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無職の女、50万円一括返済した話

ここ何個かの記事で、不思議な体験から思ったことを中心に記載してきましたが、私にとって
まさに青天の霹靂といった出来事が起きました…
今回は私の身に起きた出来事について書いていきたいと思います。

私は10年以上前から衣食住を共にしている同居人がいます。
他人同士が生活をする上で最も大切なことは
嘘をつかないこと】。
そう思っている私は、常に同居人に
「嘘だけは嫌い。今の関係性は信頼関係のもと、築くことができている。だからこそその信頼関係が崩れる原因となる【嘘】だけは本当に嫌なんだ」
そう伝え続けていました。

私が【嘘】を大嫌いになった原因は過去たくさんあります。その中には私のために、私が傷つかないためについてくれた嘘もあります。しかし私はその嘘が許せなかった。私の中で
「結局その嘘は自分のためについた嘘でしょ?自分が悪者になりたくなかったから、悲しむ私を見てフォローするより、知らないふりをしていた方が気楽だったからでしょ?」。
幼少期から数多くのいじめを受けていた私は、人間不信という自分を守るバリアで、守ろうとしてくれる存在までも跳ね返してしまっていました。

そんな【嘘】が大嫌いな私は、同居人に私が嘘を嫌いになった経緯や優しい嘘・私を守るための嘘であっても上記のような思考回路になってしまうことを伝えていました。同居生活をしながら、同居人の数々の小さな嘘を見抜いてきた私…

私にとって同居人と一緒にいることは利点しかありませんでした。
もし一人暮らしだったら、きっとここまでニート生活を続けることはできなかったし、好きなものを共感して一緒に楽しんでくれる人がいなければここまで鬱状態が回復することもなかった。
外に出ることも困難であった私のことを気遣い、私の分の買い物もしてきてくれた…
思い返しても感謝しかないからこそ、小さな嘘も「嘘なんか簡単に見破れるんだから、甘く見てんなよ💢」と言いつつも許せていました。

そんな同居人の変化を感じ始めたのは、11月か12月頃。
やけにピリピリと感情がしていて、一緒にいるとそのイライラが伝染するほどでした。

「何か職場であった?」
と聞いても
『何もない』の一点張り。

次第にぼーっとすることも増えていった同居人に対して、鬱状態になる前の私が重なったため、
「話したくないなら仕方ないけれど、最近の様子を見ているとまるで私の鬱状態突入前みたいだから心配だよ」
ということまでは伝えて、あとは深掘りしないようにある一定の距離感をとっていました。

共通の趣味であるディズニーの一番くじが開始された際も、同居人からは珍しく
『自分はやらない』と。
その暗い表情が気になっていました。

上を仰ぎ見る姿がだんだん増え、私が話している時も上の空だったので、私はたくさんの体験や勉強で培ってきた話をしてみました。

「人間ってね、欲深い生き物だから今あるものの豊かさ・有り難さを忘れてしまって、ないものばかりに目がいく生き物なんだって。
他の動物を考えると、真冬の寒い季節でも外で生きていて、食べ物だってろくに取れない。
死ぬ覚悟で山を降りて餌を見つけにきても、車に轢かれてしまったりする…。
その動物達の生活を考えたら、唯一人間だけが、温かい家で暖房がつけられて、灯りがあって、お風呂にも入れて、ふかふかの温かい布団で何の身の危険も感じず眠ることができる。
当たり前のように朝を迎えられて、飲み物が飲めて、食べるものがあって、移動できる乗り物だってある。
そんな生活ができているこの一瞬一瞬は本当はすごいことなのに、当たり前になりすぎていて、【今以上の環境】をしている人のSNSを見て
なんて自分は不幸なんだろう』と嘆いてしまう。

発した言葉が現実を作る】とよく聞くけれど、その言葉の通りで、同じ出来事を体験している2人がいたとして、ある人は今この瞬間を『幸せだ』と感じている。だからこそ自分の心を大切に、直感をコンパスにしてなんでも挑戦して自分の【知識・経験】に変えていける。
ある人は自分の人生を『なんて最悪なんだ』と感じ、人もこの世の中にもを向けている。表情は鋭く、誰も寄せ付けない。口から出てくるのは文句や皮肉、自分を蔑む『どうせ私なんか』という言葉達。だからこそ現状維持を好み、挑戦を嫌う

後者は昔の私。
でもある時、あるカップルに救われたことがあったの。憧れだけで働き始めたカフェ。そのカフェの店主は自分の気分で声色や態度が変わる人だった。
ずっと立ちっぱなし、食事はまかないを立ったまま10分もかからないで食べ終わらなければならない。

いつものように罵声を浴びながら片付けや盛り付けをしていたけれど、私の手は恐怖と疲労と冷たさで何度も攣ってしまった。

変な方向を向いた私の指を見て

何やってるんだろ…………


涙がとめどなく出てきたけど、お客さんへお食事提供する時は絶対に泣いたらだめ!と笑顔で

大変お待たせいたしました!!

