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相棒20第4話「贈る言葉」感想

2年ぶりの陣川回!
「相棒」屈指の愛されキャラで、2年ぶり13回目の登場!
思えばレギュラー以外で歴代相棒全員と出会ってるのは雛子と瀬戸内と陣川君だけになったな…
前回の官房長といい、今回の陣川君、次回の亀山君臭わせといい、「相棒」の総決算が始まっている気がする。

【感想】
冒頭の酔っ払いながら"結婚に必要な3本の薔薇"を語るシーンが本当に好き。
"バランス"と"バラエティ"で期待させておいて最後は"バラバラの生活"と結婚式に相応しくない発言でズッコケさせるのが本当に陣川君って感じがして好き。
個人的にはスマートでカッコいいスピーチより、ちょっと失礼味があっても元気で明るくて笑って祝ってくれる陣川君のようなスピーチの方が好みかな〜。
ただし、残念ながらそのシーンがピークだった…

黒幕の宮森と被害者の相島に感情移入ができない。
宮森については鴫野っていうコミュ障クリエイターをスピーチ強強クリエイターに変えた事で、彼の名声が高まると共に自身と彼を同一化して賞賛に酔っていたんだと思う。
たけど鴫野が彼女のレールから外れだし、トドメは結婚で言った通りに動かなくなった。
言うなれば子供(鴫野)が自立したって事なんだけどそれを認められずに、それならばいっそ破滅させようとする思考が理解不能。
鴫野は陣川を紹介するくらいには宮森を信じてたんだから、そのままでいれば良かった。
相島についてはヤバいファンだよね。
バイブルと言えるほど、その作品に楽しませてもらいながら意に沿わぬ方向に行くと脅迫に走るって頭がオカシイオタク過ぎる。
鴫野は別にDWⅣを作るのを辞めたいと言ってるんじゃなくスグ辞めたいけどⅣを待つファンがいるから作品に向き合って頑張っているんだからそれで良いじゃないか。(情熱は失われたかもだけど
仮に自分も水谷さんか輿水さんが同じような形で「相棒」を降りたとしても、これまでの功は労いながら悲しみながら新作を楽しめよう応援するし、ファンってのはそうゆうものなんだと思ってる。

MVPは陣川君。
友人を信じて愚直に頑張る姿はイイネ!
冠城からもそこまで頑張る理由を聞かれても
「男の友情は永遠ですから」
とノータイムで答える姿は良き良きの良き。
その頑張りが実を結んで犯人の社長まで辿り着くという最高の成果を上げてくれるのも良い。
ただ鴫野はそこまで信じてくれてた陣川に独立を隠しっぱなしだったし、そもそもスマホを本当に落としていたかの確認は捜査一課がやるべき。
一応伊丹がイヤホン情報流出に気付いていたので、遅かれ早かれ社長真犯人説には辿り着いていたとは思うけどその頃には鴫野は死んでいたので落第。

【小ネタ&雑感】
・初コテマリの陣川リアクションカットすな
・陣川をしれっと冠城に押し付ける右京
・陣川出すなら捜査二課系の話をやれマジで
・仕事中に暇潰しでコンシューマーゲームできる特命係最高かよ
・DWに漂うバイオハザード感
・オッサン同士の熱いバックハグやめろ笑
・社長の顔芸ここに極まれり
・昔から変わらない陣川君好き…でも原田さんに高校生コスは流石に無理がある

【次回】
4年ぶりの池上脚本!
この人の物語は現代社会の嫌な部分を等身大で書くから好きなんだよね。
テーマとしては高齢者の親を持つ中年ニートと、行方不明の女学生とどっちも不穏な気配しかしない。
これは楽しみ。

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