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【無料】SeaArt AIで始める簡単画像生成ガイド

画像生成AIのhow to記事です。
いつもローカルで画像生成しているのですが、SeaArt AIが便利という話をよく聞きます。
あまりオンラインの画像生成サービスを触ったことがなかったので、今回はSeaArtAIで画像生成する方法についてご紹介します。

※思ったより機能が豊富だったので、今回はサービスの詳細と画像生成方法のみ紹介します。

■プロフィール
自サークル「AI愛create」でAIコンテンツの販売・生成をしています。
クラウドソーシングなどで個人や他サークル様からの生成依頼を多数受注。
実際に生成した画像や経験したお仕事から有益となる情報を発信しています。
詳細はこちら(🔞コンテンツが含まれます)
➡️lit.link

メンバーシップ(月額500円)に加入して頂くと、300円以下の有料記事が読み放題です。


SeaArt AIとは?

SeaArt AIはシンガポールに本社があるSTAR CLUSTER PTE. LTDが提供している画像生成サービスです。

画像生成だけではなくさまざまなAI技術を提供しており、以下のようなサービスが利用できます。

  • 画像生成

  • 音声生成

  • ComfyUIの利用・ワークフローの作成

  • LoRA学習

  • 生成作品・モデルの共有

  • 対話型AIの利用

  • 独自のAIアプリ利用

ローカルへの導入がよくわからない、でも似たようなモデルを使って画像生成してみたいという方にはおすすめです。

一部Civitaiにあるモデルも共有されているため、ローカルの操作に近い感じで画像生成が楽しめます。

SeaArt AIの料金は?無料で使えるの?

SeaArtはプランに応じてスタミナという単位が与えられ、それを消費することでサービスを利用することができます。

  • Freeプラン:無料・スタミナ150

  • 初級プラン:月額430円・スタミナ300

  • スタンダード:月額1440円・スタミナ700

  • プロ:月額4300円・スタミナ2100

  • マスター:月額7200円・スタミナ3500

モデルや設定によって変動しますが、消費量については大体以下の通りです。

画像生成:2~10スタミナ
音声生成:1~10スタミナ
LoRA作成:40~120スタミナ

無料プランでもスタミナは毎日補充されるので十分AIツールで遊ぶことができます。

SeaArt AIの登録方法

まず以下のリンクからSeaArt AI公式ページにいきます。

右上にあるログインからSNSアカウントなどでログインが可能です。

ログインできるとユーザー名と興味あるものを選ぶ画面が表示されます。
ユーザー名だけ入力すればとりあえずはOKです。

最後にVIPプラン(初級プラン)の案内が出ますが、とりあえず使ってみたいという方は右上の×ボタンで消せます。

右上のアカウントからスタミナが追加されていれば、画像生成を始めることができます。

SeaArt AIで画像生成する方法

一応全ての項目について簡単に解説しています。
ただ一気に覚える必要はありません。
使用モデルなどによって推奨値なども異なるので、この辺りは使いながら徐々に覚えてください。

まずホーム画面上部にある創作ボタンから画像作成をクリックします。

次に左メニューでモデルやパラメータなどを設定していきます。

モデルの選択

モデルは画像生成のもとになるデータです。
このモデルによって生成結果やテイストなどが異なります。

左上のモデルをクリックすると一覧が表示されるので、好きなものを選択してください。

この記事ではアニメ欄にあったAuthakuMixというponyモデルを使用してみます。

追加(LoRA・Embedding)

追加ボタンでは、LoRAやEmbeddingなどを指定できます。

LoRAは通常のモデルに対して別途学習したデータを反映できるものです。
これを使用することで、モデルだけでは再現できない絵柄やテイスト・キャラクターなどを生成することができます。

Embeddingは単語やフレーズなどを数値ベクトルに変換する技術です。
効果としてはネガティブな要素(手の崩れや低クオリティ)などを除外するものなどがあります。

追加ボタンを押すと一覧が表示されるので、使用したいものを選んでください。

選択後、strengthでデータをどの程度適用させるか調整できます。

複数選択することも可能です。

なお、モデルによって適応できるデータなどが違うので、必ず選択する必要はありません。
とりあえずモデルだけで生成したい人は飛ばしてもOKです。

生成モード

生成モードは標準・品質があり、無料プランだと標準しか選べません。
品質を選ぶとクオリティが向上します。

・画像設定

画像設定は生成サイズやアスペクト比を選択できます。
「もっと」をクリックすると任意のpxで指定したり、他のアスペクト比を選択できます。

画像数

一度に生成する枚数を選択します。

アニメ強化

オンにするとアニメ画像を生成するときに最適なパラメータを自動で設定してくれます。
アニメ系のモデルを使用していて、後述するサンプラー・ステップ・CFGなどがよく分からない場合は、ONにするとそれなりに安定した結果を出力してくれます。

プライベートモード

生成した画像、または設定などを非公開にできる有料プランのオプションです。

無料創作

生成速度が遅くなる代わりにスタミナやコインを消費せずに画像生成ができる有料プランのオプションです。

サンプリング法

サンプリング法は、画像生成時に使用するアルゴリズムを選択できるものです。
生成速度やクオリティに影響を与え、同じプロンプトでも異なる結果を得られることがあります。

サンプリングステップ

画像生成は、最初にノイズが加えられ、徐々にノイズを取り除いていくことで進行します。
サンプリングステップは、このノイズ除去を何回繰り返すかを指定するものです。
ステップ数が多いほどノイズ除去が丁寧に行われるため、細部の精度や品質が向上する可能性があります。その代わり生成時間も増加します。

