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ギリわる考察【あるみ缶の上にあるみかぁー...ん?】

サムネイル引用
あるみ缶の上にあるみかぁー…ん?【ギリギリわるくないわため】#ギリわる

おはようございます(私の職場では朝から晩まで挨拶は常におはようございますで統一されています)。今回考察するのはギリわることギリギリわるくないわための【あるみ缶の上にあるみかぁー...ん?】です。二十秒の短い動画なのでサクッといきましょう。

では。

「アルミ缶の上にぃ、あるみかぁーん」と、わためがお茶の缶にみかんを乗せるシーンから始まります。このお茶の名称は「おぉーんわた茶」で、右下にはスチールと書いています。はい。アルミ缶ではありません。つまり、「アルミ缶の上にあるみかん」という駄洒落が成立していません。ですが、これはギャグとして受け流して、アルミ缶という設定で話を見てみます。

ここで正面にいるフレアが映り、「ん~」と唸りながら一度目線を上げます。わための手元から顔に視線を移したのでしょう。しかしすぐに目線を戻します。この時、フレアは何故言葉を発しないのか。呆れて言葉が出ない、その可能性はあるかもしれません。しかし、そうでしょうか?目の前で駄洒落を言って笑わせようとしている羊を前に、冷たくあしらうことなどできますか?そう、フレアは考えていたのです。「ん~」と唸りながら熟考しているのです。

わためもフレアが言葉を選んでいる間に芸を続けて間を持たせます。「と見せかけて~やはりみかん。違うかぁ、どっちだろうなぁ。あ、あぶな!アルミかーん!」。なんとここで、「アルミ缶の上にあるみかん」の定義をわためは研究します。わためがみかんを離せば「アルミ缶」と「みかん」はそれぞれ単体になり、くっついた瞬間に「アルミ缶の上にあるみかん」に変わります。しかし、「あ、あぶな!」で彼女は気付きます。「アルミ缶の上にあるみかん」という定義では、アルミ缶より上、即ち真上にあるならそれもまた「アルミ缶の上にあるみかん」になってしまうことに。例えば、「池の上にいるトンボ」と言われた時に、水面に触れているトンボをイメージする人はまずいないでしょう。日常会話において上と言うのは、そこより上を指す言葉として使う筈です。よって、わためがアルミ缶からみかんを真上に離していても、これは「アルミ缶の上にあるみかん」である。わためはそれに気付き、「離陸~みかんが離陸~」とお茶を濁して終わりとなります。

最後のシーンでアルミ缶がアップになってスチールの文字が大きく表示され、「しかもオレンジ」と出ますよね。映像でアルミ缶が実はスチール缶だったことを、文字でみかんではなくオレンジだったことを明かします。この二重で落ちをつけるところが流石ですね。ちなみに、みかんとオレンジは別物で、みかんは皮が薄く、オレンジは皮が厚いものです。ご存知でしたか。私は脳ミソの隅っこにもそんな知識は入っていなかったので検索して知りました。

さて、今回はこれにてお別れです。最後まで読んで頂きありがとうございました。また次回お会いしましょう。

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