承認欲求を満たすために看護師になったはいいものの
看護師って素敵な職業ね。
合コンに来るとテンション上がる。
親も安心。
彼女を紹介するとしても安心。
白衣の天使。
安定してる。
彼女が看護師、嫁が看護師とかなんか羨ましい。
あらまぁ素敵ね。
蓋を開けてみると…いや、開けないでおこう。
この記事は承認欲求を満たすために看護師になったが、満たされた後にポカンとなって、それと同時に人生の岐路があって変化して今に至るっていう、しかも風の時代の幕開けと被ってる!人生設計力が神やわーって内容です。
元々、両親は私の姉に看護師をして欲しかったみたい!
勉強にもお金をかけていたし。
理由はわからないけど、安定しているから?
それでも、姉はその期待には応えず。
だからと言って、今度は私に…ってこともなかった。
末っ子の私は自由に自由に生きていきました。
がしかし、承認欲求はまるっとある人間でしたので。
いつも忙しい母の自慢の娘になりたかった。
母方の親戚でよく会う叔母さんが息子は薬剤師、娘は看護師、嫁は看護師という医療系家族だった。
その叔母さんに私もまんまと導かれたのだ。
女手一つでも自立して食べていける。
なんとなくその言葉が響いた。
が、基本的には母の自慢の娘になりたいが1番。
私が初めて高校の進路を決める時に、洗濯を干す母に言った一言。
「看護学校に行こうと思って。3年間で正看とれるし、学費も他に比べたら安い方だから。推薦で入ろうかと思ってる。」
母は「いいんじゃない。」とたった一言。
恥ずかしそうに快諾してくれたのを覚えている。
そんな美談…ではなく。
これは私が承認欲求で決めた道だったということ。
看護師になった理由なんていくらでも綺麗事を並べられる。
しかし、実際は母のため。
でもでも、やはりやりがいもあり、自己満足度は高かった。
メリットの方が多いので、今も後悔はしていない。だからこそ気づくのが遅くなった。
働いて数年経ち、子どもを産み、だんだんと働きにくさを感じた時にようやく気づく。
あれ、私なんでこうしているんだっけ。
母も娘の私が看護師として頑張ってるのを鼻高々に人に話しているのも知っている。
安心しているのも確か。
よっしゃ!ミッションクリア!
そして、あれ、なんか、あれれ?みたいな感覚。
人生の中で1番頑張って注力していたことが変わる瞬間でした。
私の中は看護師モードから母親モードに切り替わりました。
働く母を見てきた私は、お母さんに見て欲しくて、看護師になりました。
お母さんにいつだって見て欲しかった。
忙しく頑張るお母さんにワガママさえ言わない良い子になっていた昔の私が出てきたのです。
インナーチャイルドですな!
そこを癒すフェーズに入ったのです。
自分が望んだ親子の時間を、確保すべく流れがしっかり設定されていました。
現在、パートで訪問看護師をしており、心身共にゆとりを持って育児できています。
この流れ!
いやー、人生って面白いよね!
ちゃんと設定して生まれてるわー。
設定した自分よ、お主、なかなかやるのぅ!あっぱれじゃ!
私は今すごく、幸せやねん。
全部丸ごと幸せ!
その大変化って2020年終わりくらいからの話です。
そう!風の時代の始まりの時期なんです。
こういう人生の振り返りって面白い。