ノルウェイの森2

 ワタナベは同じ寮で突撃隊というルームメイトといっしょに暮らしていた。突撃隊は地図を作るのが夢でラジオ体操をやったり部屋をきれいにしたりと憎めない人物だったが退寮してしまう。
 同じ寮で永沢という東大の学生とも親しくなる。 永沢にはハツミという素敵な彼女がいるのだが、それとは関係なく永沢は次々と女性と性交渉をするのであった。お似合いのカップルであった2人だが、永沢の外務省入省を祝っての三人での会食でハツミが永沢の女遊びを糾弾する。その後2人は別れてしまい、ハツミは別の男性と結婚したあと自殺してしまう。ワタナベはそれから二度と永沢と連絡を取らなくなった。

 直子のところから東京に戻ってきたワタナベは緑との距離を縮めるようになる。緑の家に行って食事をご馳走になったり、一緒に寝たりするようになる。ワタナベにとって緑はいなくてはならない存在になっていく。

 ワタナベは寮から出て一人暮らしを始める。ワタナベは直子から手紙を受け取る。現状直子の調子が良くないことを理解したワタナベは再度療養所に行こうとするが、その前に直子が自死したとの連絡をレイコさんより受ける。
 
 混乱したワタナベは放浪の旅に出る。緑からの連絡も無視してひたすら知らない街を旅し続ける。

 東京に戻ってきたワタナベはレイコさんが泊めてくれと連絡してきたため自分の下宿にレイコさんを案内する。
 そこでレイコさんのギターで奏でる音楽を聴きながら直子の葬式を上げる。そして、2人で性交渉をする。

 次の日旭川に発つというレイコさんを見送ったあと、ワタナベは緑に連絡するのだった。 

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