次世代競馬予想支援AI・ダビメトの活用方法について AIとしての評価を追記しました。
AIスコア複勝0.5以上とAIスコア0.55以上の評価について
まずは下記の記事を読んで頂ければダビメトのAIとしての評価を知っていただけると思います。
追記
2022年7月16日より、2月から変えたアルゴリズムに単勝を予想させたものを公開しています。再現率は低いので1日最大3レースぐらいになると思いますが、複勝(3着以内)のAIスコアと単勝のAIスコアを並記しますので、予想の参考に活用して下さい。
単勝のAIスコアが0.5を超えている時はAIスコア単勝、朝9時の単勝オッズ欄を赤色にしています。
下記の一覧の福島10R のホウオウルーレットがAIスコア単勝が0.549で単勝推奨レースの対象となっています。
AI的には精度は92%ありますが、100%当たる訳ではないので、1000レース予想すれば100レースぐらいは外して、場合によっては10連敗することも理論的にはあり得ます。
※ここは精度でしたので、上記の表現は間違っていました。適合率は66%ですので1000レース予想すれば340レースは外すことなりますが、再現率が0.051なので、年間100レースぐらいしか出現しないので、100レース予想して34レースは外すと言うのが正しいかもしれません。
後記でも説明してますが、このAIには得意、不得意の競走条件がありますので、過信は禁物です。
※一般的に言われるまぎれの多い条件(2歳未勝利戦で各馬出走歴が新馬の1戦のみ、全競走馬が道悪未経験の道悪競馬等、etc)は一旦立ち止まって考えてみて下さいね。
以下は従来の記事です。
2022年2月19日にバージョンアップし、新アルゴリズムに変え、精度が断然アップしましたので、活用方法について改訂しました。
このAIは各レースの諸条件から個々の競走馬が3着以内に入線する確率をスコア表示させています。それがAIスコアです。
上記の例では7番のドウデュースのAIスコアは0.712と表示されています。
AIスコアは0以上1以下で表示されますが、AIの学習モデルデータ上だと、
このAIスコアのしきい値が0.5以上の場合のAUCは82%、0.55以上だと81.5%あります。現在「AI予想」としているのは、買い目を余り増やしたくないので、しきい値0.55以上を買い目として公表しています。
※2022年3月6日現在、新アルゴリズムのしきい値0.55以上の成績は
的中率は単勝42.4%、複勝(3着以内率)76.8%です。3着以内を学習させているので、単勝はオマケみたいなものです。
AI期待値オッズは単勝オッズ×AIスコアから算出した数値で、使い方は多様ですが、まずは適正なレンジ内(1~6)になっているかチェックし、AIスコアが高くても、AI期待値オッズが7を超えているようだと、少しデータ的にノイズが混入していると考えて良いでしょう。
※AI期待値オッズについては下に別記事のリンクが貼ってあります。
AIスコアの活用方法
上記のようにAIスコアのしきい値0.5以上の場合、3着以内に入る確率がデータ上はAUCが82%ありますので、まず0.5以上の該当馬の複勝を買うのが正しいのですが、4回に3回以上は3着以内に入るので、3連複の軸として馬券を組み立てるのも良いでしょう。
AIスコアの数値としての評価は0.5から0.6では精度の違いは誤差のレベルと考えて下さい。私たちはAIスコア0.7以上の馬を高スコアとして評価していますが、新アルゴリズムでは以前のバージョンに比べて0.7以上の出現率が3分の1以下になりました。
感覚的にはAIスコア0.5以上あれば、一定の水準にあると言えますし、それが0.5だろうが0.6だろうが評価は同じと考えてかまいません。
AIスコアが0.7以上あれば、これは安心して馬券の中心にして良いレベルと考えていますが、0.5に比べて断然かと問われると、馬券を絞る上では0.5よりも0.7の方が多少優れている程度かもしれません。
※要するの0.5以上あれば、総体で精度はAUC82%の確率で3着以内を確保できると考えて下さい。以前のバージョンでは0.5台よりも0.6台、0.6台よりも0.7以上の方が明らかに精度は高くなっていました。
AIスコアランク(順位)の活用方法
このバージョンになってから、AIスコアの数値の出方が全体的に控え目になりました。結果例えばG1競走でもスコア0.5以上が皆無のような状況が2022年のフェブラリーステークスで発生しました。
私はG1なので、何とか参加したいと思いAIスコア上位4頭の馬連BOXと三連複BOXを買いました。ただし私はソダシには強いバイアスがあり、ソダシを外しての4頭BOXにしたので、三連複は外しましたが、馬連6-15の2640円は取れました。
どうもこのアルゴリズムは、多少誤差はありますが、AIスコアランク上位の信頼度が高いようなので、買い方に迷ったらスコアランク上位5頭BOXや、自分の自信の本命馬からスコアランク上位に流すなのど活用方法も良いようです。※AIスコア0.5以上の馬がいる場合も同様の買い方も有用ですね。
AIが苦手な条件(良馬場・無風が大好きです?)
道悪(特に芝の馬場状態)、強風、極端なトラックバイアス等、元来この条件はAIに学習させていませんので苦手です。また相対的に競走数の少ないローカル競馬場も中央場所に比べて苦手です。当然極端なハイペース、スローペース、出遅れ、不利等はまったく対応していません。
※新しいアルゴリズムでは、学習モデルデータの取捨選択もレース条件によって適宜実行しているようで、ローカル競馬場の苦手も多少改善しているかもしれません。
厩舎別の必勝ローテーションのような予想ファクターも絶対数が少ないので判別は不可能です。
馬場状態とオッズは朝9時頃(厳密にはやっていません)のJRA発表のものを使用してAIスコアを算出させてりますので、馬場状態が極端に変わったりするのも苦手です。(ただ馬場状態が変わってもパフォーマンスに変化が現れない場合もあり、どの程度の馬場の変化が影響するのかは把握できていません)AIは万能ではありません。人とAIが協力してこそ良い結果を得られるものと信じています。そこは人間の出番なんですよ。
AIが優れている点(私との比較)
個人的なバイアスが全くありません。例えば私は上記のフェブラリーステークスで、ソダシはAIにとっては過剰な人気になってノイズ発生の元凶になってしまうとか、白いだけで無暗に人気なる様が、私の中のアンチ巨人的な感情に火を付けてしまい、スコアランク5位なのに馬券から外してしまいました。要するに私は競馬を予想する前に、何だか変な敵と戦っていて、まともな予想が出来なかったという事ですね?でも何とかAIに救われた?
私はこういったバイアスを「競馬認知バイアス」と呼んでいます。
まとめ
競馬なんて自分で予想しないとまったく面白く無いと思っています。
私たちはAIは人間の良きアドバイザーであるべきだと思っています。このAIは何とか一定水準以上の精度を叩き出していますので、AIスコアやランクを一つの競走馬の能力指数として使用して、ご自身の予想の裏づけや、最後の一押しや、買い目の追加等に幅広く活用してもらえれば嬉しいですね。
私が過去にAIスコアやランクを利用して、どのように予想したのか、参考の為に過去の記事を並べておきます。
AIスコアランクの活用方法について
AIスコアを参考にして馬券が的中しましたらほんの少しだけサポートして頂けるとやる気が湧いてきます。趣味とは言え家族を犠牲にして莫大な時間を費やしております?