逆に、ステップ数が少ないと高速生成できますが、結果が粗くなる可能性があります。

使用モデルによって推奨値が異なるため、モデルの詳細ページを確認するのが最も確実です。

今回使用するPonyモデルは、25~30ステップで使われることが多いです。

CFGスケール

CFGスケールは、プロンプトの要素をどの程度画像に反映させるかです。
値が高いと入力したプロンプトの内容が反映されやすくなります。
ただ創造性やランダム性は制限されます。
値が低いと創造性やランダム性が高まり、独自性のある結果が生成されやすくなります。
ただプロンプトとは関係ない要素が生成されてしまう可能性もあります。

こちらもモデルによりますが、基本は7前後で使われることが多いです。

VAE・CLIP SKIP

VAEは、画像生成の際に色や明暗を整えたり、画像をよりクリアにし、モヤを取り除いたりする効果があります。
SD1.5モデルでは、VAEによる違いがはっきりと現れるため、セットで使用することがほとんどでした。

ただSDXL以降のモデルでは、VAEがモデルに組み込まれている(マージされている)場合が多いため、VAEを指定しないことも多いです。

なので、結果を見てから使用の有無を決めるとかでも良いと思います。

CLIP SKIPは、画像生成時に使用されるCLIPモデルの層(レイヤー)をどれだけスキップするかを設定するオプションです。

こちらもSD1.5だと2に設定することが多かったですが、SDXL以降のモデルだと1のままが多いです。

稀にSDXLモデルでも推奨値が2の場合もありますが、特に指定がなければ基本は1で問題ありません。

アップスケール・顔面修復・人物修復

アップスケールは生成画像に対して高解像度処理を行うものです。
プルダウンからアップスケールに使用するアルゴリズムを選択できます。

顔面修復は顔が崩れてしまった場合に修正するオプション。
人物修復は体型などが崩れてしまった場合に修正するオプションです。

ネガティブプロンプト

ネガティブプロンプトでは画像に生成したくない要素を入力することで、結果に反映されるのを抑える効果があります。

ここは生成する内容にもよりますが、一般的に低クオリティの画像を除外するプロンプトを入力することが多いです。
例)low quality,worst quality,normal quality

固定シード

シードはランダム性を制御できるものです。
画像生成時にシード値が与えられるので、それを入力して生成すると同じ画像を再現できます。
過去に生成した画像や誰かの画像を再現したいとき使うことが多いです。
新しく何かを生成したい場合は、設定しなくても問題ありません。

パラメータリセット

クリックすると上記で設定した全てのパラメータをリセットできます。

プロンプト入力

最後に真ん中上部にある入力欄に、生成したい内容を入力します。
基本は英単語をカンマ区切りで大丈夫です。
この状態で創作をクリックすると画像生成ができます。

※生成した画像

パラメータの比較

上記の画像をもとに同じシード値を使って、パラメータの違いを比較してみました。

アニメ強化の有無

・左が通常生成
・右がアニメ強化ON

アップスケールの有無

・左が通常生成
・右がアップスケールON(R-ESRGAN 4x+ Anime6B)

VAEの有無

・左が通常生成
・右がsdxl_vae適用

ネガティブプロンプトの有無

・左が通常生成
・右が低クオリティタグのみネガティブに入れたもの

CLIP SKIPの違い

・左がCLIP SKIP1
・右がCLIP SKIP2

とりあえずネガティブ入れたり、アップスケール使ったりすれば比較的綺麗な画像が生成できる印象です。

その他のパラメータは好みにもよるので、使いながら調整してみてください。

SeaArt AIとローカルの違い

画像生成のハードルが低い

以前に比べていろいろ情報は出回っているものの、普段PCを触らない方だと、ローカルにWebUIを導入するのが難しいと感じる人もいると思います。

スペックが足りない場合はColabやpaperspaceを使う方法もありますが、そっちはそっちで別途知識が必要です。

なのでそういうのが手間に感じたり、とりあえず画像生成を体験してみたいという方にはSeaArt AIは良い環境だと思います。

画像生成以外のアプリが簡単に使える

SeaArt AIは画像生成以外に動画を作ったり、顔交換したりできるAIアプリがいろいろ揃っています。

ローカルだとツールごとに使い方を覚える必要がありますが、画像をアップしてクリックするだけで操作可能なため、特別な知識が必要ありません。

やりたいことをすぐ再現できる環境が揃っているので、画像生成以外のAIツールを試してみたいって人には便利かもしれません。

ローカル→SeaArt AIは物足りないかも

SeaArt AIではローカルで設定できるパラメータやアルゴリズムが一部設定できません。

なので、ローカルでゴリゴリに画像生成している人とか、細部に拘りたいって人からするとちょっと物足りなく感じると思います。

ただ上で書いたように画像生成以外のAIツールが豊富なので、そういった機能が目的であれば選択肢としてSeaArt AIを選ぶのはありだと思います。

以上SeaArt AIで画像生成する方法についてご紹介しました。

当サークルではこのようなAIに関するさまざまな情報を発信しています。
メンバーシップに加入して頂くと一部の有料記事は読み放題です。
AI技術の向上、マネタイズ方法などに興味がある方は、ぜひご検討ください。

もしこの記事が少しでも役に立った場合は、いいねやフォローして頂けると励みになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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