【デュエプレ】決めろ!エクストラウィン!トリーヴァグレイトフル・ライフwith Jイレブン


はじめまして。アイアント109と言います。今回ガイアールオウドラゴンカップNDにて初めて目標であった最終レジェンドを達成できたので、振り返りと言う意味も込めて記事を書くことにしました。既に新弾のPVも公開され続々と新カードが公開されており環境の変化が近づいていますが、何かの役に立てばと思います。


1.デッキ選択の経緯

直近でナーフ・DP殿堂が施行された10月31日、私の手元には10000DMポイントがありました。そして私の中では2つ選択肢がありました。《デストラーデ》を生成して【トリーヴァグレイトフルライフ】を作るか《ボルバルザーク・エクス》を生成して【Nエクス】を作るかです。

どっちを
選ぶ?

悩んだ結果《デストラーデ》を生成することにしました。【Nエクス】の役割対象の【MRC】が殿堂の影響で弱体化すると考えていたのと単純に【トリーヴァグレイトフルライフ】をめちゃくちゃ使ってみたかったからと言うのが理由です。

2.構築の変遷

なるべくテンプレっぽく

そしてTwitterなどでリストを探しそれらを参考にして作ったのが上のリストです。この時点でも中々に強かったのですがここで一つ壁にぶち当たります。

本当にホーガンがイチバンか?

このデッキどうやって最速ラストストームに勝てば良いんだ…? 

当時は【Nエクス】のサブプランとして最速ラストストームが人気で殿堂直後ということもあり試している人とよく当たりました。除去手段を《サーファー》のバウンスと《コルテオ》のタップキルに依存している上に、《ブーストグレンオー》で《ケロディ》を除去しても遅延にしかなりません。先攻で最速ムーブをされたらもう何もできずに負けていました。間に合いそうな除去札も《リーフストームトラップ》くらいしかなくサーチ手段も無くデッキとあまり噛み合っても無いカードに頼るのは不安定と言わざるを得ず何か他に良いカードが無いものかと探していました。
そして見つけます。あのカードを。

MVP

《ラストストーム》の返しに《Jイレブン》出せたらまぁまぁ勝てないか?

よくよく考えなくてもご都合ではあるのですが《リップル》によってサーチができる分除去札を素引きするよりはまだ行けるだろうと言う思いを胸に《Jイレブン》の採用に踏み切りました。ここで気になるのが探索の濁りですが《Jイレブン》は1枚しか入れないためある程度濁りも許容できること、主に持ってきたい《デストラーデ》と《グレイトフルライフ》は共に4積みであるため素引きできていることが多いことを理由に多少の濁りは問題ないと言う判断を下しました。

思ったよりNを使わなかったのでその枠を割いた

この《Jイレブン》の採用によって最速ラストストームに多少なりとも抗えるようになりましたが、それ以上に横並べしがちなデッキが多いNDの環境において《Jイレブン》が死ぬほど刺さっているという気づきを得ました。(【Nエクス】が《アンタッチャブルビート》の形を取るようになり最速ラストストームには終盤はほとんど当たらなくなっていた)

そしてしばらくこのリストを回していて気になる点が4つ出てきました。
1.《ガガアルカディアス》を採用していないので《コロリン》の役割が薄く使いづらい。
2.《グレイトフルライフ》の進化元になれる緑のトリガーが欲しい。
3.個々のカードパワーはそれほどでは無いため初動ブーストが死ぬほど大事。
4.《マティーニ》マジで使わん。
この4点です。

これらを踏まえた上で最終的なデッキリストはこうなりました。

初動12枚にして泣く泣くミランダを減らした。

初動の安定感を上げるため《青銅の鎧》を増やし緑のトリガーとして《パグのすけ》を投入。《マティーニ》の枠には《パックン》を入れました。《アラゴト》はいつのまにかフェードアウトしてました。

3.各カード解説

《フェアリー・ライフ》4枚

もうすぐクリスマス

もはや説明不要の定番初動です。このデッキ唯一の呪文であるため《デストラーデ》の連鎖失敗の時にはこのカードを嫌になるほど見ると思います。

《霞み妖精ジャスミン》4枚

ブーストだけが仕事じゃない

2種類目の2コスト初動です。《フェアリーライフ》とは違いクリーチャーであることの価値がこのデッキでは高く《デストラーデ》の連鎖で場に出る、《グレイトフルライフ》の進化元になる、《Jイレブン》の頭数になる、とクリーチャーならではの役割が多くあります。中でも《デストラーデ》の連鎖で出ると言う点は大きく、このカードが連鎖した瞬間盤面を1面開けることができます。クリーチャートリガーしか入っていないこのデッキにとって盤面制限は致命的であるため連鎖による事故のストッパーという唯一無二の仕事を持っています。
2ターン目に《ライフ》とこのカードがある時は余程のことがない限りこのカードを使いましょう。理由は後々《N》を出した時《ライフ》よりも《ジャスミン》が山札に戻った方が強いからです。

