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「予想はしてたけど、予想通りの結果すぎるわ」の巻

学校探しは、すっかり凪のなかにいる。
要するに、自分の思惑通りに何も進んでいないのだ。
かと言って、諦めようとは思いたくない。思えるわけがない。
けれど新一年生のリミットは近づいていて、先日「就学時健康診断」の案内が届いた。

そんな中、行きたくなくても地元の小学校に行かねばならぬ状況もある。その場合、一般級か個別支援級かを決めておかねばならない。
横浜市特別支援教育総合センター(特総センター)に行ってきた話をしよう。

特総センターとはなんぞや?
「うちの子一般級ですか?個別支援級ですか?」と悩んでる人に、「お子さんはこっちの方が良いと思います」と断言してくれる施設だ。
小学校見学の申込みの時でさえ「特総センターを先に行ってから来てください」なんて言われるお墨付きの場所だ。
親としては気分を害するけどな!

今の時点、ムスコが地元の小学校に行ったらと想像すると…個別支援級から始めた方が無難やろなぁと考えている。
マイペースに、自分の話したい事を話しまくるムスコ。
35人の児童を受け持った先生が、イチイチ相手してくれるはずがない。
この対応がムスコに合わなければ…年少の登園拒否リターンズとなるだろう。さすがに5歳やし、学習する部分もあるし、対応の仕方さえ間違わなければ問題ないのだが。

で、特総センターでのお話。
まず心理福祉士のおっちゃんと、家族3人で面談。
おっちゃんは優しくムスコに質問するが、ムスコは自分の話がしたく、逆にクイズを出し始める。
ははは…いつも通りの自分を出しとるわ、と親半笑い。

「学校ごっこするから、あっちの部屋に行こう」とおっちゃんと部屋を出た。大人の指示がどれくらい通るかなどを見るようだ。
その後、個室に行き知能検査をするとのこと。
その結果を元に、ムスコの判定をしてくれるようだ。

2~30分待って、ドタドタドタとムスコが帰って来た。
椅子にモチのように伸び切って寝そべっている。
「これは、何かあったなぁ〜(アカンかったパターンや)」と両親は即座に感じた。後から入室してきたおっちゃんは、ムスコの2~30分間の出来事を教えてくれた。

大人の指示は聞く力はあるが、他の事に気が散って集中できなかったそうだ。知能検査も4歳辺りまでの項目は順調で、5歳辺りから崩れたとのこと。夫が「何か途中で無理やり中断したりしませんでしたか?」と聞いた所、紐にビーズを通す作業は制限時間があって、途中で打ち切ったらしい。

「たぶん、それー!」と夫婦は心の中で叫んだ。

最後までやり遂げたいムスコは、他者に無理やり止められるのは悲しかったやろな。信頼関係があれば何とかなるが、初対面は心折れたと思う。その後「自分の名前書けるかな?」とか「好きな絵を描いてみて」は一切拒否したとのこと。

結論として、おっちゃんは「最初は個別支援級からが良いのでないでしょうか」と判断した。両親も「やっぱ、そう?」て感じで、帰路についた。

いつも通りの自分を出したムスコ。ある意味すごい。
私やったら猫被って、良い子を演じてたわ。
珍しく何回もトイレに行ってたのは、もしかしたら緊張してたのかもしれない。
お前はお前らしく、生きていってくれ。母はそう願う。








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