架空のブランドのコレクションをAIで企画していきます。今回はBing ChatでImage Creator(DALL-E3/DALLE3)を使ってみたかったのでMicrosoft Edgeで作業していきます。
GPT-4
コレクションの企画
まずは必要な情報を出してもらいます。
デジタルのショーなので、現実世界で実現可能かどうかは無視して独創性を優先して返答するように指示を入れてから、質問しています。
全ての項目に結構しっかり答えてくれました。ここまではいつもと同じですが、今回はこの会話を継続したまま、イメージ出しができます。
今回は検証なので、トレンドかどうかは一旦無視して、AIが出してくれたコンセプトに沿って進めていきます。
DALL-E3
画面を行ったり来たりせず、そのまま案出しができるのが本当に便利。ただ、今回は「このコレクションのデザイン画を出してください」だけでは、かなりカジュアル&動物がたくさん登場してしまったので、少しだけ条件を調整しながら追加イメージを作成していきます。
画像生成の際に、会話からプロンプトを作成してくれているようで、そのプロンプトは生成画像と共に確認できます(アザラシ画像の右側の英文)。プロンプトの書き順や文の長さの参考にもなります。
今回は検証なので、トレンドかどうかは一旦無視して、AIが出してくれたコンセプトに沿って進めていきます。
デザイン画
しっかりデザイン画(風)が生成されました。これまでの会話の続きなので、色や素材などのプロンプトを入れなくても生成できます。
コレクションイメージ
デザイン画を元に商品イメージを生成していきます。「この靴やドレスで氷のランウェイは歩きにくそう…」などは一旦無視して、デザイン画から、よりリアルにしていきます。
ヘアメイク
続けてショーに登場するモデルのヘアメイク。コレクションが、エコファーのモコモコシルエットや雪モチーフで、かわいらしいアイテムも多いので、ハードなスタイリングでバランスをとります。ラメやグリッターが輝くメイクは氷の上で映えそう。
会場
ショー会場のデザイン。しっかり雪と氷の世界が広がるミニマルなデザインの会場になっています。
インビテーション
お客様へ送る招待状。今回びっくりしたのが、ここでは指示していないのに、しっかりブランド名とコレクション名が入っていること!
こちらで指示したのは「白い封筒」「アクセントに青い箔プリント」という点だけ。
進化のスピードがとてつもないので追いつけていなかっただけで、”AI画像生成=文字が苦手”というのは、あっという間に過去の話になっていたのかもしれません…。
来場のお客様へのプチギフト
本当はもっと細かく中身やラッピング素材なども指定したかったのですが、30ターンに到達してしまったので一旦ここで終了。
まとめ
ここまでで30ターンです。(そのうち8ターンを、全然使えるものが上がってこなかったブランドロゴの生成に使っていました(笑)この無駄なターンがなければ、もう少し色々出せそう。)
1ターンでかなり”入力できる”&”返答をもらえる”ので、このボリュームを10回/日できると考えると、アイディア出しをするには十分な量かなと思いました。
ただし、Chat GPTのように会話の記録ができないので、必要な部分がある場合は保存することをお勧めします。各返答の右上からPDF or Textに保存することが可能。右下の数字は現在のターン数(現会話内)。
色々な画面を行ったり来たりしなくていいのと、それぞれに前提条件の説明をせずそのまま進行できるのがかなり便利でした。一日当たりの使用容量の制限があるので、さすがにコードを生成する、大量に画像生成するなどの場合は足りないかもしれませんが、今回くらいのボリュームでしたら無料で使わせていただくには十分すぎるくらいだと思います。(⚠️生成画像の商用利用不可)
今後は、テキストはChat GPT-4からBing Chatにメインを変更(”簡単な内容”や”最近の返答である必要のない内容”はChat GPT-3.5に)、画像はBing Chatで出した原案をもとにStable DiffusionやFireflyで作りこみ、Photoshopで仕上げ、といったように使い分けをしていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。