ChatGPTのリリースに伴い、改めて、DeepL翻訳での試行錯誤をまとめよう!
Google翻訳 vs DeepL翻訳
Google翻訳の直訳とは違って、DeepL翻訳はニュアンスで翻訳してくれるから、精度が爆あがりして衝撃的だったのは2年ほど前。翻訳といえば、2019年に奈良市の大きな商業施設のフロアガイドを翻訳する仕事を安請け合いしてしまった時は、まだ自力だけで結構時間がかかったのは苦い思い出です。
実用的な翻訳ツールとして閾値を超えた際に、言語ビッグバンと称して、「人とAIが共生する時代の新しい地平を体験しよう!」をコンセプトに6週間連続オンライン講座を開催しました。
Google翻訳 vs DeepL翻訳
DeepLの登場により、英語教室では少し変化がありました。今までネイティブの先生相手に質問の仕方がわからないから、わかる範囲内で、"What color do you like?やWhat subject are you good at?などの特に興味もなく、当たり障りのないことを聞いたり、発言すらしなかった子たちが、英語力がなくても質問できるようになり、本当に興味のあることが出てきました。その質問により、子どもたちの興味関心に基づくリアリティのある楽しいレッスンです。「質問したい!」という気持ちが出てきたことがすごく大切ですね。このように興味を持つことから始まる学びができることで、シンプルに英語を勉強するモチベーションが上がったと思います。
教室での「質問したい」みたいに、何かやりたいことがある人で、英語力があればできることは、AI翻訳のおかげで可能になりました。やりたいことがあるって、素晴らしい。
人とAIの共生って?
教育関係では、AI講師が活躍してくれていて、ドロドロした反復練習に付き合うことがなくなった人間の先生の時間を捻出してくれて、これまで以上に子どもたちの不安に寄り添ったり、継続を促したりするコーチングや伴走者となれるようになりました。
例えば、生徒さんが書いた英文の添削を以下の手順で行います。
オリジナル英文→DeepL(日本語)→DeepL(英語)
こうすることで、自然で間違いのないブラッシュアップされた英訳が手間なく瞬時に出来上がります。添削する時間が相当短くなります。
そこで気になるのが、本当の意味での、人とAIの共生です。AI講師にしんどいところをしてもらって、人間はAIにはできないことをするという分業スタイルが今のところ主流です。
企業がAIを導入するかどうか検討する際に、どれだけAIが生産性を高めてくれるのかを指標にするのが当たり前だと思いますが、なんか競争社会が激化するだけのような気がしています。
AIが賢いから知的作業は任せよう、というとAIとの共生になるのでしょうか。
AIには心はないけれど、賢くて愛しい相棒になったらいいなぁと思う今日この頃です。あ、そういえばAIBOっていうワンコがいましたね笑
DeepL翻訳 vs ChatGPT
それでは皆さんお待ちかねのChatGPTとの比較です。精度だけだとそんなに変わらないけど、ChatGPTだと「要約してから翻訳してください。箇条書きにしてください」などと指示できるので、勝敗はChatGPTの勝ちではないでしょうか。
DeepL翻訳単体だけでは、英語の知識がないと間違ってるか不安でしたが、ChatGPTとDeepL翻訳の二刀流作戦で、確認できるようになり少し安心材料が増えました。
翻訳で対決するのではなく、以下の手順で、DeepL翻訳の文章をChatGPTがブラッシュアップするという方法を実験してみました。
①日本語→DeepL(英語)
②ChatGPTで、DeepL翻訳の英文チェックを依頼してみる。
“Please check the sentences I translated from Japanese sentences below.”
私が翻訳したと嘘をついたら、リフレーズの提案を1つずつしてくれました。しかも、まず最初に大体合っているよ、と褒めの言葉があったり、最後にも、励ましの言葉があります。次は正直にDeepL翻訳がしたと言ったら、褒めの言葉も励ましの言葉もなくなりました笑 そして、1つずつの提案ではなく、訂正した後の文章丸ごとごっそり提案してくれました。私が翻訳したと嘘をついたバージョンは寄り添ってくれています。
さて、今晩のAIビッグバン講座は、DeepL x ChatGPTで遊ぼう!をコンセプトに遊びながら学びます。また報告しますね。
AIビッグバン講座について詳しくはこちら。
https://gcapi.hp.peraichi.com/