フジテレビ開局当初からの社員である監査役・尾上規喜氏
『デイリー新潮』に「フジテレビ早期退職 “50歳で特別加算金は1億円”の厚遇でも社員は納得しない理由」(2022年1月5日)という記事が掲載されています。
これはフジテレビ及び持株会社のフジ・メディア・ホールディングスの日枝・宮内体制について言及した記事なのですが、一部引用致します。
この記事が書かれたのは港浩一氏がフジテレビの社長に就任する少し前ですが、気になったのは「役員の中には開局前に入社した古参まで残っているんです。監査役(常勤監査等委員)の尾上規喜氏などは1935年生まれの86歳で、開局前年の入社です」という記述です。まさかフジテレビ開局時からの社員が役員にいるとは思いませんでした。そこで、尾上規喜氏という人物が気になり、グーグル検索で調べました。
尾上規喜氏は1935年3月16日生まれで現在88歳です。フジ・メディア・ホールディングスでは取締役(常勤監査等委員)を務め、フジテレビでは監査役を務めています。フジテレビには1958年12月に入社し、1999年6月には代表取締役副社長にまで上り詰めますが、社長にはなれずに取締役相談役、取締役副会長を経て常勤監査役となり現在に至っています。
Ullet(ユーレット)という上場企業のデータベースサイトの「フジ・メディア・ホールディングス」の項目に尾上規喜氏の詳細な経歴が書かれていましたので引用致します。
「東京丹後人会」という京都府丹後地方出身者の団体があり、そこの会長を尾上規喜氏が務めています。公式サイトを見ると尾上規喜氏が宮津市出身であることが分かります。
また、尾上規喜氏が平成23年度(2011年度)の「第57回 前島密賞」を受賞していることが分かりました。「前島密賞」(公益財団法人通信文化協会)は公式サイトによると「逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に贈呈しています。」とあります。
これを見ると、尾上規喜氏の読み方が「おのえ・きよし」であることが分かります。
尾上規喜氏と日枝久氏との関係について言及している記事は発見できませんでした。
尾上規喜氏についてグーグル検索した限りで判明したことは以上です。
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