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産まれたヨ!出産レポート

2017年10月、男の子を出産しました。

そのときの出産レポ。時系列でダラダラ書いていきます。

10/10 5:30
腹痛で起床。そこまで痛くなかったので2度寝

6:30
お腹空きすぎて起床。まだ腹痛があったので陣痛アプリを起動。このとき陣痛間隔は6〜30分とバラバラ。とりあえず力をつけねば!と家族に内緒で冷凍庫にあった仙台お取り寄せ牛タンを焼いて食べる(怒られ案件)

10:00
陣痛が5〜8分と間隔バラバラ、だけど短くなってくる。

11:00
病院に電話→「1時間後にまた電話してください」と指示される。

12:40
規則的になったけど15分間隔に。病院に電話→「10分間隔になったら電話してください」と指示あり。ここで、入院くるか?!と今の今まで気を張っていた母が「10分間隔になったら起こして」と伝言を残して寝る(笑)

14:30
陣痛は12分間隔。痛みは生理痛くらいで、度合いは最初から変わらず。その代わり(?)、2日前から出てた腰痛の痛みが増す。動いてなくてもズキズキ痛い。

15:00
横になりたいけど寝ると陣痛が遠のくらしいので我慢。ソフロロジー式イメージトレーニングのCDを聞いて時間をつぶす。陣痛間隔が20分に伸びる。あれ??

17:00
陣痛間隔が9分になった!と、思ったらその次が24分後…こりゃもう今日はこないなと思いふて寝する(笑)

18:00
ふて寝したとたん、陣痛間隔が8分に(笑)。病院に連絡して入院へ。関東にいる夫へ連絡(到着まで早くて6時間かかる距離)

18:30
内診。子宮口は3センチだが、その割に赤ちゃんの頭は出てきているらしい。NSTをするときに「富士山登山に例えると今は入り口だから」と、助産師さんに励まされる(?)。まじかー。

19:00
陣痛間隔が10分以上に。あれ??もしかして家に返されちゃうΣ('◉⌓◉’)?!でも、助産師さんいわく、そういうこともあるそうなので、とりあえず入院続行。

19:30
ペットボトルの水を飲もうと100均で購入したペットボトルキャップ(ストローのやつ)を付けようとするが形が合わず使えない。(持ってきたペットボトルは550ml、キャップは350〜500ml用だったためと推測される)。母に「こういう物は事前にチェックしとくべき」と軽く説教されイラッとする。

21:00
陣痛間隔が戻ってくる(7〜9分)。間隔は短くならないが痛みは増してるのが謎。痛みが生理痛から腰を打撃される感じに変化。ここで母が新調したデジカメで出産前のお腹を撮ろうとするが、電池が切れていることが発覚、一旦帰宅する。さっきまで事前チェックを怠るなとか言ってた本人がこの体たらく…まぁ、産まれる前に気づいて良かった!そしてお腹は撮り忘れられることとなる。

22:00
再度NST。つけると何故が陣痛間隔が伸びる(笑) 陣痛がくると赤ちゃんの心拍数が上がる(160台)のに、陣痛が進むにつれて、赤ちゃんの心拍数が下がる(100台)パターンも出てきて焦る。痛みが腰を引きちぎられるようなものに変化。

23:00
内診。子宮口が5㎝、陣痛間隔が長い割に開いているらしい。一応順調とのこと。助産師さんいわく、夜は赤ちゃんがお母さんを休ませようと陣痛の痛みを抑えたり間隔を長くしようとすることがあるらしい。我が子よ…!!

23:30
陣痛の間隔は短くならないものの、痛みは徐々に増している感じがする。腰の痛みも。これは赤ちゃんが下がってきているせいらしい。

10/11 0:30
旦那到着。

1:00
痛みが腰をグオッと引きちぎられる感覚に変化。でも陣痛の間隔は短かくならず。子宮口が開いたとしても陣痛の間隔が短かくならないと分娩には至らないとのこと。

2:00
陣痛が間延びしていて、このままだと陣痛が立ち消えしてしまう可能性があるので、体を休めるために寝るようにと指示あり。ここから朝方までの間、陣痛の合間はウトウトするようになる。

