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「ふたりで終わらせる」を観た

感想、まだまとめきれていないけど先にあげちゃう。
上手くまとまったらあとでちゃんとしたの上げ直すから、今はあらすじとかは書かない。
特に考えたことだけをばやっとって感じだけどネタバレあり。
この映画をみる予定ある人はこれ以下覗かない方がいいです。
めちゃくちゃ面白い良い映画だった。

IT ENDS WITH US    ふたりで終わらせる
パートナーへの暴力、いわばDVをテーマにしたストーリー。
主人公リリーの、「自分のトラウマ、その時感じた絶望と向き合い、それらを次世代には繋がない。ここで断ち切る」という勇気ある選択に希望をもらえた。

まず、彼女のように苦しみの連鎖を終わらせるための決断をする人がいるということを知れた。
そしてその決断は、私もすることが出来る。しかもその時私はひとりじゃなくて、前述の通り他にも覚悟を持って決断している人がいる。

私にとって、これらのことを知って、感じられたのはとても大きいことだったと思う。
自分にまとわりつく苦しさは、死ぬまでずっと離れないものだと思い、諦めていた。
それらを全て取り払うことは出来ないかもしれないけど、それでも向き合い、同じことを繰り返さないように、都度自分で選択して生きていくことは出来る。
これは自分の人生で、必ずしも私を育て、私の苦しみを引き起こした人と同じようになるわけではないんだと気づくことが出来た。
子供を持つつもりはないけど、それ以外でも。
生き方や考え方を見つめ直す良い機会になった。

そして、彼女と、その周りの人たちについて。
このような暴力は、対等な関係で、そんなこと起こるわけがないと思うような場合でも、起こりうるものだと知れた。
暴力を振るう人間が、どこまでも悪い人間というわけではないことも。
だからこそ、離れるのが難しいのかもしれない。
音楽や映像も相まって、登場人物たちそれぞれの苦しみが絡まりあった、苦しくも美しい物語だった。

時間があったらぜひ観に行ってみてほしい。
2時間ちょっとと時間的には少し長めだけど、どんどん惹き込まれていく映画。
気づいたら余韻で泣いているエンドロールだった。

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