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TSUTAYAに自転車こいで1本420円で見ていたゴシップガールが、今やNetflixで見放題な件について思うことを正直に語る・・・

去年まで本当にたくさんの国に旅行をした。ここ1〜2年の間だけでも、マルタ共和国、NY、パリ、ハワイ、ドバイ、マレーシア、韓国。

初めて海外旅行や海外ドラマに興味を持つようになったのは、確か高校2年生の頃だった。高校の文化祭で年下のクラスの子たちが、ハイスクール・ミュージカルの劇をやっていたのだ。

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♪ハイスクール・ミュージカル〜〜〜〜って曲と明るくなるようなダンスにあっという間に夢中になって、家帰ってから速攻そのドラマについて調べまくったのを覚えている。(本当はだめだけど)どうにかして無料でネット配信を見られないか検索しまくったり、英語版wikipediaで出演している俳優女優のプロフィールを読みまくったり、画像検索して待受け設定したりしていた。


でもどうがんばっても無料で動画を見られる場所がなかったかもしくは画質が荒すぎたので、やむを得ずTSUTAYAに行ってDVDを借りることにした。たしか初めて行ったときは1話目はレンタル中になっていて借りることができず・・・高校生でお金もなかったのでまたチャリを漕いで家まで帰ったような。笑

今みたいにネット配信なんてなかったからねwネットでお目当ての作品がレンタル可能かどうかを知る術もなかったので、行ってみるしかなったのだ。笑

そしてようやく返却されていて借りれるとなったとき、まとめて借りて一気に視聴した。あっという間にアメリカドラマの世界の虜になった。縦長のロッカー、日本のように髪色や服装の拘束なんてない、いろんな人種の生徒がいる、男はバスケ化アメフト、女の子はチアガールが人気、ブロンドヘア女子も人気。

作中に出てくるテーマソングのMVが、公式で高画質バージョンが投稿されていた↓↓↓

https://youtu.be/DykVJl6wr_4

もちろん事実と違う脚色はあれど、海外ドラマからアメリカと日本の文化の違い、独特の言い回しなどをたくさん知った。国が違えばこんなにも当たり前が違うんだなとも思ったし、見てるだけじゃなく実際に行ってみたいと思った。

ハイスクール・ミュージカルでは、主人公の彼氏に気があるブロンド美女を演じているアシュレイ・ティスデイルのことが大好きになって、YouTubeで彼女の歌手活動しているMVを何度も何度も見ていた。この動画が公開されたのも10年まえだったのか。。。(わたしが見たのは公開されてから3年後くらいだったけど)

https://youtu.be/gVzgZz2hapE


アメリカにはBS放送のようなディズニー・チャンネルというのが存在していて、永遠にディズニー関連のアニメや音楽が流れているというのもそのときに知った。ハイスクール・ミュージカルもディズニー・チャンネルの作品の1つだ。いつか契約してみてみたいなあと思っていたが、今ではディズニー・チャンネルも動画配信サイトで月額制に見れるとのことですばらしい世の中になったな・・・笑


ハイスクール・ミュージカルの作品は3までなので、それを見終わったあとももっともっと違う世界の映像に触れたいと思ったわたしは、いろいろ検索しているうちにゴシップガールという作品の存在を知ることになる。ここからがTSUTAYAに貢ぎまくる毎日の始まりだとは知らずに。笑

ゴシップガールとはNY在住の金持ち高校生の物語で、高校生とは思えないようなパーティーや親の仕事のこと、リムジン通学などとんでもない映像がたくさん出てきてこれまたおもしろい。ファッションやお家の内装を見るだけでもテンションが上がること間違いなし。

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とはいえなぜTSUTAYAに貢ぎまくっていたのかというと、ゴシップガールはシーズン6まである大作で、各シーズンは20話以上あるのかな。なので全部で100話以上である・・・w

レンタルでは2話が1本のDVDもなのだが、だいたい1シーズンは10〜12本なので、420円×12=約5,000円。5,000円×6シーズン=30,000円。高校から大学社会人にかけて、全て見終わるのに3万円も貢いでいたことになるのだ。笑
しかも返却日に間に合わなかったことは1度や2度じゃないからもっと払っている。


でも今やゴシップガールは全シリーズがNetflixやHuluといった配信サイトで、月額たったの1,000円ほどで見ることができる。これを見つけてしまったときは賞式衝撃がやばかった。笑

レンタルスタート日にはわざわざ電車代を払ってTSUTAYAまで行ったにもかかわらず、全部借りられていて続きが見られないというもどかしさ。延滞してしまってどうしよう!!!と焦りながら寝不足になって見まくった思い出。

動画配信サイトはすべての悩みを解決することができる。順番待ちなんてない。誰かがディスクを傷つけたせいで、途中で飛んでるなんてこともない。交通費もかからない。


だけど!!!これだけの苦労をしてみた作品だったからこそ、わたしはこれだけ海外に興味を持つようになったのかもしれない。実際に行って自分の目で確かめて見たいと思い、たった一人で12時間以上のフライトでニューヨークに行くという決心もできたのかもしれない。

もしわたしが高校生大学生のときに動画配信サイトがあったら、1つひとつの映像価値も低く見てしまい、ここまでの感動に突き動かされた行動量はなかったのかもしれない。


そうおもうと便利になった反面失われたものもあって、でも時代の流れに抗うことはできないのはなんだかおもしろい。もちろんあらゆる情報や作品に触れやすくなったことで確実に視野は広がるけれど、それを手に入れるまでの大変さがあるほどに感動も覚えやすくなるのだと思う。


2020年。ゴシップガールを改めて見直して見ようと思いNetflixで見始めた。忘れているシーンもたくさんあったし、2回目見ることで人間関係もよりわかってきた。だけど途中でやめてしまった・・・作品自体が長いのもあるけれど、それ以上にいつでも見れるからわざわざ2回目の作品じゃなくてもと思ってしまった。

人はいつでもできると思うとなかなか行動できない。これは新たな時代の映像作品にとって、大きな大きな壁なのかもしれない。


PS.

この記事を書くにあたり、ゴシップガールについて再び調べていたら、2019年7月に8年後の世界を描く作品を製作中だそうで・・・!非常に楽しみ。

SNSの監視下に置かれる現在のティーンというテーマの作品になるらしい!!!

https://spur.hpplus.jp/culture/celebritynews/201907/19/M2KSZUk/

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