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AI動画で"バズらせる事"に必死にならないで、と言う話。

こんにちは、AI FREAKです。

なかなか逆張り的なタイトルですが笑、ネガティブな内容ではないので先にお伝えしておきます。

さて、AI動画を始める人は誰しもが『バズるAI動画』を最初に目指すのではないでしょうか。

もちろん、バズは決して悪いことではありませんし、誰でも一度は経験してみるべきだとも思います。

猫ちゃんでバズるのは簡単

ただ『バズを追い求めすぎて疲弊』したり、『バズった後の設計』がないと、あまり意味がありません。

あとは、バズった後に企業などの依頼に応えるためには、画像生成や動画生成の基礎力が非常に重要になります。

というわけで、今回のnoteでは『バズに対する向き合い方』に関してお伝えしていきます。

AI動画に限らず、全SNSに共通する話なのでぜひチェックしてみてください。

バズを体験するのは悪くない。ただ目的を見失わないこと

繰り返しになりますが、バズるのは決して悪いことではありません。

一度も経験したことがある人ならわかると思います。

あの通知が止まらない状況はたまらないですよね。The アドレナリンといった感じで高揚します。笑

かわいいは正義

ただ、その“バズ自体”や"アドレナリン"をゴールとしてしまうと、どうしても『安易な真似事』や『過激な手法』に走りがちになってしまうわけです。

「猫ちゃん動画がバズりやすい!」という情報を元にai動画を作った
➡️ バズった!
➡️ 次もバズった!
➡️ 次は再生数が落ちた
➡️ あれ全然みられないかも…
➡️  なんのためにやってるんだっけ…?

なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。

もちろん上記のように一度バズれていれば、むしろすごい方です。

「真似したけど、全く何にもならなかった…」という人も多いのではないでしょうか。

バズったAI動画のプロンプトを教えます…?

少し前からXで「バズったAI動画のプロンプト公開」といった主旨の投稿をよく見かけるようになりました。

「コメントしたらDMします」みたいな例のやつです。

運営している人は、基本的にビジネス的には賢いやり方なんでノーコメントですが、ああいうのに引っかかってたらダメですよ。笑

なぜなら本質的じゃないからですね。あと簡単に作れますよ、私のnoteなりBlogなりをちゃんと読んでいれば。

あとは何より"多くの人が群がっているプロンプト"をGetしても、二番煎じもいいとこです。

バズるけど真似が簡単、は短命

先ほどからお伝えしていますが、例えば猫ちゃんは最強なんですよね。

暖炉であったまっている猫

世界中で需要があり、かわいい猫ちゃん動画はAIで作ってもリアル猫でも一定数の再生数を稼げます。

例えば「巨大猫が街を散歩」「サイバーパンク風の猫アンドロイド」など、インパクトある映像を簡単に作れますよね。

これをSNSに投稿すれば、一定のネコ好き層からバズが起きるかもしれません。

ただ、その先はどうするつもりでしょうか?

例えばオリジナルの猫キャラクターを作ってグッズ化を目指す、といった差別化のビジョンがあるならアリかもしれません。

一方でただ“AI猫動画を量産してバズるだけ”が目的なら、どんどん真似されてすぐ飽きられるのがオチでしょう。

オリジナルを作ると差別化できる

一方で、初めから“自分の世界観やキャラ”を築いて動画を作る、という選択肢もあります。

これらはそもそも需要があるか不明なので、手間と時間がかかります。勿論、バズるまでは遠回りかもしれません。

しかし、いったんファンが付けば、真似されにくい強いコンテンツになります。

結果的に“バズじゃなくても安定して伸びる”という可能性もあるし、突発的なバズが起きたときには、一気に人気者になるチャンスがあります。

オリジナル路線の方が長い目で見れば“自分だけの財産”を築けると私は思います。

広告費を稼ぐなら大量量産もアリだが…

「ショート動画でとりあえず稼いでみたい!」という人は、バズる動画を量産することはとても良い(話が早い)と思います。

ただ、元々一発屋になる可能性が高い方法なので、短期目線の攻め方だという事は念頭に置いておいた方がいいと思います。

あとは「AIだから簡単」と思って参入する人はとても多いので、どんどんレッドオーシャン化する可能性が高いというのも、懸念点ではあります。

やるなら素早く、ハイクオリティに行う必要があります。それも結局基礎知識が大事になります。

バズだけ追うと精神的に疲れる理由

バズというのは、ある種『運』の要素も強いです。

いくら凄いAI動画を作っても、タイミングや話題性によってはあまり伸びなかったり、逆に何気ない小ネタが爆発的に拡散されたりする世界です。

一喜一憂を繰り返していると、「またバズらないかな」「今度こそ行けるかも」と常に数字を気にする状態に陥りやすい。

それが人を消耗させる原因となるわけです。

本来、自分が作りたい映像や世界観を楽しむためにAIを使っていたのに、いつしか数字ばかり気にして「この路線は伸びないからやめよう…」と右往左往してしまう。

結果、活動がブレたりモチベが下がって継続できない人も多いです。『数字の奴隷化』という皮肉もありますが、心当たりがある人もいるんじゃないでしょうか。

『バズはあくまで副産物』という考え方のほうが気楽だと思います。個人的にもなるべくそう思うように心がけています。疲れちゃうので。笑

バズをどうやって活かせばいいの?

