わたしの歴史 sideお菓子作り 中編


中編というか本編。前編から1週間経ってしまった。とりあえず本編のはじまりはじまりー。

スコーンを初めて作ってから20年経っているという衝撃を受けた前回。てことは初めてお菓子を作ってから20年以上経っているのか…時が経つって恐ろしい…。

一人お菓子作りデビューはなんだっただろうか。フルーチェとか混ぜるだけみたいなものだったかな。
そういう素を使わずに作った初めてのお菓子はクッキーだったと思います。ベタですね。確かアイスボックスクッキー。バターたっぷりで生地凍らせて包丁で切っていくやつです。
小学校1年生くらいのときに型抜きクッキーの型抜きだけ母親にやらせてもらって、それから一人で作ってみたくなって作ろうとしたときに「型抜きクッキーはバター少なくて美味しくないからこっちにしなさい」って言われてアイスボックスクッキーのレシピを渡されたような記憶があります。若干曖昧。

まぁでもクッキーは無事美味しくできましてですね、しばらくは同じものばっかり作っていましたね。
あとは同じレシピ本にあった絞り出しクッキーもよく作ってました。ギザギザの口金で絞るのでアイスボックスクッキーより見た目も華やかだったんです。

でも一度市松模様クッキー作ろうとして。分量が多かったから上手にできなくて。生地がぽろぽろのままでまとまらなかったんですよ。母親にバター足してみたらって言われて足したけど結局まとまらなくて。生地を全部捨ててしまった覚えがあります。たぶん一番初めの失敗だったと思います。

それ以降市松模様クッキーを作っていません。でも今なら作れるはず。というかアイスボックスクッキーと同じ作り方でできるはず。当時は応用が利かなかったから、市松模様クッキーは市松模様クッキーのレシピ見て作らなきゃだめって思ってたんですよね。今思うとなぜアイスボックスクッキーと分量や工程が違ったのか謎だけど。
近いうちにこの失敗の記憶を塗り替えたいですね。


クッキーばっかり作ってたけど、ある日母親がスポンジケーキミックスを買ってきてくれたんですよね。モントンってやつ。今でも売ってると思う。
わくわくしながら作り始めたんだけど、卵の撹拌がありまして。ハンドミキサーがないと子どもじゃなかなかできなかったんです。結局パートから帰ってきた母親に泡立ててもらって。ハンドミキサーをほしがったのはここからだったと思います。

クリスマスプレゼントについにハンドミキサーを買ってもらった私。さっそくひとりで作れなかったスポンジケーキを作りました。今度はミックスを使わずに。薄力粉と卵と砂糖だけ。市販品ほどふんわりはできなかったけど、でも固いと思うほどでもなかったです。手作りのスポンジケーキって感じ。
スポンジケーキよりも飾り付けが上手くできなかった。ケーキ屋さんのショートケーキはきれいに凹凸なくクリームが塗られていたけれど、自分ではどう頑張ってもぼこぼこになってしまった。プロの技を嫌でも意識させられた瞬間だった。

ハンドミキサーを手に入れてから作るお菓子は、もっぱらマドレーヌになった。プレゼントにもちょうどよくて、友達や習い事の先生たちにもよくあげていた。
どんどん手慣れてきて他のお菓子にも手を出すようになった。おジャ魔女どれみで知ったスコーンを始めとして、クレープ、チーズケーキ、マフィン、生チョコ…などなど。
難しいとされているシュークリームにも挑戦して、アップルパイもパイ生地から作っていた。アップルパイでたくさんりんごを剥かなきゃいけなかったので、そのときにりんごを包丁で剥けるようになった。

ちゃくちゃくとお菓子作りスキルが伸びていったわたし。
めちゃくちゃ長くなったのでもう少し大人編を後編としましょう。ただただ自分のために自分を振り返っているnoteなので、おそらくオチがないです。
ここまで読んでくださった方、お付き合いいただきありがとうございます。

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