パーサー


Transact-SQLの構文解析を行うマクロを作成するには、以下の手順に従う必要があります。

  1. 構文解析器を定義する 最初に、構文解析器を定義する必要があります。これは、Transact-SQLの構文を定義するために使用されるグラマー規則を含むパーサーです。多くの場合、パーサージェネレーター(例えば ANTLR)を使用して、構文解析器を自動生成することができます。

  2. 入力をトークンに分割する 構文解析器は、入力をトークンに分割する必要があります。これは、入力文字列を分析して、トークンと呼ばれる単一の言語要素に分割するプロセスです。これにより、トークンシーケンスが生成され、構文解析器によって処理されます。

  3. トークンシーケンスを解析する トークンシーケンスが生成されたら、構文解析器はそれを解析して、トークンシーケンスが有効なTransact-SQL文を表しているかどうかを判断します。これには、トークンシーケンスがグラマー規則に従っているかどうかを確認するための構文解析アルゴリズムを使用します。

  4. 解析結果を返す 構文解析器は、解析結果を返す必要があります。これには、入力が有効なTransact-SQL文である場合には、AST(抽象構文木)が生成されます。ASTは、入力文の構文構造を表すツリー構造であり、構文解析器が生成する主要な出力です。ASTを使用すると、プログラマは、入力文の意味を理解するのに役立つ解析情報を取得することができます。

構文解析器をマクロで実装するには、以下の手順を行います。

トークンマクロを定義する

最初に、トークンマクロを定義する必要があります。これは、入力文字列をトークンに分割するマクロです。トークンマクロは、入力文字列をトークンに分割し、各トークンを変数に割り当てます。各トークンは、後続の構文解析のために使用されます。


構文解析マクロを定義する

次に、構文解析マクロを定義する必要があります。構文解析マクロは、トークンシーケンスを解析し、ASTを生成するマクロです。構文解析マクロは、各トークンを参照し、グラマー規則に従って解析することにより、ASTを生成します。

ASTを返すマクロを定義する

最後に、ASTを返すマクロを定義する必要があります。ASTを返すマクロは、構文解析マクロによって生成されたASTを返します。これにより、プログラマは、入力文の意味を理解するのに役立つ解析情報を取得することができます。

' トークンマクロを定義する
Sub Tokenize(input As String)
  ' 入力文字列をトークンに分割し、変数に割り当てる
End Sub

' 構文解析マクロを定義する
Sub Parse()
  ' トークンシーケンスを解析し、ASTを生成する
End Sub

' ASTを返すマクロを定義する
Function GetAST() As Object
  ' ASTを返す
End Function


Transact-SQLの構文解析に必要なトークンマクロの例

' トークンマクロを定義する
Sub Tokenize(input As String)
  ' トークンに分割された文字列を格納する配列を宣言する
  Dim tokens() As String
  Dim index As Integer
  
  ' 入力文字列をトークンに分割する
  tokens = Split(input, " ")
  
  ' 各トークンを変数に割り当てる
  For index = 0 To UBound(tokens)
    Select Case tokens(index)
      Case "SELECT", "FROM", "WHERE", "GROUP BY", "ORDER BY"
        ' キーワードを変数に割り当てる
        Dim keyword As String
        keyword = tokens(index)
      Case "*", "(", ")", ",", "=", "<>", "<", ">", "<=", ">="
        ' 演算子や記号を変数に割り当てる
        Dim operator As String
        operator = tokens(index)
      Case Else
        ' 識別子やリテラルを変数に割り当てる
        Dim identifier As String
        identifier = tokens(index)
    End Select
  Next index
End Sub

上記の例では、入力文字列をスペースで分割し、トークンに分割します。その後、各トークンを Select Case ステートメントで分類し、キーワード、演算子、識別子、リテラルなどの変数に割り当てます。これにより、後続の構文解析で必要な情報を取得することができます。ただし、Transact-SQLの構文解析は非常に複雑であり、この例だけでは不十分です。実際の構文解析には、さらに多くの要素が含まれます。

トークンシーケンスを解析し、ASTを生成するマクロ

次に処理するトークンを指すカーソルを設定する

最初に、次に処理するトークンを指すカーソルを設定します。このカーソルは、トークンのリストを前方に進めることによって、次に処理するトークンを指します。


構文規則に従ってトークンを解析する

次に、構文規則に従って、トークンを解析します。構文規則は、Transact-SQL文法に基づいて定義され、次に処理するトークンがどのようなタイプであるかを判断します。


解析中に必要なASTノードを生成する

構文解析中に必要なASTノードを生成します。これらのノードは、後続の解析中に参照される可能性があるため、解析中に生成する必要があります。


解析を完了する

最後に、トークンシーケンスの末尾に到達した場合は、解析を完了します。この時点で、生成されたASTを返すことができます。

' 構文解析マクロを定義する
Sub Parse()
  ' カーソルをトークンリストの先頭に設定する
  Dim currentTokenIndex As Integer
  currentTokenIndex = 0
  
