続・シェアハウスに住む小学生。家庭訪問は非常識!?怒鳴り込んできたのは…
シェアハウスのようなところに住んでいる1年生のR君。医療ネグレクトがある上に保護者不在ということが発覚し、一時保護も見据えて、関係機関の方と一緒に家庭訪問に行くことになりました。
R君の住むシェアハウスに行き、シェアハウスの住人に確認したところ、どうやら入院は本当のようでした。
このような、長期間にわたって保護者不在という場合、児童相談所が一時保護をします。(というか普通は自分で預かってくれる所を探すべきなんですけど)
色々な手続きをするため、R君を一旦学校に連れてきました。すると入院中のはずのお父さんが怒鳴り込んできたのです。
「家庭訪問なんて非常識だ!もうあの家にいられない。学校を辞めさせる!」
あれ?お父さん入院中じゃ…??
このお父さん、とにかく嘘つき。
アレルギーの診断書も、持たせたと言いながら本当は病院受診すらしていなかったり。その他にも小さな嘘がたくさん重なり、私たちとしても何を信じていいのやら、という状況でした。
とりあえずこの日はお父さんが迎えに来たため、保護は取りやめに。ただ、住環境など、R君を取りまく問題はたくさん残っているため、後日行政など関係機関全てが集まる会議が持たれることとなりました。
R君親子の場合、お父さんが行政を嫌って支援を避けている部分もありますが、やはりその背景には様々な行政手続きの煩雑さが、支援を必要としている人々を遠ざけてしまう一因になっていると考えられます。
また、会議に参加しての所感として、色んな機関が噛んでいて、「これはどこがやります、あれはあそこが…」「◯◯の権限ではここまでしかできません」となり、とにかくややこしい!一番最悪なのが、この集団が会議なしに動けないということ。
事件は会議室で起きてんじゃねえ!現場で起きてるんだ!(゚Д゚)
と叫びたい気分でした。。
最近の虐待事件を見てもわかるように、たくさんの関係機関があると、責任の所在が不明になってしまいます。
窓口を一本化し、不要な会議を減らすことで、より迅速かつ質の高い支援に繋げることができるのではないでしょうか。
何より、働いてる側の負担も減らしてほしいし…(~_~;)
現場からは以上です(^^)/
(愛ちゃん先生)