日本って建前が多いなって話
ここ最近、ドイツで精神科医をしてる友達から生き甲斐のコーチングをやろうと思うから日本語教えて!って言われてる。
ええでーって教えてるんだけど。
その中で建前と本音ってのがでてきたらしく、どう言う意味?っていう質問がきた。
えー、なんて言うんだろうってgoogle翻訳した。
びっくり。
英訳
Tatemae
あらーーーー…
完全に日本語にしかない言葉なんだ…
っていうことはシチュエーション使って話すしかないなと思って、自分をよく見せるときは建前で、本当に嘘偽りなく思ってることが本音だよ。actuallyの後に話すことが本音だよ。
って教えた。
何でこの題を書こうかと思ったかというと。
今日会社でハラスメント防止研修があったんです。
ハラスメント防止研修専門の講師の人がきて、オンラインでその人が話してるのを聞くという。
どうせ一般論述べられるだけだろうなと思ってた。
ところがびっくり。
一般論というか全て建前だったんです。
日本だから性的なことは言えない(というか言わないのが美徳)から仕方ないのかもだけど。
全て建前で、突っ込みたいところがたくさんあった。
たとえば。
なぜセクハラが起きると思いますか?
美徳な答えを皆さんおっしゃるんですね。
まあ、その通りなんだけど。
ビジネスパートナーとして見ていない
勘違いをしている
などなど。
その通りだと思うんですけど。
けど。
だれも
欲求不満
って言わなかったんです。
わたし欲求不満以外考えられなくて、みんな思う理由を書いてたんですが、私も書こうかと思ってたんです。
でも誰かしら書くかなと思ってたんです。
ところがどっこい。
みんな綺麗なお答えしか書いてないんです。
あらま。
わたしはびっくり。
欲求不満なんじゃないのふつーに。
満たされてたらそんなことしない気がする。
まあでもそこで自分自身での処理も大事とか言えないもんな。あはは。
他にも
パワハラされたらやめて下さいって勇気出して言おう!とか。
誰かがパワハラされていたら助け舟を出そう!仲間なんだし!とか。
言えるわけないじゃん。
できるわけないじゃん。
あと、あり得ないなと思ったのが、
飲みの翌日遅刻してきた人がいたらみんなの前で注意した。
↑これのどこがパワハラですか?
っていう質問があった。
みんなの前で注意はもちろんなんだけど、
その飲みにその注意してた上司もいたのなら、その上司が早く帰さなかったとかいう理由も考えられない?って思った。
飲みの場の説教とかもあったんじゃないの?って思った。
考えすぎかな。
でも、ぶっちゃけ飲みってこういうものじゃん?っていうその
「ぶっちゃけ」をオフィシャルな場で話す勇気が日本文化にはあんまりないのかなと思った。
もうちょっとぶっちゃけたら、みんな肩の荷が降りると思うし笑顔で話が聞けるんじゃないかなーと。
オフィシャルな場って、言葉を選びまくって建前で話さなきゃいけないから、そこを変えることは無理なのかな。
もっと色々ぶっちゃけられたら、みんな楽な気がするんだけど。
海外のことはよく知らないけど、他の国はもっと腹割って話してるのかな。
なんか、秘密がたくさんつまりすぎてデコボコになった風船みたい。
なにかしらの秘密のカドで風船を突き破ってしまったら、
全ての秘密がバレちゃう。
風船は割れてるから修復不可能。
うん。
少なくとも自分は腹割って話そう。