【武藏野MTG會】第1回開催レポ及び発足に込めた想い【レガシー】
去る12/17(土)、埼玉県朝霞市の産業文化センター2階の会議室3にて、第1回武藏野MTG會を開催いたしました。
レガシー3回戦(+決勝)をメインイベントに、その後はフリプやトレードなどを通じて、レガシーおじ民同士交友を深めました。
1.旗揚げ
以前も新座TCG同好会というところで、主催代理として3回イベントを開催させていただいておりました。
しかし、引越して自分で会場予約ができなくなったことや、代理では大切な部分の意思決定ができず支障が出かけたことで、今回「いっそ自分で会を開こうか」という運びになりました。(周りに乗せられた感は否めない
会を開く、というのはとてもプレッシャーを感じる。
いろいろなことに責任が生じるし、続けられずに消滅してしまえばなんかダサい。
それでも会を開いてみようと思ったのは、主に以下2つの理由でした。
①強くなるために、真剣に
勝ち負けがあるゲームである以上、勝つことが全てではなくとも、勝つことを目標にするのは当然だと思う。
だからこそ「フリプ」という響きではなくて、サイド戦まで含め、結果にこだわって真剣に戦える場所がほしかった。
②遊びなんだから、楽しく
カードゲームをやっていると、残念ながら不快な思いをすることがある。
僕自身の経験上では、負けたゲームよりも勝ったゲームでそれは起こる。(こちらにも非があったかもしれないのでこれ以上言わないけれど。
でも、感想戦は上手くなるために最も価値あるものだし、何よりその時間が楽しく、その間に交友が深まっていく。
そうやってできた仲間と遊ぶのこそ、トレーディングカードゲームの醍醐味だと僕は考えます。
そんな「楽しく、真剣に」できる場が作れたらと思い、旗揚げしました。
2.前夜
(※ここは主催視点の舞台裏のお話。)
さて、実際に会場予約をしよう。
市外団体の受け入れに寛容な朝霞市の公民館で団体登録を申請し、無事承認が通って、調べておいた空き情報のとおり予約を…
って承認までの2日のうちに取られてるじゃねーか!
こんなに市民活動って活発なのか。全然空きがないんだが。
途方に暮れかけていたが、「公民館」とは別に「センター」があることを知る。若干割高なものの、設備がきれいで広い。
とはいえ年末まで2か月弱、どこも空いているはずもなく…
もう年内の開催は諦めかけていたその時、埋まっていたはずの「産業文化センター」の会議室に空きが。(のちの団体登録時に急なキャンセルが入ったのだと教えてもらった
公民館での苦い記憶もあるので、翌日(平日)休みをとって朝イチで団体登録に向かい、そのままそこで会議室まで予約。
これでハコはOK!
今度は人集め。
ぼっち系プレイヤーで鳴らす会長だが、イベント等で知り合った方々に声をかけて最低限開催できそうな人数が集まり(心から感謝)、さらに数人の方がTwitterで呼応してくださり、総勢18人ものレガシーおじお兄さんたちが集まってくれた。(重ねて感謝。)
ここまで来ると、会長業と言っても名札や対戦表の準備ぐらいしかすることはなかった。
僕自身は数人を西武池袋線沿いで拾って向かうため、格安レンタカーの予約も忘れずに。
前日は緊張とわくわくで眠れず工作。小学生か。
3.決起当日
さて、当日は朝9時に美容院へ行く妻を見送って、スイッチを会長モードに切り替え。
車を借りて仲間を拾い、道を間違えながら、迫真の12時57分会場入り。
みんな先に来ていて焦ったよ。
会議室3が3階じゃなくて2階だった、というトラブルはあったものの、会議室は思ったより広くて大満足。
名札をせっせと配り、前口上もそこそこに、遅れて参加の方と僕を除いた16人でレガシースイスが開幕した。
「よろしくお願いしまーす」の野太い声が心地良い。
みんな楽しそうにレガシーをしている。絶景だ。
さて、そのレガシーイベントは3機のURデルバーが駆ける。
トップメタを握るも自由。マイデッキで挑むも自由。
大切なのは、トップメタなら玉座を守ること、マイデッキなら王に毒牙を突き立てることだ。
楽しく、真剣に。
僕はマイデッキを使っている側の人間なので、トップメタに軽く捻られる辛さは人一倍わかっている。
でも、それを越えなければいけない。
そのために勝てることは何でもやる。
デッキ構築、実戦、サイドボーディング、プレイングの向上、感想戦…
それができる最高の場が目の前にあるのだと考えると、思わず目頭が熱くなるものがあった。
それでもURデルバーの壁は厚かった。
結果からいえば、3-0が1人に2-1が2人。
まさに環境デッキを体現してくれた。
しかし、彼らにも並み居る対抗勢力やマイデッキたちを捻るための練習になっていると信じたい。
そして何よりも、楽しくレガシーができていると。
4.結果報告
では、最終結果をば。
優勝は、スイス全勝同士の決勝を制したタビ丸さんのURデルバー!🐉
堂々の初代チャンプに就任!
