令和ロマンM-1 2024決勝ネタ漫才を最強AI o1 proで分析してみた
普段、AI企業を経営してるみやっち🧑💻です。
僕は1981年生まれ、テレビ全盛期に小中時代を過ごし、しっかりダウンタウン信者でした。当時のKidsはみんなそうでしたが、「遺書」「松本」でほとんどの自分の価値観が作られたと言っても過言ではないです。
大学で上京してからはモノづくりの仕事に就きたいなと思って、電波少年的放送局企画部 放送作家トキワ荘という番組にも19歳の時に出演していました。
そこから色々あって僕は芸能の世界には進まずに、14年ぐらいIT企業を経営しているわけですが、
もうですね、AI の進化がすごすぎて… いろんなジャンルのトップクリエイターとAI を組み合わせて、新しいアウトプットを出すみたいなことに最近はハマっています。
令和ロマン、高学歴芸人という必然
お笑いに関しては正直、松本人志さんの一信教だったので、ダウンタウン以降に興味を持った芸人はいないのですが、
そんな僕のもとにも「すごいよ」って話が入るくらい令和ロマンは新しいというか、今の時代が生んだ必然だと思っています。
この動画で、髙比良くるまさんがお話しされていますが、漫才というのは宗教や政治に変わる共同幻想=あるあるであり、誰もが原体験として抱えている柔らかいものを刺激することで、笑いを産んでいます。
松本さんも「ボケは常識も分かってないとできない」とおっしゃっていた記憶がありますが、結局のところ、常識からずれているからボケているわけで、まずするべきは常識=あるあるの提示だと思います。
しかし90年代と違って、令和はテレビのようなマスメディアが機能していないですし、SNS のせいで興味・嗜好が分散してコミュニティがタコツボ化しているので、あるある=みんなが理解できること、が少なくなってきていると思います。
で、こちらの M-1 決勝ネタなのですが、小学校の苗字による席順という誰もが理解できるあるあるネタなので、多くの方が笑うことができるのだと思います。
世の中を俯瞰する能力や、そもそもの教養がないとあるあるが提示できない時代になってきているので、高学歴芸人が増えてきているのでは、と個人的には思っています。
AIによる具体と抽象の行き来
AI の強いところは、具体的な事例の骨組みを抽象化して一度抜き出して、それをまた具体として自分に落とし込めることだと思います。
なので月額3万円のブルジョワChatGPTのモデル「o1 pro」を使って、令和ロマンの漫才を分析して要素を抜き出すをやってみましょう。
台本の書き起こし
令和ロマンは漫才を YouTube にあげてくれているため、
この拡張機能を入れれば、
一瞬でAI が書き起こしてくれます。
ChatGPTに分析させる
この台本をChatGPTに入れて、モデルはo1 pro。プロンプトはこんな感じでしょうか。
これで送信します。
60秒くらい考えて…
こんな感じで出力してくれます。全文読みたい方は⇩
注意点
当たり前の話ですが、漫才は台本で全てが決まるわけではなく、演者の身体性が重要なので、分析できたからプロになれるとかそういう甘い世界ではないとは思います。
また、AI のことをよく思っていない方もいますし、AI を使って分析したり、台本書いているということを公言してしまうと、下に見られる可能性もありますので、そのあたりは大人の判断です。
とはいえ、「まずレジェンド芸人のネタを分析して自分に落とし込む」みたいなことを多くの芸人さんがやられていると思うので、それをAIと一緒にやれるというのはかなりのゲームチェンジだと思っています。
今日は漫才という一つのトピックでお話ししましたが、ありとあらゆるジャンルでAIとの協創という新時代に入っています。 まじでこんな面白い時代ある?
この時代に生まれたことに感謝しようぜ!
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