【雑記】競走馬の三代始祖とネアルコ、イクイノックスについて
イクイノックスがジャパンカップに勝ちましたね!世界最強!
ということで、競走馬の記事です。
競走馬の三代始祖について記事にしました。
競走馬の三代始祖とは
現在のサラブレッドの直系父系祖先を可能な限り遡った場合に辿り着く、ダーレーアラビアン、バイアリーターク、ゴドルフィンアラビアンの3頭の種牡馬のことです。この3頭は18世紀にイギリスで活躍した馬で、それぞれエクリプス系、ヘロド系、マッチェム系と呼ばれる父系を形成しました。現在では、エクリプス系が圧倒的な優勢を誇り、90パーセント以上のサラブレッドがこの系統に属しています。
つまり競走馬の先祖を辿っていくと必ずこの3頭に行きつくという事です。
人間に例えたら、友達はみんな親戚!
イクイノックスの先祖
イクイノックスの先祖をさかのぼってみましょう。
以下のようにダーレーアラビアンに辿り着きました!
netkeibaさんで他の馬でも試して下さい。
イクイノックス→キタサンブラック→
ブラックタイド→サンデーサイレンス→ヘイロー→ヘイルトゥリーズン→ターントゥ→ロイヤルチャージャー→ネアルコ→ファロス→ファラリス→ポリメラス→シリーン→ボナヴィスタ→ベンドア→ドンカスター→ストックウェル→ザバロン→バードキャッチャー→サーハーキュリーズ→ホエールボーン→ワキシー→ポテイトーズ→エクリプス→マースク→スクワート→バートレットチルダーズ→ダーレーアラビアン
ネアルコ
エクリプス系の中でも、特に影響力の大きかった種牡馬がネアルコです。ネアルコは1930年にイタリアで生まれたサラブレッドで、フェデリコ・テシオという馬産家の生産馬でした。テシオはイタリアの競馬界の発展に大きく貢献し、リボー、ネアルコなどの世界的名馬を生み出しました。テシオは自らの生産馬を厳しく選別し、自分の理想とする馬の姿を追求しました。テシオは「馬は芸術である」という言葉を残しており、彼の作品はまさに芸術品と呼べるでしょう。
ネアルコはテシオの最高傑作とも言える馬でした。競走馬としては14戦14勝の無敗で、イタリアのクラシック三冠やイギリスのセントレジャーなどを制しました³。種牡馬としても優れた産駒を多数輩出し、イギリスのリーディングサイアーにもなりました。ネアルコの子孫からは、ナスルーラ、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクターなどの名種牡馬が現れ、現代のサラブレッドの血統に大きな影響を与えました。
競走馬の三代始祖は、サラブレッドの歴史の基礎を築いた馬たちです。その中でも、エクリプス系のネアルコは、テシオの芸術的な感性と科学的な知識によって生み出された、サラブレッドの最高傑作と言えるでしょう