70%の力で生きていくという防衛本能
昔、奥田民生がライブか音楽番組で「いつも70%の力で生きている」みたいなことを言っていたことがずっと印象に残っている。その時の私は社会人になったかなっていないかの年齢だったと思う。
世間では「100%頑張る」ことが正しいとされていた。今はもう少し頑張らなくても良い風潮に世間がなってきたと思うが、それでも頑張ることの美徳というのは特に日本では重要視されているような気がする。
私は、子供の頃から100%頑張れない人間だった。要領が良く、いつもそこそこで結果が残せるタイプだった。
勉強も平均より上、営業職の今も平均より上の成績。でも一番にはなれないのが私なのだ。
なぜ頑張れないのか。
それは、100%頑張った時に結果が伴わなかったことが怖いからなのだ。
「あんなに頑張ったのに」と思うのが怖い。
それなら最初からそこそこの労力でそこそこの結果を残せる方が楽だ。
それを人は怠惰と呼ぶかもしれないが、私はそれで良いと思っている。自分の性格上、結果を残せたとしても残せなかったとしても、100%頑張ってしまうとその後に燃え尽きてしまうだろう。
それなら、70%の力で安定してそこそこの結果を残し続けることで精神の安定を図る方が、私の身の丈には合っている。
そんなことに気づいた10月の始まり。
(最高気温30度って、嘘だろ?)