2日連続の修了式
2日連続のお別れという未体験ゾーンの経験をしたので、シェアします。
昨日と今日で連続、2クラスの生徒さんたちを見送りました。
私がコース責任者を務めるこども英語講師養成科(eラーニング)は6ヶ月間、以下の内容で実施しました。
1つ目の修了式
まずは1日目のクラスの修了式です。
ファシリテーションをしながら進めていった一人一人のスピーチの内容は、聞いているようで全く聞いてなくて、みんなの顔を見ていました。ここで急に淋しくなってきました。その後、修了式のためにCanvaで共同作業で作った卒業制作動画のお披露目をしながらも、その動画は見ないでみんなの顔を見ていました。1人1ページ作成しているページがあるのですが、自身のページが映ったらみんな嬉しいような恥ずかしいような顔をしてました。それが今日で見納めかと思うと淋しさが限界を越え、講師という立場にも関わらず、一番先に泣いてしまいました。
この講座が始まるときにグランドルールとして設定した「Be The First Penguin!(ファーストペンギンであれ)」というものがあります。講師として、しっかりとルールを守り、一番先に泣きました。
2つ目の修了式
2日目は、もう一つのクラスのみんなとのお別れでした。1日目の順番はみんなのスピーチ→講師のスピーチ→卒業制作の動画でしたが、先に動画を観る方が場が温まるのではないかという仮説を立て、演出のために順番を変えました。みんなの卒業制作は修了式前日の夜みた時点でまだ1人1人のページが出来上がっていない方がいましたので、どうすることもできずモヤモヤしながら寝ました。気になって朝4時ごろ目覚めたら、みんなきちんと書いてくれてました!それからいい感じの音楽を選び、選んだ音楽の尺に合うようにページを追加・調整しました。修了式でみんなの驚く笑顔が見たくて頑張りました。気づけば7時になっていて、完成しました。
演出の効果はいかに?
修了式が始まり、事務関連のお知らせが終わって、スピーチタイムとなったので、まずは卒業制作をみんなで観ましょうと言って、動画を流したら、みんなの表情は驚きつつも嬉しそうな笑顔になっていました。サプライズ大成功です!動画の音楽が心に響いてきます。なぜか画面を見ずに上を見ている人もいて、あれは絶対泣いてると予想していました笑 もちろん私も泣いてしまっていましたが、涙を拭くとバレるので流しっぱなしでごまかしていました。そのあと私のファシリテーションでみんなにスピーチをしてもらっていた時に鼻をすすっている音で、泣いてしまっているのが一部の方にはバレてしまっていたようです。みんなは泣かないためにおちょけたり、具体的なことを話さないようにして、全員で泣くのを我慢してました笑 最後に講師の私がスピーチの時には、言葉に詰まるほど感情が爆発して泣いていたので、完全にバレてしまいました。今回も私が最初に泣いたので、しっかりとファーストペンギンでした。
これまでの授業を振り返って
e-Learningの実施で日々自宅で1人で学習するのですが、週1回はZoomで顔を合わせながら学ぶ半年間。9時から1時間ずつ、5人1組で実施します。アイスブレイクのためにひと言ずつ話して、ほぐれた後に、1週間の学びをシェアする5分間スピーチをしてもらいます。最後に振り返りのひと言を全員で回して終わります。これを半年間ですから、合計24回しました。オンライン対面指導という名のもと、実際にしていたのは心の交流です。スピーチですが言葉で表現しますが、文字面ではなく表情を見ながら、「嬉しかったんだな、しんどかったんだな」と講師も含めて、みんなで感情を聞き合う時間です。この時間が終わったらまた1週間e-Learningを進めるモチベーションが回復して、どんどん1人で先に進めることができます。
振り返ると、1人1ページ作成してもらった卒業制作で私が見ていたみんなの表情は、このスピーチを聞いている時と同じでした。毎週、授業の場を持ち、この表情を見続け心を通わせ続けた6ヶ月でした。
2日連続、心が動いた結果
これまで20回以上、修了式をしてきたのですが、2日連続は初体験でした。修了式が1つでもぽっかりと穴が空いたようになるのですが、2つも大きな穴が空きました。この際、この喪失感を味わい尽くそうと思いました。そう言ってるうちに、それぞれのクラスのLINEグループに招待していただいて、これからも繋がれることができました。センチメンタルではありますが、みんなの旅立ちはめでたいので、晩ごはんに鯛めしを炊いて家族でお祝いしました。
改めて、6ヶ月間課題に向き合っていただき、一緒に学んでいただいた受講生の皆さんに感謝します。どんな学びがあったかなど、また少しずつ書き綴りますね。
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