《青銅の鎧》4枚

ホーガンよりもオラがイチバン

3コストの初動です。盤面にクリーチャーが残るのがとても偉く主に《グレイトフルライフ》の進化元として活用します。また、ビートプランにおいて最低限の打点になるのも嬉しいです。《デストラーデ》の連鎖で捲れやすいというのはメリットにもデメリットにもなり得ますが、基本的にはマナブーストができるメリットの方が大きいです。

《秋麗妖精リップル》4枚

デッキの心臓

このデッキのメインリソースです。状況に応じて《デストラーデ》《N》《グレイトフルライフ》《Jイレブン》の中から必要なカードを持ってきます。主に序盤は《デストラーデ》か《グレイトフルライフ》の引けてない方、【MRC】や【エイリアン】などのハンデスを多用する相手には《N》、ゲームの最後に《Jイレブン》を持ってくるリーサルパーツになります。マナ爆誕が死ぬほど強くこのカード無くしてこのデッキは成り立たなかったでしょう。

《次元流の豪力》3枚

This is パワカ

《デストラーデ》や《グレイトフルライフ》に繋ぐための中盤のパワーカードです。このデッキで出せるカードは《ジョン》の表裏両方、《パックン》、《ブーストグレンオー》、《シリウス》、《ジオザマン》のどれかになります。とにかく器用でどんな場面でも腐らないことが魅力のカードです。打点が欲しいなら《ジョンジョ・ジョン》、守りたいなら《シリウス》、リソースが欲しければ《ジオザマン》、相手の小型には《ブーストグレンオー》ととにかく汎用性がウリです。また1枚で2面広がるということは《Jイレブン》との相性も良いということになります。《デストラーデ》の連鎖で1番の上振れになるので積極的にお祈りしましょう。本当は4枚入れたいですが枠の都合上青マナも白マナも抜くカードが無かったためこのカードを泣く泣く削りました。

《アクア・サーファー》4枚

まだまだ現役

青マナ兼トリガーです。除去の乏しいこのデッキにとっては貴重な除去カードでもあるため対面によっては大事に持っておきましょう。コストの大きさを活かして連鎖を狙いにいくと意外と仕事をしてくれます。

《サイバー・N・ワールド》2枚

体細くない?

墓地メタ兼大量リソースカードです。対面によっては腐るのとリップルでサーチができることから最低限の2枚に採用枚数を抑えています。主に使うのは【MRC】対面や【エイリアン】対面など、また単純に手札無くなった時に雑に投げたりもします。ビート対面では利敵行為になりやすいので青マナとして埋めることが多いです。

《桜丸パグのすけ》2枚

紙だとマナ爆誕だけのカード

緑のトリガークリーチャーです。《グレイトフルライフ》に進化できる緑トリガーの中で1番強いと思ったため入れました。マナ爆誕3もとても偉く10マナある時に手札が《グレイトフルライフ》だけでも進化させることができます。またパワー+2000を活かして《デストラーデ》をパンプアップして《GENJI》や《ガイアールカイザー》、《ボルバルザークエクス》を殴り返したりすることもあります。一番テクニカルな使い方としては《デストラーデ》をパンプアップすることで《紫電城バルザーク》の破壊から守るという使い方もします。最後の試合ではこのカードがトリガーしたおかげで相手の猛攻を受け切ることができました。

《龍聖大河・L・デストラーデ》4枚

シンプルに強すぎ

ガチの最強カードです。とにかくどんな対面にもまずこいつを着地させることを目標にプレイしていきます。特に【ハンター】や【Nエクス】、【リース超次元】などにはほぼマストでこいつを出すことになります。こいつの強さは14弾15弾16弾環境をプレイしていた人ならもはや説明せずとも分かると思いますが一応説明すると、盤面制限のせいで打点に限りがあるデュエプレにおいて毎ターン盾増やすのはシンプルに強すぎ!という話です。他のカードには大体書いてあるシールドの枚数上限が無いことからこのカードの強さは運営も想定済みなんだろうということがよくわかります。終盤は常にアウトの危険性を孕むカードなので山札が不安になってきたらさっさと《グレイトフルライフ》に進化させましょう

