「なかなか登れない!!」クライミングにおけるメンタル保持・修繕について私が行った事
どうもたごさくです。
今回は「もうRPは間近!登れそうなのになかなか登れない!シーズンを跨いじゃう!あああ!!跨いじゃった!!!!」みたいな時、メンタルの保持をどのようにしていたのかお話していきたいと思います。
簡単に言うと夏の過ごし方みたいな感覚で見ていただければ思います。
※今回タイトルの「クライミング」に関しては「フリークライミング」の事を指しております。
はじめに・・・
今年、目標として「5.13aを1本登る」というのを無事「太刀岡山のカリスマ」で達成したわけで、それが登れてしまうと自然と「もう2本目、、、3本目、、、」と欲をかいてしまうのは人間の性なんでしょうか。
「カリスマ」が終わった後に僕は小川山にある「エクセレントパワー
(5.13a)」というルートに着手しました。
なぜこのルートにしたかと言うとよく行く小川山のよくエリアにある13だからです。
※結論を言うと9月半ばに登ることができました。
このルートは日本で1番最初にできた5.13ルートとも知られており大変人気が高く、小川山13の登竜門的なルートです。
このエクセレントパワーはシルクロード(5.12c)とロッキーロード(5.12a)を繋げて登る40m以上あるルートです。
シルクロード、ロッキーロードのそれぞれはあまり時間かかることなく登ることが出来たのですが、すでにその2つが終わったのは6月中旬。
季節はもう梅雨の雰囲気すら感じてました。
敗北を味わった
「もうやるべきムーブはわかっている。あとはその二つを繋げるだけ」な状態だったのですが徐々に暑さも増し、梅雨に入ってくると岩も湿度でしっとりとした状態(言わばヌメッてる)になってきました。
それにより前回より下の部分で落ちてしまう。出来ていた事が出来なくなってしまう。
こんな辛い事はありませんでした。
仲間は「時期が悪いだけだよ」「コンディションが良くなればすぐ登れる」
そう言ってくれるのは凄いありがたいし嬉しかった。
でも同時に「このコンディションではお前はまだ登るにはまだ早い」とマラ岩から囁かれるかの様でした。
それでもそんなものに負けるものかと必死に食らいつきました。
だって本当に後繋げるだけなんだもん。
それでも出来ないものは出来ない。何ならどんどん出来なくなっていく。
流石にメンタルはもうボロボロでした。
クライミングをサボってる訳ではないのに出来ななくなるなんて辛い以外の何事でもなかった。
ここで一旦梅雨が明けるまではエクセレントパワーのトライを中止する事に
フリークライミング人生の初の「シーズンを越す」いわば「敗北」を味わう事になりました。
(今思うと今までそれだけ真面目にやってなかっただけなのかしれない)
ここから僕はメンタルの修復、保持する期間に突入する事になります。
次、戦える時までどうメンタルを修復・保持するのか?
次、戦える時=梅雨明け、夏明けを指します。
いろんなルートに触ろう!
自分はまだちゃんとフリークライミングを3年ほど。
絶対的に少ないのは「経験」です。
ボルダーもほぼやってないわけなのでいわば
技の引き出しが少なすぎるのです。
カリスマの時もそうでしたが色んなルートに触る事が大事です。
そこで良い低グレードのルートに触れる=引き出しを増やす事にしました。
「自分は登れるんだ。こんなに楽しいルートがあったんだ」
とクライミングの本質を失わない様にする事にしました。
つい目標のばかり打ち込んでいて大切なクライミングは楽しいという事を忘れてはいけません。
5.8でも楽しいのは楽しい!!というか登れれば全部楽しい!!笑
1つとして同じルートはないのだから!
場所によって岩質だって違う。手や足の使い方やボルトだって全部違います。
とにかく色んなルートを触りました。
スラブ、フェース、クラックいろんな物を触れば触るだけ自分の登りたいルートに必ず活かされていくはずです。
行く場所の決め方
とは言いつつもどこにいけば良いのか選択するのは難しい・・・
行った事ないとこに行くのってなかなか大変ですよね。
そこで自分が行ったのはパートナーが行きたいエリアに行く事です。
パッと聞くと他力本願に聞こえてしまいますが、
ええそうです他力本願です。
ただそう言う機会だからこそ出会えるルートもあります。
それにそのパートナーはハイシーズンになったら自分の本気トライのためにビレイしていただける訳でございます。
そんな僕の本気トライに付き合ってくださるなら、その方がやりたいルートに本気でビレイするに決まっている。
※ちなみに僕はエクセレントパワー登るためにたくさんの人たちにビレイしてもらいました。
ここから先は有料記事とさせていただきます。特段、何か大発見があるわけではありません。ただ岩を登る1人の男の記録としてご覧になっていただければ幸いです。
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