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ベビィちゃんとママさんがすき

命には限りがあります。

人生100歳時代。エネルギッシュに活動できる量は、年々変わっていくと感じます。半世紀以上生きて、あとどのくらいわたしに時間があるのだろう、そんなことも正直かんがえたりします。

ナースとして、たくさんの命にふれてきました。いくつかの診療科を経験できたことはわたしの財産です。なかでも産科での経験は、わたしの人生に大きな影響をもたらしました。

いのちの起点がここにある。産科で繰り広げられる凄まじい命の輝きに、いつもそれを感じていました。それらにわたし自身が支えられ、子どもたちと生きていくエネルギーをたくさんいただきました。ベビィちゃんとママさんにご恩返ししたいと思っています。わたしが成し得たいこと。それは、

ベビィちゃんとママさんのまいにちを笑顔でいっぱいにしたい

このシンプルなことがとても得にくいように感じています。小さな不安が解消できず、いつしか大きなストレスとなってママさんを覆っていきます。そしてごく稀に、悲しい事件にも発展してしまう現実がある、とも思っています。

産科でお勤めしていた時、『こんな遅い時間にこんな些細なことで相談の電話、いったいどのくらいの時間ひとりで悩んでいたの、なんで近くにいるひとに相談できなかったの』よくそう思いました。深夜に泣きながらお電話をくださる。切なかった。いつも必ず「ママ、お電話ありがとうございました。いつでもお電話ください!まってます」とお伝えしました。今こうしているときも、涙にくれているママさんがいるんじゃないか、そう思うだけで胸がしめつけられます。でもまだお電話くださるママさんは良い。ひとりきりで、誰にもなんにも言えないでいるママさんがいるんじゃないか、と思っています。

何をすることが、ベビィちゃんやママさんにお返しできることになるのか。いまは漠然としています。であるからこそ、行動しなければならないんじゃないか、との思いにいたりました。そうすることで自分にチカラをつけていきたい。医学的知見も、妊娠出産をとりまく環境もかわっているはず。学ばなければ。

わたしにできることは、ちいさくわずかなことだと思います。けれど、わたしの何かが誰かの何かにとどいて、輝きが放たれたなら、なにかお返しができるのではないかとかんがえています。心残りのないように、時を刻むと決めています。

ご訪問ありがとうございました。うれしいです。そして、最後までお付き合いくださりありがとうございました。では、またおめにかかれますように。感謝をこめて。

あい。






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