発した私の声は震え、完全に涙声…
「店内は満席で、順番待ちのお客さんもいる。きっとバレていない!大丈夫!頑張れ!」そう自分を心の中で鼓舞して、お客さんに一礼してその席を後にしたの。

忙しく片付けや食事出しをしていると先ほどのカップルにお冷やを欲しいとコップを見せられて「やばい」と思った私はすかさず謝りお水を汲もうとすると

『忙しいのにすみません…
ありがとうございます🫧』

って。なぜかその言葉が私を包み込んでくれる言葉に感じてまた涙が溢れちゃって。しかもお会計の時も

『とっても美味しかったです。
ありがとうございました🫧』

今まで感じたことのない言葉の温かさぬくもりを感じたの。
その瞬間思ったことは
「私は今まで全てを【敵】とみなしてきた。言葉の刃を放たれる前に人と距離を取り、見えないように威嚇してきた。だから自分に戻ってくるのは、冷たい現実だった。
でも今日お客さんに涙を見せることは違うと、楽しい時間を邪魔するのはおかしいと、誠心誠意の気持ちで提供した。(涙流したから結局失敗しちゃったけど…)
そしたら温かい気持ちや言葉、感じたことのない包み込んでくれる優しさを感じられた。
今まで出会ってきた人たちは自分が作り上げてきた環境で出会った人。自分が変われば、集まる人も環境も何もかも変わる!」
そう思ってすぐにそのカフェを辞めたんだよね。

だからこそ、今もし悩み事があったとしても、見方を変えたら自分の考え方一つで今の現状を地獄と思うかそうじゃない豊かな中での贅沢な悩みなんだと気付けて、いつか振り返った時に、あれが自分にとっての分岐点だったって思えるくらいになれてると思うんだよね。

大変】って【大きく変わる】と書くから、大変化前は誰にとっても試練と思うような大変さがあるんだよ。だから私も鬱症状になって過酷だったけど、今の人生のほうが好きだなって思えるんだよね笑」

と長々と私は喋り続けていました。
上を見上げたまま静かに瞬きをしている同居人に、私の話では伝わりにくいか…と次は何話そうか考えていると、その時はきました。

話さなければならないことがある


そう正座をして切り出された瞬間嫌な感じがしました。そして亡くなったおばあちゃんが寄り添いにきてくれた気もしていました。

『実はリボ払いで借金をしていて、実家にある自分の貯金を使って返済しようと思ったのに、親に確認したら残金ないと言われてしまった。』

……………

まさかの方向からすぎて頭真っ白の私。

同居人とはいつも何か行動する時にはまず相談して決めよう!と話していたし、あの時の『払っておくよ!』という同居人からの威勢の良い声は全て借金から支払われたものだったのかと思った瞬間頭が本当に思考停止しました。
リボ払いは金利が高いと何かの動画で聞いていて、
「絶対に手を出したらダメだね」
と共有までしていたのに…

でもとにかく返済金が増えてしまう前に返済し切ることが第一だと金額を聞くと【50万】…

私は数年前鬱状態になり、退職し、何もなくなったと感じた時に美容師さんから資産運用の話を聞きました。ただあるお金よりもお金に働いてもらおうと、鬱で理解度が衰えていた私でしたが、たくさん勉強して、月々運用していました。

この運用しているお金は私の安心材料。だからしっかり休んで、心を休めて、しっかり向き合って、また働ける自分になろう」という思いでここまで生きていました。
頭がなかなか働かず理解に苦しむ自分が、今までの自分と全く変わってしまい、悲しみを感じながらも、
いつかの自分】を夢見て運用してきたお金。

同居人が作った借金は私の借金でもありました。

もう安心を持ち続けるのは終わりなのかもしれない

そう決意して50万一括返済を私がすることを決めました。

そもそも私は同居人に100万借金をしているので、その半分の返済ができたということです。
金利?年利?分は勿体無いとは思いますが、それは同居人が決めたこと。
とりあえずこれが今回のテーマである
【無職の女、一括で50万返済した話】でした。

この出来事によって、同居人に対しての信頼度は0です。

しかし私自身もそんな同居人に甘えて、おんぶにだっこのところがありました。というかところしかありませんでした。だからこそ【嘘】は相変わらず大嫌いだけれど、【嘘】をつかせたことは少なからず私にも原因があると、昨夜反省しました。

そして起きた出来事は、自分の心の投影とも言われます。
ちょうどこの出来事が発覚する1日前。
たまたまセルフラブの勉強をしていると、【自分の本心に気づくためにはまずパートナー、家族といった親しい人に何をして欲しいと思っているかを探ることが近道】的なことが書かれていました。

私が同居人に対して思ったことは、
・信頼してもらえていない感じがして寂しい
・辛い
・ひとりぼっちと感じてしまう
・除け者扱いされている気分
・粗末にされてる

この言葉たちを見つめて、私自身か過去の傷ついた私にそんな思いをさせているんだと気がつき、たくさんのごめんと
なんでも受け止めるから素直に言ってみて!
と私の心に問いかけて眠りにつきました。

朝起きた後の出来事は先ほど書いたこと。
やっぱり
【今起きている現状は、自分自身の心の投影なんだ】
と納得させられました。

同居人に対して腹が立つ気持ち、許せない気持ち、どうしてこのタイミングで?といった数々の自分の思いもたくさん私自身が受け止めています。決して「そんなこと思っちゃダメ!」なんて私の心を否定しません。

勝手に同居人が自分の財産を見誤って、好き放題使って、カッコつけて私の欲しいものを買ってきたツケが同居人に回ってきたので、しっかりこの経験を勉強代にして償っていただきたいと思っています。

その上で私が私自身にしてしまっていたことにも気付かされる出来事にもなったので、とにかく私は行動あるのみ!です!
安心を手放した次にすることは進むこと!
いろんなことに挑戦して、自分が本当にやりたいことに真っ向から挑戦し、その挑戦を心から誇りに思いながら突き進んでいきたいと思います。

私自身が私のファンの第一号。

たくさんの人の前でこの言葉を言って、その場を賑わすことを頭のビジョンに描いて、今日は終わりにしようと思います。

感情が昂った状態なので、文章が長く、そして読みにくい構成となってしまいましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
これから私の進む道を一緒に見ていただけたら嬉しいです🐑🫧

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