2:30
先生の診察(エコー検査)。赤ちゃんが子宮口を頭でグリグリしている様子が見えた。出ようと頑張っているらしく、私も頑張らねば!と強く思う。検査の結果、赤ちゃんの首にへその緒が一周巻きついていることが判明。陣痛時に心拍数が一時的に下がるのはそれが原因らしい。心拍数はすぐ元に戻るので、現時点では自然分娩をする予定だが、戻らない事があれば緊急帝王切開になると伝えられる。帝王切開の場合も考慮して、心電図、レントゲン、採血を行う。
出産する以上、頭の片隅にあったとはいえ、急に帝王切開が現実味を帯びてきて動揺。しかも丁度その時、隣の陣痛室の妊婦さんの帝王切開が決定したようで、カーテン越しに先生による帝王切開に関する詳細な説明が聞こえてくる。その生々しさにSAN値減少。加えて、限度額適用証明の申請を忘れていたことに気づき(費用…!)、SAN値はさらに減少。2つの意味で帝王切開は避けたいと強く思う。

※ここから時間不明
半分寝つつの陣痛だったため、4〜5分間隔だった陣痛が10分間隔に戻る。しかし痛みは増している。ここで旦那が腰をさすってくれるが、逆に痛くてイラッ☆。色々試した結果、手を置いて動かさず支えるようにしてもらうのが一番だった。以降、陣痛が起こる度に、旦那は後で登場するテニスボールとともにこのサポートをしてくれたのだった(マジ感謝!!)。

体力消耗が激しかったので、陣痛の合間に何故か母が持参していた千疋屋のゼリーを食べる。自力では食べられないので、母にスプーンで一口ずつ食べさせてもらう。が、数時間後に嘔吐し全て戻してしまう。千疋屋のゼリー…めっちゃ勿体なかった。
朝食も出たけど流石に食べられず。りんごジュースだけちびちび飲む。

陣痛室の窓から陽の光が差す。おそらく朝方。内診で子宮口は5〜6㎝、前回(昨夜の23時頃)から変わっていない( ;∀;) 寝ると進まないって本当だったんだな…と実感。ここからは寝ずに踏ん張らねば!…が、陣痛の合間は気持ちが緩んでまぶたが閉じそうになることがしばしば。水を飲んだり自分の頬を叩いたりして意識を飛ばさないようにしていた。地味につらい。

この時の私は風邪が治りかけの状態で、体調は悪くなかったものの鼻づまりが酷かった。そのため鼻から息ができず、口呼吸のみという縛りプレイならぬ縛り出産を強いられていた。陣痛時は口を全開にして喉がめっちゃ乾く。陣痛の波がきて落ち着くと口内と喉がカラカラに。喉を潤すために水分補給が欠かせない。お腹たぷたぷ。
陣痛がきている時は助産師さんから「鼻で息吸って〜口で吐いて〜」と指示されるが、もちろんできるわけがなく。「すいません、自分風邪で鼻呼吸できないんです…」と言いたいが陣痛でいっぱいいっぱいなので言うことができず。傍目から見ると助産師さんの指示をことごとく無視する妊婦と化していた。

陣痛の痛みでそれどころではなかったが、助産師さんに促されてトイレに行く。パンツを降ろしたら、パットに大量の血がベットリ付いてて焦る。慌てて助産師さんに言ったら、「おしるしですね」と言われた。えっ、おしるしってこんなに大量の血が出るの?!てか、このタイミングでおしるしって…。おしるしとは一体。
トイレに行って膀胱が萎んだおかげか(?)子宮口が広がったらしい。そんなことってあるんですね。

子宮口の大きさは8cmに。痛みを内に留めておくことができず、身悶えしないと痛みを逃せられないようになってきた。陣痛時に胎児の心拍数が低下するのは変わらず。ピッピッと聞こえてくる心拍音から「いま赤ちゃんに酸素送らないとマズイ!」と呼吸に集中することと、「痛みは子どもに会うために必要なもの」と言い聞かせることでなんとか耐えている状態。
この時の私は、NSTの画面を見る余裕がなかったので知らなかったけど、胎児の心拍数が40台まで落ち込むことがあり旦那と母は気が気じゃなかったらしい。

