初めてのステージピアノ
ステージピアノ⇒ステージで弾けるピアノ です。
前の記事のKORG B1もステージで使えるのですが、スピーカーにつなぐLINE出力端子がありませんでした。
ヘッドホン端子からつなぐことはできるのですが、アーティストさんのステージでご一緒するとなったとき、やっぱりそれ用の出力端子が備わってるものにしたいと思い、探し始めました。
結論から言うと購入したのは、トップ画像に載せているCASIOのPX-S5000です。
以下、2022年末の時点での情報になりますが、選ぶときに起こることとして参考になるかもしれないので書いておきますね。
長くなりそうなので目次も。
重要視したいポイントは?
この時点で私はシンセサイザー要素を求めていなくて、あくまでも‟ピアノの代用”として探していました。
なので、重要視したのは前回と同じ ①タッチ感 と ②重さ プラスお値段 です。
音色はどのメーカーさんも本当にがんばってくださっていてどこも良いなと思います。今のところさほどこだわりがないともいえます。
最終的に私は、YAMAHAかCASIOかで迷ったのですが、‟最終的に”に至るまでかなり目移りしました。
まず、値段を見ずに候補をだしてみることをしました。
絞り込んだのがコチラです↓
・YAMAHA CP88 (18.6kg)
・YAMAHA CP4 (17.5kg)
・KORG D1 (16kg)
・Roland RD-88(13.5kg)
どんどん範囲が広がっていく…
出してみたはいいものの…
持っていたKORG B1 が11.8kg。
なら13kgもいけるんじない?
なら16kgもいけるんじゃ…
ってだんだん範囲が広がってくのです(^^;
「ステージピアノの中でも軽いほう」
「このスペックでこの軽さはスゴい!」
そう見聞きすると 軽いんだ! って思おうとする不思議。
でも11kgを運ぶ機会がやってくると、やっぱムリ、絶対ムリ! ってなってました。
シンセサイザー要素や音色の多さは重要じゃないとしながらも、YAMAHAのCP4にはとっても憧れました。
ただ、予算オーバーなうえに17.5kg。(女性で運んでる方もいます)
中古で程よいお値段のものを見つけて色めき立ちましたが、もともとの使用用途に立ち戻って見送ることにしました。
お値段も然り。
これくらいがいいなぁと見積もっていても、もうちょっと出してでもこれが欲しい!ってものが出てきたら話は変わってきます。
最初に思う「これがいい」は、見ていくうちに変わることもある。それは悪いことではなくて、改めてじゃぁどうしようか? なのです。
使用用途の整理
ということで、改めて整理した結果…
・シンセサイザー的に使うことはたぶんないから機能はシンプルで良い
・内蔵スピーカーの有無はこだわってなかったけど、やっぱりあると助かる
・いつでも持ち出せる気軽さがあること(11kgでも気軽ではないのだが慣れてきた)
・でもできるだけ弾き心地にはこだわりたい
重さは11kg前後で!となるとだいぶ絞られます。
最後に残った選択肢は 〈YAMAHAのp-125a〉 と 当初候補から外していた 〈CASIOのPX-S1100〉。
機能的にはCASIOが良さそう。でも何度弾いても弾き心地が気になっていました。
じゃぁYAMAHAかなと思いながらもなんか決め手にかける。
何度もお店で弾き比べて、もうステージ用と割り切ってCASIOにしよう!と決めた夜、ネットで出てきた〈CASIO PX-S5000〉
PX-S7000/6000があるのは知ってたけど5000とは?
7000を試弾したときに、こっちの鍵盤だったらCASIOにするんだけどなーと思ってました。(1100と鍵盤の種類が違うのです)
同じ鍵盤の6000にしてもお値段ちょっと…ってか22kg!
そしたら出てきた、7000&6000と同じ鍵盤の5000。しかも11.5kg!
当初の予算からはオーバーだったのですが、出せない額でもない。
ということで、一晩考えて意外とあっさりポチりました。
届いてじっくり弾いてみたとき、ほんとこれにして良かった(T_T)!って思いましたよ。
迷うのは‟感覚”だから
どの機種もメーカーさんがすごくがんばってくれているのがわかるし、どんどん新機種も出てくる。
なのでこれも今回の私の選択肢でしかないです。使用用途と好みと予算と。
ただこの"用途と好み"が自分でもわかりにくかった。
オススメ記事や弾き比べ・解説動画、たくさんの方がアップされているものはとても参考になりました。
ただ、見すぎて迷うこともあるのは、弾き心地・聴き心地の部分は感覚だから。頭で考えて決められないのも当然です。
だったらもう、実際弾いてみるしかない。
弾き比べるものは限られるけど、それもそのときの出会いだ!としてお店各所に足を運んでいました。
必要な機会は訪れる。(実際CP4に触れる機会も訪れました)
あとは、「あの人も使ってるから」「この人がそう言うなら今回はこれにしてみよう〜」というのもひとつの選び方。
ただ、いうても安い買い物ではないので、それも自己選択としてですね。
購入その後
とても重宝しています。
使えば使うほど、11.5㎏で選んで良かった!と身に染みて思います。
音の響きもいろいろ変えることができるので、録音の際にもいい仕事をしてくれています。
そしてその1年半後、思いがけずバンドに入ることになります。
2キーボード編成のバンドなので私はピアノパートメインなのですが、オルガン音やエレクトリックピアノ音などを使う機会も出てきました。(たまにストリングス)
シンセサイザーのように音作りはできないけれど、23種の中から選ぶことで今のところ充分対応できています。
が、やっぱりね…やっているとね…
もっとこういう音があったらな、こういうことができたらなってきますよね。
アレが欲しいなぁ~が出てきてしまった(^^;
のですが、今のところまだ買う予定はありません。
追々何か手を出すことがあったらまたご報告します。