インスタライブ初挑戦!&おすすめ本紹介|6/22〜28の日記
2024/6/22㊏
洗濯物を干して準備をして朝からプロントで読書をする。吉本ばななさんの『アムリタ』を読み始めたのだけれど、本当に、ばななさんの小説は世界観が素敵だなぁと思う。わかる、と、わからない、の狭間にいる感じが心地良い。ああいう文体のああいう雰囲気の作品は、普段はわたしのなかで「わからない」に分類されてしまうことが多いので、こんなにもばななさんの文章が好きなのが本当に不思議なのです。
お昼は大学の友だちとランチ。卒業してからも1年に3〜4回(わたしのなかではかなり多い、むしろこれがMAX)の頻度で会っていて、最近はその子の彼とわたしの夫も交えて4人で遊ぶこともあって(ちなみに婚姻届の証人もふたりにお願いした)、ありがたい、と心から思う。
同じ学校に通っていたり、そのなかでも同じ授業を選択していたり同じサークルに入っていたりする人と仲良くなるのはある意味当たり前で、ただ、その枠を超えても、共通点がなくなっても定期的に会える友だちがいるのが本当に幸せなことだと気づいたのはきっと最近だと思う。大学の友だちですらもう10年の付き合いになるのかと思うとびっくりするけれど、これからも末永くよろしくお願いしたいです(このアカウントも知ってくれていて、なんと日記も楽しみに読んでくれているそうで、うれしい)。
帰り道にブックオフに寄り懲りずに積読を増やし、帰宅して『アムリタ』の続きを読み、夜は夫と回転寿司。帰りにアイスを買ってゆったり家で過ごす、良き土曜日でした。
2024/6/23㊐
雨が降っていたし、ちょうど午後から家にいなければいけない用事があったので、お昼はタコスパーティー!夜もめんどくさくなりUber eatsを使ってしまうという、贅沢な1日だった。食べすぎてしまったのは反省だけど、美味しいものを食べながらバラエティを観てケラケラ笑ったり、おたがいのことを話したりする時間は大切だなと、あらためて感じた。わたしたちは飽きるくらい一緒にいるので普段から話す機会は多いけれど。
そういえば昨日、友だちが「一緒に住んでいるのに数日顔を合わせないこともある」と言っていて、基本的には夫と同じ時間に寝て同じ時間に起きるわたしには想像ができなくて面白かった。彼女から聞くふたりのエピソードはいつも、あまりにもわたしたちと違いすぎて(そしてきっとわたしたちのエピソードは彼女にとっても新鮮で)、話すたび、面白いなぁ、カップルの数だけ日常があるなぁ、と思う。そしてそれは、わたしがこのカップルを推している理由のひとつだ。
夕方に『アムリタ』下巻を読んでいたら、ここ最近ずっと考えていたこととほとんどイコールなことが書かれていて、かなりびっくりした。わたしはあまり自分の悩みに合わせて本を選んだり物語や文章に救いを求めたりはしないタイプなのだけれど、その時々で興味がある本を読んでいると稀にこういうことが起こって、すごい、と思う。きっとどの本にもいろいろな要素が散りばめられていてそのときの自分の状況によって刺さる箇所が違う、という、もはや占いと同じような仕組みなのだろうけど、やっぱり面白い。
2024/6/24㊊
朝から晩まで仕事の日。本当は15時くらいに終わる予定だったのに全然終わらなくて、まだストレスの少ない仕事でよかった、と思う。週の始まり×嫌いな仕事×終わりの見えない状況ほどしんどいことはない。
夜は夫が遅かったので『アムリタ』を読み進める。あったかくて、切なくて、苦しくて、日常だ、と思う。ばななさんの小説は『キッチン』と合わせてまだ2作品しか読んでいないけれど、どっちも本当に本当に素晴らしくて、これからも読み続けたい作家さんのひとりです。
2024/6/25㊋
SNSでどこまで自分を出すか、について考える。たとえば出身地や今住んでいる場所、卒業した学校名、経歴など。わざわざアピールする必要はもちろんないけれど、出すことによって生まれる出会いやコミュニケーションも絶対にある。本名で活動している人を羨ましいと思うこともある。
