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【番外編】AI時代の最速スキルアップ法:「学ぶ」は悪

「AI学び中です!」👈このマインドの人は成長しません
※個人の見解です

この記事では、「AIを学ぶ」と「AIを使う」の違いを掘り下げ、心理学や具体例を通して、AIを効率よく活用するための視点を提供します。

「AIを道具として使い倒す」ための考え方が、読後すぐに実践できるようになります。


「学ぶ」と「使う」の違い

学ぶ:受動的なプロセス

「学ぶ」は「まねぶ」(模倣する)が語源で、上位の知識やスキルを受け取るイメージを伴います。学校教育や試験勉強のように、外部から情報を得て吸収する受動的な行動として捉えられがちです。

たとえば、英語を「学ぶ」と聞くと、文法や単語を暗記するイメージを持つ人が多いでしょう。これにより、実際に使う機会を得る前に「準備が必要」と感じ、行動の足かせになることがあります。


使う:主体的な行為

一方、「使う」は「仕(つか)う」(従わせる)が語源で、目的に応じて対象を動かすアクティブな姿勢を示します。英語を「使う」という表現では、会話やメールを書くなど、具体的な目的の中で知識を応用するイメージが湧きます。

同じように、ピアノを「学ぶ」と聞けば「練習する」「先生に習う」ことを思い浮かべるかもしれません。しかし、ピアノを「使う」となると、コンサートで演奏したり、誰かのために曲を奏でるという、具体的な目的が前提になります。


心理学的視点からの考察:行動の主体性が生む違い

心理学的には、「学ぶ」は受動的動機付け、「使う」は能動的動機付けを引き起こします。

受動的動機付け(学ぶ)
外部からの指示や評価(例:「試験に合格しないといけない」「間違えたくない」)に基づきます。これにより、心理的なハードルが高まりやすく、行動の開始が遅れることがあります。

能動的動機付け(使う)
自分自身の目的や興味(例:「会話したい」「演奏を楽しみたい」)に基づきます。これにより、「まず試してみる」行動が生まれ、結果として自然に学びが深まります。

AIを「学ぶ対象」として捉えると、複雑で難しいものに感じられがちです。しかし、「使う対象」として考えれば、「必要な場面で試す」という軽い気持ちで向き合えるようになります。



AIは明確に道具として扱うべき

道具は使うことで価値を発揮します。包丁を「学ぶ」人はいません。料理をする中で自然と使い方を覚えるのと同様、AIも使うことでその可能性を理解し、活用の幅を広げることができます。

実際に、「使う(アウトプット)」することで学習効果が高まる研究もあります👇


学習ピラミッド(Learning Pyramid)

アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)が提唱した学習ピラミッドは、学習方法ごとの平均学習定着率を示しています。

  • 受動的な学習

    • 講義:5%

    • 読書:10%

    • 視覚教材:20%

    • 実演:30%

  • 能動的な学習

    • グループ討議:50%

    • 実践:75%

    • 他者に教える:90%



"学びたければ、まず使え"

「AIを学ぶ」ではなく「AIを使う」という視点は、心理的なハードルを下げ、行動の主体性を高める鍵です。英語やピアノと同じく、AIも使いながら学ぶのが最も効率的。手を動かす中で、結果として知識やスキルが身につくのです。

迷ったら、「使い倒す」ことから始めましょう。それがAI時代の最速の学び方です。


P.S.

ちなみに私のUdemy講座でもこの意識を取り入れています。

「手を動かし学ぶ」ことを講座コンセプトにしており、演習をたっぷり2時間詰め込みました。

>>興味があればこちらから


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るるむの思考や観点、思想などが覗けます。AI開発に関連したものもあります。

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