見出し画像

2024を振り返る

 すっかりnoteの更新をサボったまま気がつけば年末。振り返ろう。

 私のプライベートなど誰も興味ないと思うので、主に仕事(表に出る)に関して。まず3月末でレギュラー3本中2本が終わった。1つはBSNラジオ「3時のカルテット 」、2つ目は燕三条FM「松本愛のやっぱり夜が好き」。

 「3時のカルテット」は、FMPORT閉局後、喋る仕事とは無縁になっていた私がマイクの前に復活した最初の仕事でもある。PORT生まれPORT育ちの私は、閉局と同時にラジオ生命も終わったと思っていたのでマイクの前に戻るのはなんだかとても不思議な気持ちだった。一方で戻っていいのかとと嬉しくもあった。BSN工藤淳之介アナウンサーの月曜パートナーという役割で、工藤アナはじめスタッフの皆さんはとても優しく迎えてくださった…が、始めてみるとリスナーや周囲からはこんな声が多く飛んできた。

「やっぱり夜の番組じゃないと…愛さんの良さが全く出ていませんよ」

 皆、良かれと思い悪気なく言ってくれていたことはよーくわかっている。が、ようやく手に入れた唯一の喋り仕事を毎週否定されるのはなかなか精神的に堪えた。結果、自分の役割は何なのかどうしたら良いのか逡巡し続け答えが出ないまま終わってしまった。

 2つ目の燕三条FM「松本愛のやっぱり夜が好き」。これは、タイトルからもお察しの通り、私がFMPORTで15年以上続けた「ナイトアイ」をベースにした番組だ。夜のひっそりおしゃべり空間、「ナイトアイ」にもずっとご出演いただいていた新潟青陵大学院の碓井真史教授にもレギュラー出演をお願いした。碓井先生のあの温かな言葉があってこそ私の理想とする夜は成立する。こうして22年春に番組は始まった。楽しかった。順調だった。でも終わった。私の力不足。

 しかし、ありがたいことに「松本愛のやっぱり夜が好き」は、6月から放送局をFM新津に変え再スタートする。これは掛け値なくスズキショップ桜木の植木店長のお陰に他ならない。リスナーでもあった店長が、なんとかあの時間を守ろうと力を尽くして下さったお陰であり、受け入れてくれたFM新津、同じタイトル、内容にすることに理解を示してくれた燕三条FM、そして続行希望の声を上げて下さったリスナーさん…多くの方々が手を差し伸べて下さった。あなたの優しさあってのことです。さらに、「夜の法律相談室」でお世話になっていたひめさゆり法律事務所の石川佳代先生に引き続き出演いただきたいと申し入れると快く受けて下さった!新潟青陵大学院の碓井先生も「愛の保健室」をやって下さると言う。私の夜は終わらない。

 同じく6月からはBSN Podcastで「松本愛のしあわせお断り」もスタートした。 

 私は短気で捻くれている。すぐヘソを曲げて「もうぜーんぶやーめた!」面倒くせえと、捨てなくていいものまで手放して生きてきてしまったろくでなしだ。

 でも。燕三条FMでの最新回を終えて外に出たあの時、雪の降る寒い中、待っていてくれたリスナーさんたちの姿を思い出すたびもうちょっと何かを信じてみようかなとそう思えるんだ。



いいなと思ったら応援しよう!