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ここは今から倫理です 5巻 SG

(画像の花は“アベリア”というそうです。よく見かける植物ですよね。)

こんにちは。

今日は朝からずっと雨が降っています。
日本全国でそうなんですかね?

ところで、春雨ですが、食べ物のほうの春雨がなぜそのような名前になったか調べてみると

作っているとき細かい穴から麺が垂直に落ちていくさまが、
春にしとしと降る雨に似ていたから

だそうです。

少し話は脱線してしまいましたが、雨の日の室内ってなんかいいですよね。雨に濡れるのは嫌いですが、雨の日は結構好きです。

こんな日は、窓を開けた部屋で読書でもしたいですね。少し風が吹き込む部屋で一定のリズムを刻みながら聞こえてくる雨音。そこで一人内向く自分。集中できそう。(実際に今日、本を読んでいる部屋は、かすかに雨音が聞こえるだけの窓も開いていない研究室ですが。まあ字面で想像するよりはずっといい部屋だとは思いますが 笑)。

今日は、最近読んでいる「ここは今から倫理です」という漫画から。

ここは今から倫理ですー5巻 #22 「労働のあと」

お話の主人公は、高校2年生の綿野佑輔くん。

趣味がゲームで休み時間も含めて、頭の中ではゲームのことしか考えていない(高校1年の時の自分みたい笑)高校生です。

でも、もう高校2年生。将来について考えざるをない時期になり、自分なりに考えます。

「大学に行く?でもお金がないから、働きながら大学に行かなきゃいけない。」
「働かなきゃいけないなら、大学なんていかない。でも、それこそ大学に行かなければ、働かなければいけない。」
「働きたくねー、なんで働かなきゃいけないの?ゲームだけして、面白おかしく生きるだけじゃダメなの?」
「人間て働くためだけに生まれてきたの?」

と。

そんなことを考えながら生活している佑輔君はスマホを壊してしまいます。
今までゲームが埋めてくれていた時間。急に佑輔君にぽっかりと大きな余った時間ができます。

俺は何をしていたらいいんだ...??

そんなことを考えながら歩いていると窓から校庭を眺める高柳先生と偶然出会い、花の話で盛り上がります。(この時出てきた花がアベリアですね)

そこで佑輔君が先生に聞きます。

「先生、暇なの?」

そして先生が返事をします。

「現代人は暇ですよ」

アーレントは言ったそうです。
“現代人には「余暇」が増えすぎた”と。
昔はめいいっぱの「労働」をして、その分の必要なものが得られたけど、今はその「労働」と「必要なもの」が結びついていないと。

頑張って働いて得たお金は暇つぶしのために消費されるだけ。

これを聞いた佑輔君は、自分がそうだ、そしてそもそも「労働」をしたくないとも。

時に“生きる喜び”にと直結するものなのに

それに対して高柳先生が上のように返します。

そんな感じでお話は終わります。


初めてですかね。感じたことや学びだけじゃなくてあらすじまで書いたのは。意外と難しいですね。なんとなく読んでいた話の構成を意識するし、繋がりも意識する。

ということでここから私の感じたことを簡単にですがまとめていきます。

1.スマホをなくさなければ、佑輔君は高柳先生と話さなかったと思う
2.「余暇」をどう使うかが需要なのだと思う

〇1つ目〇
佑輔君はスマホを壊さなければ、高柳先生と話すことも、花の話をすることもなかったし、そこから先生に「暇なの?」と聞くこともなかったと思う。
たまたまできた佑輔君の余暇が自分の「余暇」について考えるきっかえになるというお話

〇2つ目〇
自分の人生の余暇をただ富を消費するだけの「余暇」にしたくないな。
その時間で人と関わっていたいし、何か考えて感じていたい。
より深みのある人生を楽しむために、学び続けたいし、教養だってたくさんに身に着けたい。

あれ、でもなんのために生きていくのでしょうね?(笑)
自分の好きは?楽しみは?喜びは?ワクワクは?幸せは?

問い続けなければ、よりよい人生はおくれない。

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