと思います.
そう,「鉄道」と「鉄道ではない乗り物」をはっきり区別しようというわけです.
ここでは,「鉄道要覧」という国交省の資料を基準に「鉄道」を定義したいと思います.
鉄道には大きく3つのジャンルがあります.それが,普通鉄道・軌道・鋼索鉄道です.
「普通鉄道」とは,いわゆる普通の電車・汽車です.新幹線や山手線,田舎のローカル線などがこれに該当します.
「軌道」とは,主に路面電車のことを指します.一部の地下鉄などもこれに該当します.
「鋼索鉄道」は,俗にいうケーブルカーのことです.ただしスキー場のロープウェイなどは含みません.
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分類は「軌道」
つまり,さとうは新幹線からケーブルカーに至るまで日本のすべての鉄道に乗ろうとしています.
我ながら何やってんだかと思います.
日本の全ての鉄道に乗るということ
さあ日本の鉄道に片っ端から乗るぞ!
来年あたりには全部乗れるかな??
なーんて,そう問屋が卸すわけもありません.
なぜなら,2023年1月末日時点で新幹線から路面電車に至るまで約3万kmの路線網が日本全国に張り巡らされているからです.
先程もちょろっとお話しましたが,まともに社会人・学生をやっている人が完乗を目指す場合,数年でどうにかこうにか……なりません.
数年であれば50%乗れるかどうかのラインです.
全線完乗には10年あるいはそれ以上の年月がかかるものなのです.
結論:日本の鉄道に全部乗ることは実質不可能
唐突に何を訳の分からないことを…と思われたでしょうか.
これにもちゃんと訳があります.
ちょっと記事が長くなってきたので,この話は次回にしましょう.