おすすめ英語絵本② Don't forget the bacon!
おすすめ①に続き今回のおすすめは " Don't forget the bacon!" 。この本は、お母さんにお買い物を頼まれた男の子が、買い物かごをもって飼い犬とともに出かけます。頭の中で買うものを唱えながら買い物に行くんだけど、途中に色々な物を見て、どんどん頭の中の買い物メモが書き換わっていくというもの。
"Six farm eggs, a cake for tea, a pound of pears, and don't forget the bacon." だったのが、おばさまたちの足を見て、six farm eggs(とれたての卵を6つ)がsix fat legs(太い足6本…ひどい!)に。マントを付けて遊んでいる子どもを見て、a cake for tea(お茶用のケーキ)がa cape for me(僕が遊ぶマント)に代わり、お店に積まれた椅子を見て、a pounds of pears(洋ナシを1パウンド)が a flight of stairs(一続きの階段?日本語で分かりやすくどう訳すのかな)に。最初の3つを間違えても、彼はまだ Don't forget the beacon!とベーコンを覚えています。
" six cloth pegs, a rake for leaves, a flight of chairs and don't forget the bacon!" と変わってしまった買い物リスト。またまたどんどん変わっていく。卵から足に変わった一つ目は、干された洗濯物をみて、Six cloth pegs(洗濯ばさみ6つ)に。落ち葉を鋤で掃いている老人をみて、a capeはa rake for leaves(葉を集める鋤)に代わり、お店に積まれた椅子を見て、a flight of stairsは a pile of chairs(椅子の山)に代わってしまう。それでも、彼はまだまだ最後のベーコンだけは覚えています。
で、市場にいった男の子は売られているものを見て、「あ、卵とケーキと洋ナシだった!!」と思い出します。いそいそと家に帰った男の子ですが、なんと最後まで正確に覚えていたベーコンだけ忘れてしまうんです。なんとも他愛無いお話なんだけど、読んでいて気付いた人が多いと思うんですが、上記で太字にした部分がRhym(韻を踏む)になっているんですよね。読んでいると、rhymが多くてすごくテンポが良いし、男の子がいろんなものをどんどん間違えるのが子どもも面白いみたい。何回も読むうちに、男の子が何かを間違えるたびに、ちがうちがう~!と子どもから突っ込みがはいります。
内容的には3歳くらいからはちゃんと理解して楽しめるかな?
Don't forget the bacon!
著, イラスト:Pat Hutchins
出版社 : Greenwillow Books
発行:1989年
https://www.amazon.co.jp/Dont-Forget-Bacon-Pat-Hutchins/dp/0688087434