病気と趣味の両立
在宅酸素療法ってなんやねん
在宅酸素療法とはその名のとおり、おうちで酸素を吸える様にするものです。コロナ禍で一時期話題となっていましたが僕は気管と気管支がフツーの人よりも細く呼吸が上手に出来ません。さらに喘息に加えて心疾患も持っていてフツーの人よりも空気を溺れながら生活しています。1分〜2分くらい息を止めてみてください。相当苦しいはずです。それが僕の生きている世界らしいです(話が脱線していますが...)
酸素は病状の安定している患者さんがおうちでも酸素吸入が必要な人に対してドクターが処方するものです。人によって様々な酸素の使い方があります。
在宅酸素療法を行っている人は、「高度慢性呼吸不全(←これが一番多い。COPDとか間質性肺炎とかその他もろもろ)」、「慢性心不全」、「肺高血圧症」、「チアノーゼ型先天性心疾患」、「重度の群発頭痛」などなどの方が在宅酸素療法を行っています。僕の場合、あまり居ない人ですが、高度慢性呼吸不全と重度の群発頭痛で在宅酸素を行っています。酸素を吸うためには「経鼻カニューラ」や「酸素マスク」を使用します。よく医療ドラマで鼻にチューブ突っ込まれてたりするの見たことありますよね?あれです。
↓経鼻カニューラと酸素マスク
↓酸素の機械
このデッカい機械は「酸素濃縮装置」と言って、空気を吸い込んでそこから酸素を運んできます。その名も「ハイサンソ7R」です。僕の場合は安静時は1L、群発頭痛発作時は7Lもの酸素を使っています。(1分間に7Lの水が流れるって考えたら簡単だよ)大量の酸素を使うのでこんなデッカい機械を使っています。うちは元々もうちょっと小さい機械「ハイサンソ3R」を使っていましたが群発頭痛を機にデカいものになっちゃいました。因みに40kgあります...いい筋トレになります笑
↓酸素ボンベと呼吸同調器
外出時や酸素濃縮装置が使えない時は酸素ボンベを使います。歩いていたりする時ほど酸素を消費するので酸素を吸いつつ頑張って生きてます(?)。酸素ボンベの残量が無くなったらボンベを交換するの繰り返しです。また、酸素ボンベから永遠に酸素を流すとすぐに無くなってしまうので、鼻から息を吸ったときだけ酸素を出すという呼吸同調器を使用しています。息を吸うと「プシュッ」と鳴ります。たまに鼻が痛いです(( 簡単に言うと鼻に空気がプシュッって来ます。鼻をすするだけでもプシュッって来るんでたまにイラッて来ます笑
(まあ拒否った所で電源切らないと酸素送り続けてきやがるんでしょうがないです)因みに元々は帝人さんの酸素使ってましたが色々あって今は別の会社の方になってます。(前使ってたサンソセーバー5のほうが...)
動画→
とまあなんとなく在宅酸素について分かってくれたと思います...
在宅酸素療法と趣味の両立
(友人A)「酸素ってめんどくない?」
(俺氏)「めんどいわ!」
ということです。要するにめんどいんです!!
でもやっぱりしょうがないんです。酸素を吸わないと苦しくして気づいたら死んでるかもしれないんですよね〜。
実は僕、小中のときは体調が良くて酸素を使ってなかったんです!だからスポーツを思い切りやってました。でも高校生になってから体調を崩して在宅酸素が復活したという感じです。正直、酸素を持つということで学校はまだしも、ちょっとそこまでというお出かけが難しいです(たとえば名古屋の繁華街とか)。外へ出ることを躊躇うこともあります。正直思いついたらホイホイホイと色んなところ行ける方々がちょっぴり羨ましいです。だから趣味に使うことができる時間が限られていています。でも好きだから趣味を続けられるんです。
好きだから趣味をやれる
好きだから趣味に打ち込めるんです。ただ、他のマニアの方たちとちょっと違った視点でエレベーターを見ているかもしれません。
好きだから動ける原動力になるんです。学校も好きだから行けるんです(たまにサボります←)。だからどれだけ障がいがあってもどれだけ目の前に壁が立ち塞がっても各々の「好き!」を追求していけば良いと思います。病気が急性増悪したらやりたいこともやれなくなります。やりたいのに外にも出られません。見たいのに行きたいのにやりたいのにあーっていうことになる前に1分1秒大切にして趣味に打ち込んでいます。常にリスクを背負っていてもなんで続けられるのか。それは俺が好きだからです。
同じく在宅酸素をしている方へ
酸素を使っていて外へ出ることを躊躇う方もいるかとは思いますが、躊躇うのではなく、積極的に外へ出たり、趣味に打ち込んでください。今自分が本当にやりたいことをやって一度しかない人生を楽しみましょう!ただ、フツーの人より荷物が多くて、疲れやすいだけ!って思うだけでフツーの人と何も変わらないと感じていただき、少しでも元気付けられたらと思います。
言いたいことダーって書いてあって上手くまとめられてなくて意味不明なとこもありますがどうか許してクレメンス