  ' ASTのルートノードを生成する
  Dim astRoot As Object
  Set astRoot = CreateObject("Scripting.Dictionary")
  
  ' SELECT文の解析を開始する
  If CurrentToken.Type = TokenType.SELECT Then
    ' SELECTキーワードノードを生成する
    Dim selectNode As Object
    Set selectNode = CreateObject("Scripting.Dictionary")
    selectNode("type") = "select"
    astRoot.Add "select", selectNode
    
    ' 次のトークンを読み込む
    currentTokenIndex = currentTokenIndex + 1
    
    ' SELECT句の解析を行う
    Dim selectList As Object
    Set selectList = CreateObject("Scripting.Dictionary")
    While CurrentToken.Type <> TokenType.FROM
      ' SELECT句の要素を解析する
      Dim selectItem As Object
      Set selectItem = CreateObject("Scripting.Dictionary")
      selectItem("type") = "select_item"
      selectItem("value") = CurrentToken.Value
      selectList.Add CStr(selectList.Count + 1), selectItem
      
      ' 次のトークンを読み込む
  currentTokenIndex = currentTokenIndex + 1
Wend
selectNode.Add "select_list", selectList

' FROM句の解析を行う
Dim fromNode As Object
Set fromNode = CreateObject("Scripting.Dictionary")
fromNode("type") = "from"
selectNode.Add "from", fromNode

' FROM句のテーブル名を解析する
currentTokenIndex = currentTokenIndex + 1
Dim tableName As Object
Set tableName = CreateObject("Scripting.Dictionary")
tableName("type") = "table_name"
tableName("value") = CurrentToken.Value
fromNode.Add "table_name", tableName

' WHERE句の解析を行う
If CurrentToken.Type = TokenType.WHERE Then
  ' WHEREキーワードノードを生成する
  Dim whereNode As Object
  Set whereNode = CreateObject("Scripting.Dictionary")
  whereNode("type") = "where"
  astRoot.Add "where", whereNode
  
  ' 次のトークンを読み込む
  currentTokenIndex = currentTokenIndex + 1
  
  ' WHERE句の条件を解析する
  Dim conditionNode As Object
  Set conditionNode = CreateObject("Scripting.Dictionary")
  conditionNode("type") = "condition"
  conditionNode("left_operand") = CurrentToken.Value
  
  ' 次のトークンを読み込む
  currentTokenIndex = currentTokenIndex + 1
  conditionNode("operator") = CurrentToken.Value
  
  ' 次のトークンを読み込む
  currentTokenIndex = currentTokenIndex + 1
  conditionNode("right_operand") = CurrentToken.Value
  whereNode.Add "condition", conditionNode
End If
End If

' ASTを返す
Set Parse = astRoot
End Sub

この例では、SELECT文を解析するためのマクロが定義されています。このマクロは、次に処理するトークンを指すカーソルを設定し、構文規則に従ってトークンを解析します。ASTノードは、必要に応じて生成されます。最後に、生成されたASTが返されます。この例は、SELECT文だけを解析しているため、他の種類の文を解析する場合は、同様に構文規則を定義する必要があります。


T-SQL Syntax Parsing



小野淳子

transact-sql の構文解析を行うマクロを細かく記述してください



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Transact-SQLの構文解析を行うマクロを作成するには、以下の手順に従う必要があります。


構文解析器を定義する

最初に、構文解析器を定義する必要があります。これは、Transact-SQLの構文を定義するために使用されるグラマー規則を含むパーサーです。多くの場合、パーサージェネレーター(例えば ANTLR)を使用して、構文解析器を自動生成することができます。


入力をトークンに分割する

構文解析器は、入力をトークンに分割する必要があります。これは、入力文字列を分析して、トークンと呼ばれる単一の言語要素に分割するプロセスです。これにより、トークンシーケンスが生成され、構文解析器によって処理されます。


トークンシーケンスを解析する

トークンシーケンスが生成されたら、構文解析器はそれを解析して、トークンシーケンスが有効なTransact-SQL文を表しているかどうかを判断します。これには、トークンシーケンスがグラマー規則に従っているかどうかを確認するための構文解析アルゴリズムを使用します。


解析結果を返す

構文解析器は、解析結果を返す必要があります。これには、入力が有効なTransact-SQL文である場合には、AST(抽象構文木)が生成されます。ASTは、入力文の構文構造を表すツリー構造であり、構文解析器が生成する主要な出力です。ASTを使用すると、プログラマは、入力文の意味を理解するのに役立つ解析情報を取得することができます。


