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Dify用のXserverのVPSにBasic認証を設定する手順解説

1. はじめに

XserverにDifyが簡単にインストールできるようになりましたね。しかし、企業や個人で運用するAIツールを自分専用、もしくは社内専用にするためには、Basic認証を導入することが有効です。
しかし、このDifyを入れたXserverのVPS環境は一般的なVPSとは異なり、設定方法に特有の手順があります。

この記事では、このVPSでBasic認証を設定する方法を、初心者でも理解し、設定できるように解説していきます。
各用語の説明などもしています。(プロフェショナルの方は読み飛ばして下さい)
(SSHでのターミナル画面を扱ったことがあれば、設定できると思います)
これでよりセキュリティ高く、Difyを入れたXserverのVPSを使うことができるようになります。

XserverのVPSでDifyを使う方法は以下の公式サイトの説明をお読み下さい。

2. このVPSの環境と課題の発見

XserverのVPSでDifyを使えるようになると、「あれっ、このドメインって誰でもアクセスできるじゃん。なんか嫌だな!」と思いました。もちろん、Dify自体の管理ログインは自分しかできないようにはなっているのですが、ログイン画面自体が第三者に見えるもの嫌ですよね。

ましてや、会社で使うとなると、かなり障害ではないでしょうか。
なので、アクセス制限をかけるためにBasic認証を設定したい。しかし、通常のHTTPサービスのようにすぐに設定できるわけではありませんでした。なぜなら、設定方法が通常のサーバーと少し異なるからです。


上記、ややこしく見えるかもしれませんが、要はBasic認証するためには、
下の「Basic認証設定」と「パスワードファイル」があればよいのです。

3. 重要なヒント

このDifyを使えるVPSサーバーに、特殊な環境を理解するためのヒントはありました。それが分かれば、あとはどうにか方針は決まります。

以下は有料記事とさせていただきます。
記事は解説部分をかなりわかりやすく書いていますので長文になっていますが、実際のBasic認証の設定はそれほどの作業量は必要ありません。
この手順でやれば、Basic認証できますので、ノークレームに同意していただける方のみ、ご購入下さい。

対象者) VPSサーバーのSSH接続での作業があることを前提にして、購入していただける方
Basic認証対象ディレクトリ)作成したアプリを公開して、自社ユーザーに使ってもらうなどもありますので、管理者ログインに使われる/signin ディレクトリに認証かける設定方法になります。
(他のディレクトリにも認証を書ける場合は、記載内容を参考にしてご自身で行って下さい。)

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