陣痛の痛みと並行して、いきみ逃しが辛くなってくる。子宮口は全開にならないわいきみ逃しは辛いわでメンタルはボロボロ。そんな時、ある助産師さんから「多少はいきんでも大丈夫ですよ。」と言われて気持ちが軽くなる。そのおかげか子宮口が9.5㎝に。(余談だが、その助産師さんが某とうらぶの某刀剣男士と同じ名前で密かにテンション上がった/笑)

子宮口は広がったが全開にはならず。0.5㎝くらい大目に見てほしい。ここで再びトイレタイム。しかし陣痛の痛みでトイレに行くどころではないのでベットで尿瓶を使ってすることに。。そしたら子宮口は全開。私の膀胱、どんだけ膨らんでいたんだか…。

13:30
分娩室に入る。分娩室に入ったらいきんでよいらしいが、それを知らず分娩台の上でしばらくの間いきみ逃しをしていた妊婦は私です。赤ちゃんの心拍数の一時低下が激しいらしく、分娩室からは酸素マスクが投入される。汗が大量に出ていたのでマスクがズレるズレる。逆に息苦しい。ホントに酸素増してる??と疑いながらいきんでた。でも、酸素マスクが気になりすぎたおかげで、陣痛と陣痛の間に気を失うことなく意識は保てていた(この時点で体力が尽きていたので、気を抜くとブラックアウトしそうになるくらい意識が朦朧としていました)。

また、陣痛の度に助産師さんから「順調ですよ!」「その調子!」「上手くいきめてますよ!」と言われてたが、その割には赤ちゃんがなかなか出てこず。当時は「そうか順調なんだ」と素直に思っていたけど、最終的に分娩が2時間以上かかったので、あれは助産師さんの私を励ますためのリップサービスだったのではと今は思っている。

お産の終盤、股に何かが挟まってる感覚あり。赤ちゃんの頭が出てきたらしい。アレな例えだけど、ウ○チが出てきそうで出てこない時の感覚に似てる。力を緩めると引っ込みそうでヒヤヒヤする。頭がマックスだと思っていたけど肩が最難関だった。
陣痛と陣痛の間は、助産師さんが膣を広げている感覚あり。結構グイグイ広げてたから、「もしかしたら会陰切開ないかも!?」と期待。が、結局は切られることに。麻酔のおかげか全然痛くない。陣痛の痛みと刃物で切られる痛みは別物だと思うので私的にはすごくありがたかった。

切開後、2〜3いきみで股の辺りにズルッという感覚があり。15:52、息子誕生。股から顔が正面向いて出てきたので、不意打ちびっくり。嬉しいよりも「えっ!?」という驚きの方が先にきた。へその緒を首に巻き、肩にたすき掛けして、さらには手に持って産まれてきた我が子の姿に「どんだけ…」と思ったのが最初の感想でした。

出産後は会陰切開の傷の縫合とカンガルーケア。縫合は皮膚が引っ張られる感じで痛いとかはなかった。カンガルーケアにて、我が子が胸でふにゃふにゃしてる姿をみて初めて「産まれたんだな…」と実感しました。

出産ハイライト
10:00 陣痛5~8分間隔(バラバラ)
12:40 陣痛15分間隔(規則的)
14:30 陣痛12分間隔
15:00 陣痛20分間隔
18:00 陣痛8分間隔、入院
18:30 子宮口3cm
19:00 陣痛10分間隔
21:00 陣痛7~9分間隔
23:00 子宮口5cm
???
13:30 分娩室入り
15:52 誕生

出産を終えて
まずは、無事に生まれて良かったです。自分は大丈夫だと根拠なく思っていたけれど、胎児が危なかったり、帝王切開の可能性が出てきたりと、ほんとお産は何があるかその時にならないと分かりませんね。最初の方はなんだかグダグダしていて、自分でも「なんだこれ」と思いましたが、でもそのおかげで病院にしっかり行く事もできたので、結果的に良かったのかなぁと。
あと、鼻づまりの中での出産はキツイです。私の出産のツラさの1/3くらいは鼻呼吸できないことにあったと思う。これから出産に挑む方は鼻の通りを良くするよう頑張ってください。
ちなみに、出産した息子はパーカーの紐やズボンの紐などを見つけたら一目散に寄って掴んでしゃぶり全力で遊ぶ赤ちゃんになりました。もしかして、首にへその緒が絡まったのはこの紐好きが原因では…。


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さち粉
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