【創作大賞今さら感想】みなさんの作品を紹介させて下さい!3『レスポワールで会いましょう』
ここ最近、豪雨だの、雷だの、なんだかすごいですね(>_<)
来週にはまた台風がくるようですが、これを何回か繰り返したら、涼しくなるのかな。
早く秋になあれ(*´Д`)
さてさて、相変わらず時間が取れない毎日が続いております。夏は忙しい。
ホントにホントに早く秋になあれ(*´Д`)
さて、今回紹介させていただく作品はこちら! じゃん!٩( ''ω'' )و
一の月さんの書かれた『レスポワールで会いましょう』です。
ずっと読みたかったんですよ~! やっと全話読めました。遅くなりまして申し訳ないです💦
トラブルに巻き込まれてしまった不運な主人公。
彼女はなにも悪くない。一方的な被害者なのです。
それなのに、世間は白い目で見てくるのです。
そこでふと思い出したのは、かつてわたしが文章サークルでお世話になったメンバー(女性)に聞いた古い話。
彼女の学生時代の友人が、何者かによって殺されてしまったのです(実話です)。
殺され方は残虐でした。
手首を切り落とされ、身体にも多数の刺し傷が。
そのため、警察は「怨恨による犯行」と狙いを定め、マスコミもそのように報道したのです。
憶測が飛び交いました。
時代はまだ昭和。その頃はコンプライアンスなんて言葉どころか、概念もなかった。
怨恨によって若い女性が殺された。
彼女は新婚だった。
ということは、犯人は男性か。
フラれた元カレか。
いや、彼女を逆恨みした不倫相手か。
世間の噂はどんどん一人歩きします。
新婚なのに不倫していたふしだらな女が殺された。
そう囁く人たちの顔は、なぜか嬉しそうなのです。
実はここに、なんとも不可思議な心理が働いているのです。
「ふしだらな女だから殺されても当たり前」
↓
「自分はまっとうに生きているのだから安全だ」
殺された女性と、自分との間に境界線を引こうとするのです。
もし、殺された女性になんの落ち度もなく、不運なだけだったとしたら、明日は我が身かもしれません。
けれどもそんなことを考えたら、自分がおちおち寝ていられないのです。
だから線を引きます。殺されたのは本人が悪かったから。自分はなにも悪いことなどしていないのだから、安心して大丈夫だと。
結果的に、落ち度もなく運が悪くて殺されてしまった人を、よく知りもしない第三者たちが集団で叩くことになるのです。
なんて醜いのでしょう。
なんて悲しいのでしょう。
人は、弱っている人に無償で優しくできるという美しい一面を持ちながら、無関係の人に対してこんな残酷なことをしてしまう。無意識のうちに。
この「無意識」が一番恐ろしいことです。
こちらの小説を読みながら、そんなことを思い出し、心が痛みました。
もし自分がこの小説に出てくる主人公の身近な人物だったら、どのように行動するだろうか。
ふとそんなことを考えました。
無責任に飛び交うもっともらしい噂を、うのみにしないように気をつけなくてはいけない。
あらためてそのように思いました。
話が本筋からちょっと逸れたかな。ごめんなさい(>_<)
そんなわけで、一の月さんの書かれた『レスポワールで会いましょう』を勝手にご紹介させていただきました!
心理描写がとても巧みなので、主人公や登場人物たちについ感情移入してしまうこと請け合いですよ~!(@^^)/~~~
追記:
ひとつ、忘れてました💦
一の月さん、こちらが初めての小説だそうで・・・💦
天才か!