【SDXL】 画像生成AI に大人を描いてもらう方法
はじめに
こんばんは、きまま / Easygoing です。
今回は画像生成AIの歴史の続きで Stable Diffusion について紹介する予定だったのですが、少し気分転換で軽い記事を書いてみることにしました。
たまには軽い記事を
普段は調べ物をしながら note 記事を書くので、だいたい1週間に1本のペースを目指して投稿しています。
しかし今は夏の暑い盛りですし、一度息抜きで短い記事を書いてみようと思いました。
というわけで、今回はあまり考えずに散文調で書いています。
一応 how to 系の記事になりますが、個人的なプロンプトを紹介する内容です。
AIは若い女性を描く傾向がある
画像生成AIは、特に若い女性を描く傾向があります。
これは世の中には若い女性の絵画や写真が多く、AIはそこから学習しているのである意味仕方がないとも言えます。
アニメ系の絵で追加学習を行ったモデルは、特にその傾向が強くなります。
川で遊ぶ少年
試しに川で遊ぶ少年を描いてもらいます。
少年? は少女になってしましました。あと、左上の動物は版権的に少し際どい気がします。
ピ◯チュウの絵で直接学習したわけではなくても、世の中にはキャラクターのTシャツやぬいぐるみが沢山あるので、記念写真などからも学習してしまうので仕方がありません。
気を取り直して、もう一度描いてもらいました。
今度は少年が描けましたが、水着が女子用っぽいしやはり全体的に中性的な感じがします。
boy は弱い!
経験的に、プロンプトで boy を使ってもかなり弱いです。かなりの確率で少女化してしまいます。
man はいくらか効きやすいですが、おじさんを描いてもらうつもりで man を使っても10代後半から20代前半の若者が描かれることが多いです。
個人的に性別を指定する時に確実なのは male だと思います。
male(男性) > man(男) > boy(少年)
の順ですね。
青いドレスを着た女性
今回のテーマはパーティーで青いドレスを着た女性です。
今回、少女ではなく大人の女性を描いてもらうのに利用したプロンプトはこちらです。
stylish, elegant, mature, settled, quiet, silent, Eugène Delacroix
stylish:スタイリッシュ
elegant:優雅な
mature:成熟した
settled:落ち着いた
quiet:物静かな
silent:静かな
Eugène Delacroix:ウージェンヌ・ドラクロワ
プロンプトでかなり年齢を上げています。最後の ウージェンヌ・ドラクロワ は西洋絵画の巨匠の名前です。
巨匠の手を借りるメリットについてはこちらの記事を御覧ください。
masterpiece を使わない
最後に、最近の自分のプロンプトの傾向について紹介します。
masterpiece を使わない
ネガティブプロンプトを使わない
masterpiece を使うと顔の個性が無くなってしまうので、最近は使わないようにしています。
また、以前はネガティブプロンプトに low quality や bad hands などたくさん記載していましたが、あるとき試しに抜いてみたところ逆に全体のクオリティが上がって驚きました。
完成度の高いモデルだとネガティブプロンプトはあまり必要なく、逆にノイズになってしまうのですね。
自分の場合はモデルを animagine-xl-3.1 から animaPencilXL_v500 に変えた時に特にそのように感じました。
今後 Stable Diffusion 3 や Flux.1 では、基本的にネガティブプロンプトは使わない仕様 になるそうなので、時代の流れにも合っていると思います。
まとめ
画像生成AIは若い女性を描く
プロンプトで調整する
ネガティブプロンプトは使わない
最後までご覧いただきありがとうございます!
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