今回もコーネル大学が発表した、生成AIの精度を上げるプロンプトの原則26点の中から一つご紹介します。
例によって、後々見返した際に記事タイトルを見ただけでも内容を判断できるように、一つずつ紹介していきます。
コーネル大学の論文はこちら
https://browse.arxiv.org/html/2312.16171v1
論文の内容を翻訳してもらうと、次のように記載されていました。
このように指示をすることで、文体が勝手に変更されることを防ぎつつ、文章の修正を行ってくれます。
例えば、友達に送るメッセージをちょっと手直しして欲しい場合に、友達に送る口調を変えて欲しくない場合などに使うと良いと思います。
また、この指示をちょっと変えて下記のように使うこともできます。
(例)ビジネスメールを作成してもらう場合
次の文章をすべて修正してください。
1. ビジネスメールにふさわしいフォーマルな文体を維持してください。尊敬語や丁寧語を適切に使用し、ビジネスシーンに適した表現を心掛けてください。
2. 文法と語彙の改善に焦点を当ててください。相手に正確に情報を伝えることができるようにしてください。
3. 明確でわかりやすい表現を使用してください。 誤解を招かないように、簡潔で直接的な言葉遣いを心掛けてください。
このプロンプトを使って、ビジネスシーンに適したメール文章に書き換えてもらうことができます。
ちょっとふざけすぎですが、試しに下記の内容を修正してもらいます。
ちなみに、上記のプロンプトは使わず、ただ「この内容でビジネスメールを作って。」とだけ指示をした場合の実行結果はこちらになります。
今回のテクニックを使わなかった場合の実行結果
すごい色々推測してメール文章を作成してくれました。
今回のテクニックを使った指示では「文法と語彙の改善に焦点を当ててください。」というプロンプトが効いているため、不要な推測を行わずに与えられた情報だけで文章の修正をしてくれたのだと思います。
今回の記事は以上になります。
初心者向けの記事はこちらのマガジンにまとめていますので、
良かったら他の記事も見ていってください。