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「4月15日(木)のこと」

881.おぉ、木曜日か。最近6時前に目が覚める。夫より早く起きるなんて久々だ。
882.今日は一旦ムスコを幼稚園へ行かせてから、10:40に迎えに行き、そのまま療育センターへ連れて行くミッションがある。
883.いつも通りの朝を過ごし、バス停へ行く。今日は何分遅れてくるかなぁ、なんて気を抜いていたらほぼ定時にバスが来た!合わせてきたな!やるな!
884.まさか誰も定時に来るとは思っていなかった。1人まだ来てない。遠くからチャリンコが滑り込んで来て、全員揃って行ってらっしゃい!となった。明日から定時に集まろう、とみな心に誓った。
885.一旦家に戻り、風呂を洗い、まだ10時前だった。行く途中にドンキ寄れるかも?と少し早めに家を出た。今日は自転車で行く!
886.自転車に乗り始め違和感。漕ぐ度に聞いたことのない音がした。自転車を止め後輪を見ると、タイヤがペタンコになっとるがな〜。
887.最近いつ乗った?先週木曜に乗ったな。週末、夫が空気入れてくれていたはず〜、はずなのに空気抜けてる。パンクなのか?栓がゆるくて空気抜けた?
888.走りながら現状を考え、自転車屋へ行くべきか?途中で引き返すべきか?を逡巡し、結局のところ根性で乗り切ることにした。
889.重いペダルを漕ぎ、目的地(療育センター)へ到着。歩いて5分の幼稚園へ向かう。駐輪場には沢山の自転車。今日は年中さんが懇談会のはず。
890.園庭に入り、ムスコの元へ。今日は動物当番でクラスの子達とお掃除しているとのこと。動物小屋に向かう途中、ムスコがリュック背負ってスタンバっていた。そしてテンションMAXでどっかに行ってしまった…どこ行くねん!?
891.担任の先生に迎えに来たことを告げる。先生からムスコの様子を聞かせてもらったところ「今日、ボクぴーす行くからね。早く帰るんだ。」とみんなに伝えていたそうだ。ちゃんと理解していてくれて嬉しいよ。
892.療育センターに行く途中、年少のお迎えに来たお母さん達にしきりに話しかけ、テンションが上がりまくってる。それを制御しながら療育センターに連れて行くだけで、ドッと疲れた。急いでる時は、落ち着いてくれ〜と思う。
893.センターに着き、前回の部屋に入る。今日も母子分離。母達は説明会の続き。ムスコは遊びとすこしの「おべんきょう」をするらしい。
894.ざっくり言うとココは、とても整っている。静かだし、優しいし、丁寧だし、こんな環境なら困り事がある子達は、生きやすいのかもしれない。でも現実はデコボコ道なのだ。ムスコはどっちの道を歩きたいのだろう。
895.それが知りたいから、今ここにいる。親が子の可能性を狭めてはいないか?5歳児だけど、自分の生きたい方を選んで欲しい。親はサポートに徹する。こう生きろ!とは言わない。こんな生き方もあるよ、くらいは言うけど。
896.説明も終わり、教室へ迎えに行く。廊下でデジカメの動画を見せながら、担任が今日の様子を教えてくれた。相変わらず好奇心が旺盛のようだ。落ち着きなくやってたようだ。他の子にも話しかけていた。いつも通りの自分でいらっしゃる。
897.ただ帰る時に気になった事が…。帰りの挨拶も拒否、階段も自分で降りず私にしがみつく、靴箱に着いても靴を投げ飛ばした。別に機嫌が悪い様子もない。どうしたの?ちゃんとやってよ、と言いたかった。
898.ガッと喝を入れれば、親の思惑通りになる。けど、今は何となく違う。ムスコがセンターの大人を試しているように思えた。どこまで自分を受け入れてくれているか、怒らずにいれるかを知りたいのかもしれない。
899.何となくここは口を出さずにいよう、と先に玄関を出た。「お母さん先に外で待ってるから」と。私もセンターの人の出方を知りたい。今日の所は、まだ信頼関係に至ってないように思う。ムスコと対等の関係、ここポイントかも。
900.帰りも空気の抜けた自転車で帰る。段差を乗り越える度、お尻に衝撃が走る。今日はホント疲れた。

付録


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