わたしのアカウントはリアルな友だちも何人かフォローしてくれているし、副業禁止の会社員というわけでもないから自分を明け透けにするデメリットはそこまで感じないのだけれど、それでも出さないでおきたい、と思うのは、素性を知ってしまったことでがっかりしてしまった経験が少なからずあるからなのだと思う。ミステリアスだった人がそうではなくなったとき、イメージアップすることはあるのだろうか。
それに、きっとわたしは考え方や日記というもっともやわらかい部分を何千人もの人に公開しておきながら、外側の部分がほとんど見えない(であろう)チグハグな自分のSNSを気に入っている節がある。そして願わくば、自分の文章の力で、「なんとなく素敵な人」と思われていたいのだ。
2024/6/26㊌
午前中で仕事を終えて(連絡が来るたび返したりはしてたけど)、午後からは本を読む。女性の生き方をメインにしたエッセイは大好物なのだけど、そこにフェミニズム的要素が入ると途端に黒っぽい気持ちがムクムク湧き出てくるので、やっぱり得意ではないのだなぁと思う。あまりにも男女平等を主張されるとむしろ疲れてしまって、そのたび、わたしは圧倒的マジョリティ側なんだなぁと感じる。
そういえば今日は夫と付き合って3周年の記念日なのだけれど、結婚をしている人も交際記念日は大切にしているものなのだろうか。これまでもご飯を食べに行くくらいで特別なことはしていなかったけど、今年は余計にふたりして今日という日の扱いに困っている(結局、夜ごはんの後にケーキを買いに行ってふたりで食べた)。記念日、学生の頃は意地でも大事にしたかったし1ヶ月くらい前からわくわくしていたのに、今は数日前になってやっと「あ、記念日だ」と思う程度になったのは、大人になったからなのか、今後も何十年も一緒にいる未来が見えているからなのか。
2024/6/27㊍
明日はお休みにする予定なので、朝から請求書発行やら領収書整理やらの月末仕事をポツポツと進める。そのあとは本を読んだりドラマを観たり(最近はブラックペアン2に向けてシーズン1を見返しています)運動をしたり。もともと寝室にあった本棚をリビングに持ってこようとしてやめたり。新しい本棚を買おうとネットサーフィンをしていたらものすごく良さげなものを見つけたのだけど、届くのが8月中旬以降だったのでいったんステイ。ほしい!と思ったら明日にでも手元にほしいタイプなので、こういうときは別のものを買うことが多い。でもよかったなぁ。ほしいなぁ。
2024/6/28㊎
仕事をお休みにして、有給を取っていた夫とランチへ(夫、せっかくの有給をわたしと過ごしてくれすぎではないかと思う)。スピンを買いに(結果、千早さんのエッセイも買ってしまったけど)近くの本屋さんに寄ってみたらなんと新潮文庫の100冊フェアがフライングで始まっていたので取り急ぎ3冊購入。毎年楽しみなステンドグラスしおり、今年も相変わらずかわいい。
夜はこずえさんとインスタライブ。わたしは顔出しをしていないので声での出演だったけれど、思っていたよりたくさんの方に観ていただけて嬉しかった(SNSはフォロワー数が重要ではないのはわかっていたものの、これまでのコラボ相手の方と比べてアカウントパワーの弱さに実はびびっていたのだ。こんなわたしに声をかけてくださったこずえさんに大感謝...)し、ものすごく楽しかった。自分が話す側になってあらためて、お話が上手な方はやっぱりすごい、と思った。
ちなみにコラボライブが決まった頃から(なんとなく聞かれるのは恥ずかしいので)夫にさりげなく出かけるよう促していたら、「追い出されるなんて〜」と言いながらも出かけてくれた、という裏話もあります。
【番外編】コラボライブとそこで紹介した本たち
6/28㊎のこずえさんとのインスタライブ↓
で紹介させていただいた本たちの、過去のわたしの感想文まとめ↓