【Stable Diffusion】#いつかどこかの在りし日の風景 vol.002

Chapter.01 ありがたい依頼

01.ニューヨーク

先日、温泉街で行われた女子会の撮影を依頼され成功となった経緯から、新しい依頼を前依頼者経由で受けた。場所はニューヨーク…何番街だったかな。

今回の依頼者はあの九州の訛りがある子、「名月(なつき)ちゃん」からだった。

02.自宅に伺うことに

早速自宅に伺うことにした。
オートロックのマンションで、かつ玄関は開いているという。
アメリカでそんなことして大丈夫なのか?

03.名月

「やっほー! 久しぶり、カメラマンしゃん」
相変わらず凄い絵面だ。

04.打ち合わせ

名月ちゃんはベッドから起き、1枚上着を羽織った。
相変わらず圧倒的なモノが目の前に見えているが、とりあえずプロとして仕事の話に徹しようと思う。

「カメラマンしゃん、◯起しとーと?」

むせ返えっている自分の姿を彼女は大声で笑いながら見ている。
今回もいいおもちゃになっている気がする。

05.お買い物に

「仕事ん話は、実はすらごと(=嘘)なんばいね」
彼女は少し照れるように話を始めた。現地カメラマンを起用せずに自分を呼んだのは別な意味もあったようだ…。そんなに好かれていたのか?

06.一応撮影っぽく…

「あいらしか? こげんあいらしか子はなかなかおらんやろ?(かわいい? こんなかわいい子はなかなかいないでしょ?)」

Chapter.02 ところ変わりまして、お召し物も変わりまして

その後も撮影は続き、今度は買い物をしながらということになった。
彼女はお気に入りのお店に入り、めぼしい商品がないか楽しげに見て回っている。

07.オシャレ装備

「かっこいかろ? こげな方が好いとったりする?(かっこいいでしょ? こういう方が好きだったりする?)」

08.オシャレ装備 Part2

「こっちん方が好いとったりするやろ?(こっちの方が好きでしょ?)」
彼女はどうやっても自分を楽しませたいらしい。温泉街の時よりも明らかに口数は多く、笑顔が眩しい。

Chapter.03 夕餉

そうこうしているうちに日も落ちてきた。
彼女は今晩の食事は、お気に入りのお店で過ごそうと提案してきた。
自分もこのNYなどという街は全く疎い。ありがたい話だ。

09.黙秘権はございません。

「こんお店はどげん? 気に入った? 凄かろ? うちんお気に入りんひとつなんばい! なん飲みたか? ビール? ウイスキーでもよかばい!」

昼間から更にギアはあがり、マシンガントークが始まった。
周りは英語ではない言語でまくし立てる彼女を、チラチラと見ているが彼女は全く意に介さない様子だ。

10.素敵なディナーありがとう(棒

「男ん子は好いとーねー、しゃっきから目線が下に、下にって下がっとーばい笑」

かれこれ1時間以上話し続けている。本当に元気な子だなぁと感心している。なんとなくさっきと服装が変わっている気がするけど、気のせいか。
※米国の最新技術です。気にしないでください。

もういい時間だ。自分は予約してもらったホテルに帰ることにした。
彼女は少し寂しそうだったが、最後に仕事の話をしてくれた。

11.最後に。

「カメラマンしゃん、真面目な人でよか人ばいって思うたと。やけんお願いしたと。うちん友達んこともよか感じに撮って欲しかっちゃけど、難しか?」

自分は任せておいてくれよ! と親指を立てながら返事をすると、いつもの明るい笑顔とともに頬に口づけされた。

さて、次はこの子の友人か。
次の日には彼女の使用人と思われる方から資料を受け取った。

撮影場所は…日本。北海道は…どうにも地名は読めない。
今度会える子はどんな子なのだろうか。

Fin…

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