しかし、構築を見てみると意外に既存リストから離れたオリジナリティーが感じられた。
見えないんだが。
僕の知るタビ丸さんは勝ち気なプレイスタイル。
カードパワーを最大限に生かしきり、最大値の動きでゲームを押し切る。
メインの《兄弟仲の終焉》やサイドの《月の大魔術師》《狂乱の呪詛》は、そんな乗り手とのシナジーを感じられるチョイスであった。
実際にスイスドローのRound3では、苦手な土地単相手にあと一手まで押し込まれながら《月の大魔術師》が全てを血の色に染め上げてしまった。
2位は、こちらもスイス全勝、れべっかさんの緑軸12post!🕯
決勝戦こそ悲劇に見舞われたものの、ひとたび回り出したら手が付けられず、エンチャントレスの《独房監禁》や《抑制の場》、バントミラクルの数多の応じ手をも、巨大エルドラージと精霊龍たちが軽く蹴散らしていった。
僕自身も緑postをサブデッキとして使っているため近くで観戦していたが、この日は神座を面白いように手繰るとともに、一般的な緑postにはあまり入らない《Candelabra of Tawnos》が膨大なマナを呼び込んでいた。
「やりたいことをして勝つ。」強い意志を持ったデッキだった。
3位以下は、次のとおり。
(順位順)
・ジェスカイミラクル🐶
・バントヨーリオンミラクル🐍
・URデルバー⚡️
・グリクシスシャドウ😈
・URデルバー🐛
・RBゴブリン🪞
・GWエンチャントレス🧙♀️
・ナヤ土地単🕍
・スゥルタイ“アトラクション”テゼレッター🎪
・UWヨーリオンエコーペインター🪐
・スゥルタイシャドウ👻
・ナヤZoo🦁
・UBテゼレッター🤖
・赤単ペインター🎨
Tier1もTier1.5もTier2もオリジナルも、しのぎを削り合った。
会場は終始和やかな雰囲気で、互いの性癖を曝け出し合っていた。
これぞレガシーの醍醐味ではなかろうか。
5.後夜祭
レガシーイベント終了後は、中締めをして寄付していただいた賞品を分配。
これも感謝感謝です。
ジャンプスタートからは《放浪の騎士、バーラン》が飛び出すなど、イベント後も楽しんでいただけたようです。
さらにそこからも、会場に居残った者たちは各々好きなように遊ぶ。
《Festival》はまだ終わらない。
ある者たちは、同じデッキを使う手練れに弟子入り志願し、構築からプレイングまで手取り足取り指南を受ける。
また、ある者たちは統率者戦でさらに交友を広める。深める。
はたまた、あるレガシー狂たちは、スイス3回戦の疲れも忘れて8構を立てる。
僕らには面と向かって、またカードを通じて、語り合いたいことが尽きないのだ。
戦いが終わっても、トレードやカード語り、自分語りは最後まで止まなかった。
結局、宴は21時過ぎまで続いた。
それでも名残惜しさを感じていたのは、主催者だけではなかったと信じたい。
6.祭のあと
今回、思い切って会を開いて本当に良かったと思っています。
既に次回も決めており、2/18(土)同時刻同会場にて。
1月下旬に僕のTwitterアカウントで告知予定ですので、興味がある方はぜひ遊びに来てください。
僕は何かを強制されたり強制したりするのが大嫌いなので、当会は可能な限り自由で、自律的なものになっていけばいいなと思っております。
大人ですし。
が、ひとつだけ条件を。
ご参加いただけるのは、「楽しく、真剣に」レガシーをしてくださる方のみです。
相手を不快にさせるような言動は、会長として、会の御旗(ポリシー)のもとに許しません。
対戦前も対戦中も対戦後も、対戦外でも、全ての場面に於いてです。
以上、第1回武藏野MTG會の開催報告でした。
生まれたての会ではありますが、今後とも当会をどうぞよろしくお願いいたします。