では、バズ動画とどうやって向き合えばいいの?という点ですが。 

一番大事なのは「バズをゴールにしない」ということですね。

バズによって認知度が爆上がりしたとして、そのあとに『何を売るのか、どんな活動を展開するのか』が明確であれば、バズが大きな武器になるというだけの話です。

例として、AIで作ったオリジナルキャラをグッズやNFTに展開する計画があるなら、バズを起爆剤としてファンを一気に集められますよね。

そこにストーリーや世界観が加われば、ファンは“この先もっと観たい”と追いかけてくれるかも。

NFTに展開したいのに『誰でも簡単に作れる猫ちゃん動画』で人を集めても全く意味がないですよね。

このように、先にバズ以外の目的を決める事が非常に重要という事です。

いつでもバズを起こせる基礎力を固める

もう1つ重要なのは、いつでもバズを狙える土台を作るという考え方です。

正直自分はどのジャンルに参入しても、ある程度バズらせることができると思います。

猫ちゃん動画でフォロワー10万人なども2,3ヶ月ガチればいけると思います。

なぜなら、各SNSの特徴をトライアンドエラーの末に熟知しているし、AI動画も人並み以上にはハイクオリティで作れるからです。

つまり、大切な事は基礎力です。

基礎があれば、どうにでも応用が効きます。バズる動画を目的にするというよりは「いつでもバズ動画なんて作れますよ」という状態にもってく方が、先が長いと思いませんか?

あとそもそもその力がないと、仕事にしづらいです。

例えば、AI動画で何かバズったとしても「こういう画像を作れる?」という依頼に対して、期待以上のレスポンスをする必要があります。

3D風の画像を作って!に答えられますか?

バズっているプロンプトを再現し続けても、応用が効かず、依頼に答えられなくなっちゃうんですよね。

それは何度も画像生成をして、基礎を固めないと身につきません。

過程をいろいろ吹っ飛ばせるTipsも販売していますが、こちらもバズが目的ではなく基礎力を固めることを目的としています。

ベースがあれば偶発的にではなく、バズも意図的に狙うことができるということです。

ただ単に『プロンプトを真似してバズっている人』には絶対に負けないよ、という鍛錬と自力がのちのち効いてくるはずです。

案件を狙うならそもそも“バズらなくてもいい”

バズが目的化してしまう原因のひとつに「再生数が高い=すごい」というイメージがあると思います。

ただ、実際には数百程度の再生数でも、特定の企業の目に留まれば大きな案件に繋がる場合もあります。

SNS上では大して伸びていなくても、例えば車系のAI動画を作りまくってれば、その手の企業からお声がかかることも十二分にあり得るわけです。

何が言いたいかというと「バズらないと意味がない」という思い込みは危険だということ。

バズよりも高単価案件を得るほうが、結果的に安定収益やクリエイティブな仕事の幅が広がるケースもあります。

もちろんバズれば知名度が爆上がりする利点はありますが、“企業担当者に刺さる動画”を少数作るアプローチも有効だと思います。

これはAI動画に限った話ではなく、YouTube全般でも“数百〜数千回再生しかされていないけど、濃い視聴者が付いているから商品が売れているみたいな話はよくありますよね。

結論:バズはあくまで手段です

つまりバズを『目的』にするのではなく、『手段』として捉えようということです。

そこを本気で考えると「そもそも目的は何だっけ?」から、しっかりと考え始めるようになります。

もちろん「よくわからないから、一度バズってみたい」のようなフェーズもあっていいと思います。ただ、その先でつまづいた人はこのnoteを見返して、原点を見直すことをおすすめします。

「バズらないと…!」と精神的に疲弊している人が多いように思うので、そういう人は一度立ち止まって目的から見直してみてください。

いずれにしても、基礎力を磨くことは無駄にならないので『焦らず地道に』のマインドを持つ事をおすすめします。

もしこのnoteが参考になったという方がいれば、いいねしてくれると嬉しいです。では、また別のnoteでお会いしましょう!


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