以上が、Transact-SQLの構文解析を行うための基本的な手順です。これらの手順を使用して、構文解析器を実装することができます。





小野淳子

構文解析器をマクロで実装してください


構文解析器をマクロで実装するには、以下の手順を行います。


トークンマクロを定義する

最初に、トークンマクロを定義する必要があります。これは、入力文字列をトークンに分割するマクロです。トークンマクロは、入力文字列をトークンに分割し、各トークンを変数に割り当てます。各トークンは、後続の構文解析のために使用されます。


構文解析マクロを定義する

次に、構文解析マクロを定義する必要があります。構文解析マクロは、トークンシーケンスを解析し、ASTを生成するマクロです。構文解析マクロは、各トークンを参照し、グラマー規則に従って解析することにより、ASTを生成します。


ASTを返すマクロを定義する

最後に、ASTを返すマクロを定義する必要があります。ASTを返すマクロは、構文解析マクロによって生成されたASTを返します。これにより、プログラマは、入力文の意味を理解するのに役立つ解析情報を取得することができます。


以下は、Transact-SQLの構文解析を行うためのマクロの例です。


vba

Copy code

' トークンマクロを定義する

Sub Tokenize(input As String)

  ' 入力文字列をトークンに分割し、変数に割り当てる

End Sub


' 構文解析マクロを定義する

Sub Parse()

  ' トークンシーケンスを解析し、ASTを生成する

End Sub


' ASTを返すマクロを定義する

Function GetAST() As Object

  ' ASTを返す

End Function

上記の例では、トークンマクロ、構文解析マクロ、ASTを返すマクロを定義しています。この例を基にして、Transact-SQLの構文解析器を実装することができます。ただし、実際の実装には、構文解析アルゴリズムやグラマー規則を考慮する必要があります。





小野淳子

上記回答の「ASTを返すマクロを定義する」の詳細なコードを記述してください



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ASTを返すマクロを定義するには、以下の手順を行います。


ASTの構造を定義する

まず、ASTの構造を定義する必要があります。ASTは、ノードのツリー構造であり、各ノードはトークンを表します。ASTは、文の構造を表すために使用されます。


構文解析マクロ内でASTを生成する

次に、構文解析マクロ内でASTを生成する必要があります。構文解析マクロは、グラマー規則に従ってトークンシーケンスを解析し、ASTを生成します。ASTは、各トークンに対応するノードを作成し、ノードを親子関係で接続していくことで生成されます。


ASTを返すマクロを定義する

最後に、ASTを返すマクロを定義する必要があります。ASTを返すマクロは、ASTを返すために使用されます。ASTを返すマクロは、構文解析マクロによって生成されたASTを返します。

' ASTのノードを定義する
Type ASTNode
    Token As String
    Parent As ASTNode
    Children As Collection
End Type

' ASTを生成するマクロ
Sub GenerateAST()
    ' ASTのルートノードを作成する
    Dim rootNode As ASTNode
    Set rootNode = New ASTNode
    rootNode.Token = "Program"
    Set rootNode.Children = New Collection
    
    ' トークンシーケンスを解析し、ASTを生成する
    Dim token As String
    token = NextToken()
    While Not IsEmpty(token)
        Dim node As ASTNode
        Set node = New ASTNode
        node.Token = token
        
        ' ASTにノードを追加する
        Select Case token
            Case "SELECT"
                rootNode.Children.Add node
                ParseSelectStatement node
            Case "FROM"
                Set lastChild = rootNode.Children(rootNode.Children.Count)
                lastChild.Children.Add node
                ParseFromClause node
            ' 他のトークンに対する処理
            Case Else
                Set lastChild = rootNode.Children(rootNode.Children.Count)
                lastChild.Children.Add node
        End Select
        
        token = NextToken()
    Wend
    
    ' ASTを返す
    Set GetAST = rootNode
End Sub

' ASTを返すマクロ
Function GetAST() As ASTNode
    GenerateAST
End Function

上記の例では、ASTのノードを定義し、構文解析マクロ内でASTを生成しています。ASTを返すマクロは、GetASTという名前で定義されており、`GenerateASTマクロで生成されたASTは、GetASTマクロ内で返されます。GetASTマクロでは、GenerateASTマクロを呼び出すだけでなく、生成されたASTを返すためにSetステートメントを使用しています。


また、GenerateASTマクロ内では、Select Caseステートメントを使用して、トークンに対する処理を分岐しています。例えば、SELECTトークンが出現した場合には、Programノードの子ノードとしてSelectStatementノードを追加し、そのノードに対してParseSelectStatementサブルーチンを呼び出して、SELECT文を解析します。


同様に、FROMトークンが出現した場合には、最後に追加された子ノードにFromClauseノードを追加し、ParseFromClauseサブルーチンを呼び出して、FROM句を解析します。


このように、トークンに対する処理を分岐することで、構文解析マクロは、トークンシーケンスを解析してASTを生成します。最終的に、GetASTマクロは、生成されたASTを返します。

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