《霊騎コルテオ》4枚

レジェプレで再録されそうランキング1位

白マナ兼最強のトリガークリーチャーです。マナが伸びるこのデッキにおいてはトリガーだけでなく手出しも頻繁にするため文句無しの4枚採用です。特に《サーファー》で退かせない《ディアボロスZ》をタップキルするためによく使うので《ガードホール》が見えたらなるべくキープしておくのが無難です。このカードに限った話では無いですが、特にこのカードに関してはなるべくバージョンを分けて採用することをおすすめします。理由はまずこのカードは基本的に連鎖で場に出ることはありません。よって山札に《コルテオ》が残り続けることが多いわけですが、《リップル》や《N》によって山札をシャッフルすることが多く今引いた《コルテオ》がさっき連鎖で見えた《コルテオ》なのかどうかはバージョンを分けてないと判断できないからです。《コルテオ》が盾にいると判断できるだけでかなりプレイに余裕を持たせられるためどの《コルテオ》がどこにいるのかという判断のためにもなるべくバージョンを分けて採用した方がいいと思います。

《大神砕グレイトフル・ライフ》4枚

多分17弾環境でも使ってる

デッキ名を冠するカードです。とにかくそのゆるゆるな進化条件から多彩なサイキックを出して戦います。こいつ説明いる?

《サイバー・J・イレブン》1枚

みんなと戦えてよかった

このデッキのサブプランと言いつつほぼメインプランと言っても過言では無いほどの活躍をしたカードです。ND環境で横並べするデッキが多くほとんどの対面に対してエクストラウィンを狙いに行けるスーパー理不尽カードとして活躍しました。《リップル》でサーチができるため1枚ですが、《デストラーデ》の効果で頻繁に盾落ちするためもしかしたら2枚入れてもいいかもしれません。このカードによるエクストラウィンを狙うためにも盤面5体から《リップル》→《 Jイレブン》ができる9マナまでは最低限貯めるようにしましょう。また《フェアリーライフ》が捲れない限り絶対に連鎖が成功するため無理矢理連鎖を狙って勝ちに行くこともあります。また、相手の《コルテオ》以外勝てそうだと判断した時には《コルテオ》踏んでもエクストラウィン、踏まなかったら殴り勝ちの殴ってエクストラウィンプランもあります。

サイキック枠

《時空の探検家ジョン》《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》1枚

1回も出してない
おまけにしては強すぎるテキスト

進化メタの効果は使わず主に《ミランダ》を実質3打点のカードとして使うために採用したカードです。たまにミラーなどで相手の《グレイトフルライフ》を止めるために使います。特にやることが無く暇なターンは《ミランダ》からこいつを投げときましょう。

《イオの伝道師ガガ・パックン》
《貪欲バリバリ・パックンガー》1枚

事前評価は高かった

完全に自由枠です。《ミランダ》か《グレイトフルライフ》から出せる好きなやつを入れてください。一応《パックン》は【青抜き】の《ガードホール》や《ドラヴィタホール》の遅延のために入れています。

《ブーストグレンオー》1枚

サンダーティーガーに枠取られそう

主に小型除去、特に【ハンター】の《ヤッタレピッピー》や【エイリアン】の《ザビクラズドラグーン》などを焼くために入っています。

《時空のガガ・シリウス》《時空のセブ・ランサー》1枚

あまりにも頼もしい壁
少々頼りないが役に立つ槍

防御用サイキックで基本的に《シリウス》の面で出します。リーサルを仕掛けに行く時に《ランサー》へ裏返して殴っていきます。両者共に《リュウセイカイザー》のタップインに強く安定したパフォーマンスを見せてくれるグッドカードです。

《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》《貪欲バリバリ・パックンガー》1枚

パワー低下は炎獄でミランダと一緒に焼くため?
一回もリンクしなかった

最強のリソースカードです。主にブーストで落ちてしまったカードを拾ったり、状況に応じて様々なカードを拾います。《グレイトフルライフ》との相性は抜群で自身の効果でマナに行った《グレイトフルライフ》を回収することができます。マナの色の管理には注意しましょう。

《時空の精圧ドラヴィタ》《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》1枚

相変わらず強い
龍圧って何?

