森久保乃々だった高橋 花林さん

シンデレラ7th名古屋公演後のお気持ち表明に吐き気を覚えていた今日この頃いかがお過ごしですか。

オタクです。

暗い嫌なものをインターネットに吐き出すのはやめよう、折角なら読んでて気持ちいいものを残そうと思って勢いでnote登録しました。


もりくぼ担当Pじゃないのにもりのくにからで号泣していたのは私です。

そもそも推し声優である洲崎綾さんがまさかのヴィーナスシンドロームを歌ってくれたので号泣してしまい、sunshine see mayで心のお洗濯をしたたあとにもりのくにからでなんかもうおとなしく聴こうと思って座って聴いてたんです。Funky Dancingではないから来ないかな、でもまぁかの御仁は新曲発表会はしたいからやるかな、と思ってたら、案の定やったので。

曲はCDで聴いてて、7分て長いな!めっちゃ踊り狂ってる時にこれきたら癒されて寝てしまうんでないの?!という感想だけを胸に、改めて生で聴いたんです。

度肝抜かれるとはまさにこのことだと。


ステージに森久保乃々がいた。


この曲は多分、それこそカラオケで素人が歌おうもんなら難しいと思うのです。語り口調で、もりくぼで、ぼそぼそと、弱々しく、でもそっと袖口を掴んでくるようなかんじで、サビ?サビ??あたりでようやくメロディがついて。車で聴いてたらなんかもりくぼボソボソ喋っとるわいってなってたんです。ライブで歌詞をきちんと聴いたら、それはお手紙でした。

弱い弱い自分の近況と、「あなた」を案じ、想う、そんなお手紙でした。それをね、高橋花林さんは丁寧に丁寧に歌うんです。指をカタカタとして、見ないでくれと顔を隠し、視線を逸らして。見ないで、聞かないで、でも、聴いてくれ、と。歌うんです。

私の知ってるもりくぼは本当に少ない。担当ではないし、ゲームもあまりやらなくなっていて。引っ込み思案も度を超えた引きこもり、やりたくない、人前に出たくない、むり、むり、むーーりーー、という子。事務所の机の下にいつも隠れていて、でも最近はindividualsの子達と楽しそうに遊んだりもする、そんな子のイメージ。

 高橋花林さんはいつもライブの時、そんなもりくぼを意識して出来るだけカメラを見ず、弱々しく、嫌そうに、でも時に堂々と激しく楽しそうに歌っていらして。すごいなぁ、プロだなぁ、いつ見てももりくぼだもんって思ってたんです。

でも彼女のもりくぼ憑依はそれだけじゃなかった。

くちびる、まぶた、まつげ、指先の爪の先まで、あれほどに演じきる人を私は知らない。いやだいやだと泣きながらも、でも自分を変えてくれて、変えられなくて、でも離れてしまっても「あなた」の存在所以に変わっていく自分に少しずつ気付いていく、そんな長い長い手紙を丁寧に丁寧に紡ぎあげていく力のある人を私は知らない。

正直CDで聴いた時は7分がとても長く感じた。体感15分くらいあった。でも高橋花林さんがステージの上でつくりあげたもりのくにからは本当にあっという間だった。

手を握りしめたかった。会いに行きたいと思った。大丈夫だと頭を撫でて一緒に森を散歩して、やっぱり君が必要だと伝えたかった。

私はもりくぼ担当じゃないのに、もりくぼ担当の気持ちになってしまっていた、取り込まれていた!それほどまでに!!

凄かった(突然無くなる語彙力)

気付いたら泣いてたよ、次の曲への心が整理できなくて青空エール途中まで上の空で泣いてたよ、ハルくんゴメン。

担当Pじゃなくてこれだと担当Pは大丈夫なんだろうか。それほどまでに素晴らしいステージだった。


また聴きたいなぁ。

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