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続・40代専業主婦が「ブラザーペナルティ」について考えたこと。

こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。

前回の記事で、「ブラザーペナルティ」について知ったことや、わたしがそれを体現しまくっている存在だ、ということについて書きました。

「ブラザーペナルティ」の影響は受けにくい家庭で育ったような気がする

母親と過ごした時間は圧倒的に父親より多いです。しかしそれは弟も同じ。父親は基本的に仕事をしていました。
母親は、性別役割について子どもに意識させることはなかったように思います。その辺はフラットに育てられたと思います。
女の子は学力はほどほどで…男の子は学歴至上主義!」のような思想は、我が家にはありませんでした。
(これがある場合は、より「ブラザーペナルティ」的な状態に陥りやすいことは想像に難くないです)
また、弟がいるから、と自らが女性らしくあろうと意識したかというと、これも全く考えたことなかったので、むしろこの説を読んで驚きました。

「ブラザーペナルティ」の影響を受けたとしたら、思い当たる点とは

しかし、現実は、このブラザーペナルティ論をド体現しているわたしです。

ひとつ思い当たることとしては、わたしの母親には伝統的な性別役割分業以外の価値観を子どもに教える術はなかったということです。
私の母は、伝統的な性別役割分業意識を子どもに植え付けようとは全く思っていなかったはずですが、結果的にそれを実践していたし、その状態しか経験がなく(母親の両親も同じ性別役割分業)、別の役割意識を子どもに植え付けることはできなかったとは思います。

わたしの中に潜在する「性別役割分業意識」

わたしの中にも、
「わたしのほうが家事は上手で効率的」
「わたしのほうが子育てが丁寧でよく考えている」
「わたしが家にいると家族運営は安定する」
「わたしは家族を支えるのが得意でうまい」
このような慢心と偏見があることは否定できません。
これらが「わたし=女性」と読み替えたら性別役割分業意識になります。

当然、わたし(そして夫・息子との組み合わせ)の場合にのみ該当する考えであって、これが一般化できるものとは考えていません。
わたしの母親も同じような感覚で子育てしていたことでしょう。
けれど、結果的にわたしには伝統的性別役割分業意識が潜在しているわけです。

親が子に与える影響とは「状態」ではないか

この現象をふまえると、子ども(ブラザーペナルティ論においては特に長女)に強く影響するのは、残念ながら、親の考え方の芯の部分より「状態」なのかもしれないと思いました。
そう思うと、今の自分の状態の子どもへの影響を考えてしまいます。

一方で、職業やライフスタイルは、本人の積極的な選択によるものでありますから、「ブラザーペナルティのせいで主婦になっちゃった」という安易な帰結はしたくないですし、この研究もそれは本意ではないだろうと考えます。

以上、40代専業主婦のわたしがブラザーペナルティについて考えたことでした。


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