主に【ハンター】や【リース超次元】などの呪文を使うデッキへの対策カードです。《ドラヴィタ》で牽制しながら《コルテオ》でタップキルするのが理想です。一応《デストラーデ》が2体いれば覚醒するのは覚えておきましょう。

《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》《凶刀の覚醒者ダークネス・ガンヴィート》1枚

今後ずっと使う
一回も覚醒しなかった

《グレイトフルライフ》から出して2面除去するカードです。このカードがないと《デビルディアボロスZ》を除去するのがとても困難であるため絶対に必要なカードです。裏面はおまけ。

《時空の役者カンクロウ》《大見得の覚醒者ジャングル・カンクロウ》1枚

出てすぐ大一番
待たせたご両人はシシマイのこと

このデッキのメイン打点です。《グレイトフルライフ》から出して覚醒させてリーサルを狙いにいきます。対面によっては無理矢理4ターン《グレイトフルライフ》からの5キルを狙いにいきたい対面もあるためなるべく採用した方が良いと思います。地味ながらパンプアップ効果も《炎獄スクラッパー》対策になって安心感があります。

4.各対面の解説

【MRC】
微有利

基本的には《Nワールド》を絡めて相手の墓地をリセットしながら盤面展開をしていき《コルテオ》で相手のブロッカーを全てタップさせてからの突撃か《デストラーデ》と《N》で耐久してから《Jイレブン》のエクストラウィンを狙います。殿堂施行前は《ヴィルジニア》の速度に追いつけずお清めに頼るしかないような場面でも《N》で間に合うような場面が多くなりました。また、《ミカドホール》を採用した型が減ってこのデッキにとってキツいムーブである《ディアス》覚醒をされることがほとんど無かったのも有ります。《デストラーデ》による耐久プランですが、いくら【MRC】と言えど8枚やら9枚やらある盾を一度に削り切ることは難しいため相手が殴ってきたところにカウンターで《Jイレブン》をぶつけていきましょう。基本的には墓地肥やしの影響で相手の方がアウトが早いためこちらから殴らないといけないという展開は少ないです。個人的には有利と言いたいですが、最近《ジェニーダーツ》が入り始めておりハンデスがキツくなってきたため微有利としています。

【ハンター】先攻微有利 後手微不利

とにかく《デストラーデ》の着地を目指す対面です。理想としては《青銅》→《ミランダ》→《デストラーデ》→《グレイトフルライフ》の動きを目指していきます。後攻だとトリガー次第では間に合わないこともあること、【ハンター】側の《ヤッタレ》《ヤッタレ》《ハチ公》《ハチ公》の上振れに対応できないことなどを含めるとこの相性になると思います。

【青抜き4c】
微有利

《ガードホール》からの《ディアボロスZ》はきついですが、逆にそれ以外の動きが全くキツくないと感じたため微有利としています。実際ランクマッチでは8割負けなかった。

【Nエクス】
チャブル型微有利 ケロディ型不利

チャブル型は《デストラーデ》で受け切りやすく、また絶対にチャブルが横並べしてくるので《Jイレブン》のエクストラウィンも決めやすいです。一方で《ケロディ》型は最初に書いた通り《ラストストーム》をどかす手段が無いので不利です。

【エイリアン】
不利

まず相手のハンデスがきついです。しかしそれ以上にパワーが3000になっている《ザビクラズドラグーン》の処理をする手段が《コルテオ》のタップキルくらいしかなく相手の展開を止められずに《ザビミラ》の着地を許してしまうことが多いです。一度《ガロウズ》を完成させてしまうと処理するのに手一杯で押し切られてしまいがちです。隙をついてJイレブンでカウンターしていきましょう。

【バルガライゾウ】
微不利

まずブン回りされたら基本的に無理です。ライゾウへの対抗としてこちらも4ターン《グレイトフルライフ》からの5キルプランがあるのですが、相手の《カンクロウ》がこちらの《ジャングルカンクロウ》に反応して出てきてしまうためリスクを負うようになってしまいました。とはいえライゾウは運要素が強いデッキではあるしトリガーで返せないこともないので微不利としています。

【リース超次元】
有利

大体相手が殴り始めるターンとこちらの《デストラーデ》の着地ターンが同じであるため、トリガーが1枚出るだけで有利な展開に持っていきやすいです。唯一気をつけるべきは《紫電城バルザーク》でこれを張られると流石に《コルテオ》を踏ませないとキツイので気合いで踏ませましょう。

5.最後に

今回初めて最終レジェンドに残った記念として振り返りの意味も込めて記事を書いてみました。初めての記事でもあるので中々拙い部分も多くあると思いますが、特にデッキの変遷とカードの採用理由については本当に考えていたこと全てを書いたので何かの参考になれば幸いです。

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