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その感情はもはや恋愛ではなく呪い

中学の時に好きだったA君という男の子がいる。
A君は私と同じ吹奏楽部で、中3の時には同じクラスでもあった。
A君は頭が良く、細身で背が高かった。顔は所謂美形ではないが、頭が良くユーモアもあるタイプだったのでやたらとモテていた。
私は、同じ部活で音楽の趣味も合ったので、割と仲が良い方ではあったと思う。けれど、彼女は途切れない方だった。

そのA君、なんといまだに、月一ぐらいで私の夢に出てくるのである。

この記事を書いている三日前にも夢に出てきた。
勘弁してくれ。
これを本人が知ったら、気持ち悪がるだろう。
しかし、もう10年以上会ってないし、この先会うこともあまりなさそうなので、私の胸の内にしまっておこう。

最後に好きだったのは10代の頃なので、もう二十年近く前だ。たしかに、その後少し会うことがあれば、「あわよくば」ぐらいには思っていたと思う。しかしA君にとって私は、少し仲の良かった同級生でしかなかった。

実は2回告白してるのだが、もちろん2回とも振られている。
ただ、2回告白したという事実は覚えているのだが、そのうちの1回をいつどのように行ったかは全く覚えていない。1回は、何かの演奏会の後(本人が出ていたのか、同じ演奏会を観に行っていたのかは定かではない)に電話をした。たぶんこれは2回目だと思う。そのあと号泣して、友達に慰めてもらったことを覚えている。

その後、別の人を好きになったり、別の人と付き合ったりもした。A君はいつの間にか結婚して子供もいる(Facebookとインスタは繋がってるので何となく知っている)
それでもたまに思い出しては夢に出てくるA君。
私は、彼への想いを断ち切れていない。もう彼とこれ以上の関係は絶対に望めないというのに、夢という非現実の中で関係を繋げようとしているのだ。
あわよくば再会したい。
あわよくば仲良くなりたい。
もし彼に家庭がなければ、もう一度好きになっても良いか確認したい。

これを読んでいる皆さんにも、そういう人はいるだろうか。いたら、どうにもならないこの感情を、「仕方ないねぇ本当に」なんて言いながらちょっと慰め合いたいような気持ちもする。

年末に、少しも精算できていない感情をただ吐露するだけの内容になったけれど、この感情を抱えたまま2023年に向かっていこうと思います。