【ライブ感想】NEWFOLK-5th Anniversary-vol.3 ~extra~ @Spotify O-EAST 2024/10/12
はじめに
去る10/12、NEWFOLK5周年イベント@O-EASTに行ってまいりました。
NEWFOLKは家主や台風クラブを擁するレーベルで、ここ数年で私が好きになったバンドが多く所属しています。
各バンド、かっこいい爆音と温かさが同居する最高のイベントでした。
※例によってnoteを公開するのがめちゃ遅くなっていますが、この感想自体は当時まとめていたものです。
ライブの感想
・THE HOLDENS
お客さんが入場する中OAとしてTHE HOLDENSの演奏がスタート。
曲は好きで以前からたまに聴いていたけどライブを観るのはこの日が初めて。
メンバーの素性も全然知らなかったけどなんと全員大分出身で幼馴染とのこと!(私はスピッツのベースとギターの影響で幼馴染という言葉に弱いです)
暖色の照明、暖色の衣装、暖色の楽器、そして温かくてキャッチ―なメロディで、夏から秋になる季節の変わり目にぴったりな音楽だなと思った。
あとギターの方の弾き方がけっこう癖があって見ててワクワクした。
腰をくねくねしながら右手をぶんぶん回す(Ride on shooting starのさわおさんみたいな)スタイルだった。
このライブで初めて聴いてその後ハマっているのが、ニューアルバム収録の「いろいろ」という曲。
We Will Rock Youのリズムのミドルテンポの曲で、キャッチ―なのにメロディが私の想像とは少し違う方向に進んでいくところが癖になる。
あと短めのギターソロが曲中ではなく最後の方にでてくるのですが、こちらもかっこいい!
・UlulU
初手の「Terminal」からクライマックス感の強い圧倒の演奏。
ちょっと観ていないうちに大滝さん(ギタボ)の声量がすごく増しててびっくりした。やはりバンドは生き物なんだな。
大好きな「生活」はベースの音が心臓みたいにドクドクいっていた。
「孤独は最強だから(歌詞)」の後のギターが、海外の結成40周年ベテランバンドみたいな厚み。終始ぶっといギターの音がフロアを這って全身に伝わってくる。
古沢さん(ベース)が鋭い目つきでベース弾いてるところ、横山さん(ドラム)の音が一音一音ずっしり重くて力強いところもかっこいい。このパワーが最初から最後まで息切れせず持続するすごさ。
サブスク配信されていない「明日私」も演奏してくれた。長ーいイントロをずっと聴いていたくなる魔力のある曲。最後の速くなるパートの全力疾走するような演奏と、「オーオー」コーラス部分のあふれんばかりのパワフルさ、かっこよさに苦しくなった。
・わがつま
わがつまも音源はたまに聴いてたけどライブは初めて。
音源だとけっこういろいろな音が入ってたけど、今回はピアノ弾き語りというミニマム構成ゆえにメロディーと声の良さが際立ってた。
生で聴くと、声が音源よりさらにピュアに聴こえてきゅんとした。
・台風クラブ
7月に名古屋でUlulUとの対バンをど真ん中最前列で観たあの日からずーっと待ち望んでいた台風クラブ・・・!ようやく!
「ついのすみか」、小気味いいチャカチャカギターと後ろでずっと鳴ってるベースが本当に気持ちいい!
台風クラブのベースはボーカルとはまた違うキャッチ―なラインがずっとぶりぶり鳴っていて、それがまったくボーカルを邪魔してないどころかもはやハモりみたいな存在でぴったりフィットしてるのがすごい。
あと石塚さん(ギタボ)のギターの弾き方が単純に好み。間奏でマイクから離れて後ろ歩きで下がっていくところがよくわからないけどかっこいいんですよ・・・
「火の玉ロック」はイントロ来た瞬間鳥肌ぶわー!だった。
ライブだと高い声が出切っていないところがこの曲の持つ切なさを更に加速させてる。演奏うまい、音もかっこいい、だけど絶妙な粗削り感が共存している稀有なバンド。
石塚さんからレーベル主催の須藤さんに対してコーヒーのプレゼントがあったところも、イベントの手触り感が出ていて素敵な瞬間だった。
関西拠点のバンドなのでなかなか関東で観る機会がなく、とても貴重な時間だった!京都からはるばるありがとう。
(ライブの感想とはちょっと違うかもですが、この1年台風クラブを空気のように吸い込み続けた結果、歌詞覚えが悪い私が台風クラブに関してはかなり歌詞を覚えていることにこのライブで気づきました)
・ラッキーオールドサン
バンド編成を想像していたらこの日は弾き語りだった。ライブ観るのは初めて。
男女2人組で2人とも初夏の風みたいな声が美しかった。
よく伸びるけど最後は空気に溶けるような不思議な質感。
ヤコブさんもこのあとMCで言ってたけど、まったりした曲の中でところどころハッとする歌詞もあった。
今度はバンドセットでもライブ観てみたい。
・家主
トリはお待ちかねの家主!
豊洲サンセットとほぼ同じセトリだったけど、「茗荷谷」があったのと「今日はひとりでいようね」終わりが嬉しかった。
「茗荷谷」のギターソロ1音目でいつもお客さん(私含め)が「フォーッ!」て沸き立つところが好き。気持ち良すぎて会場にいるみんなで別世界にワープしてる感覚になる。
MCでは、学生時代学校があまり楽しくなかった話。今こんなすごい音楽を作り奏でている人たちでも学校楽しくなかったのかと思うと少し身近に感じる。
アンコールラストの「今日はひとりでいようね」は言わずもがな爆音でかっこいい。そしてライブの最後にこの曲を聴くといい意味で少し現実に戻れる感じがする。どんなにライブが楽しくても、ひとりで帰ってひとりで眠り次の日からはまた仕事をする。そういう何の変哲もない日常を肯定してくれる歌だなと思う。
ライブの感想は以上です。
NEWFOLK所属のミュージシャンは軒並み最高なので、2025年はさらにライブに行ってみたいです。
ここまで長文をお読みいただきありがとうございました。