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【検証】チャットでのコーチングは成立するのか?

こんにちは、『対人支援者の伴走者』岡林あいこです。

今回は、文字のやりとりでコーチングが成立するのか?ということについて書いてみたいと思います。
この記事の最後にお知らせがありますので、ご興味のある方はぜひお読みください。

◆きっかけは1通のメール

私は、コーチングを学んで1年半ほどです。
”車いすコーチ”としてTwitterやYouTubeをやっていますが、ありがたいことにお問い合わせをいただくことが増えてきました。

そんなときに、「あいさんのセッションに興味があります。オンラインのみということは、話せないと難しいですよね」とDMをいただきました。
※私は、普段オンラインでコーチングを提供しています。

少し詳しく伺うと、その方は聴覚が弱くて、普段は相手の口の動きを見て会話しているとのこと。zoomだと、口の動きが見えづらいんだそうです。

セッションの中でチャットを使ったことはありますが、全編チャットのコーチングはやったことがありません。
『チャットコーチング』なるものがあるのかどうか調べてはいないのですが、実際にやってみることに興味が湧きました。
そこで、信頼するコーチの一人 しみしょさんを巻き込んで試してみました。

◆想像以上の気づき

《実施方法》
・zoomを繋いでの30分セッション
・お互いに画面ON/ミュート
・チャットと反応ボタンを使用

交代でガチなセッションをしてみた結果、たくさんの気づきと「もっとこうしてほしい」が出てきました。

まだ課題感はあるものの、クライアントの思考が進み、コーチからの別視点を得られるという意味においては、コーチングにはなっている感じはありました。
コーチの力量が求められる、ヒリヒリした部分については、次項にまとめています。

クライアント・コーチともに、お互いの手元が見えません。
今、誰のターンなのか?
これがボンヤリしていたら、クライアントは退屈してしまいます。
かと言って、コーチが矢継ぎ早に質問をしてしまうと、これはコーチングではなくなってしまいます。

ところて、既存のコーチングで「短い復唱」が効果的な理由ってご存知ですか?
クライアントは思考しながら話しているとき、言った瞬間に忘れている(記憶に残りにくい)ことが多いです。
コーチが単語レベルの短い復唱をすることで、クライアントが
「あぁ、それ言った。そうそう。そうだった」
と思い出すことができるんです。
五月雨式に言葉にした情報を、コーチが代わりに整理することで、クライアントは思考に集中できるという効果があります。

一方チャットコーチングは、クライアント自身のログが自分で確認できます。
コーチが復唱しても、
「書いてあるじゃん。何の確認だよ。。。」
という感じになってしまい、無意味どころか逆効果だということも分かりました。

他には、コーチのチャットが抽象度高かったり、ニュアンスに含みがある記述があったりすると、クライアントに無駄な思考を誘発します。
例えば、従来のコーチングでクライアントに「それじゃないんでしょ」と言いたいときに独り言のように呟くことがありますが、そのニュアンスはテキストでは伝わりません!

(いやー、おもしろい!)

ログが残るデメリットとしては、声に出して話すよりも発言のハードルが高くなることが挙げられます。
これは、やる前から想定していたことではありました。
クライアントは、
「軽はずみなことは言えない」
と言葉を精査する意識作用が働き、”よそ行き”感が出てしまいます。
ここをいかに崩すか。。。
クリエイター魂に火がついた瞬間です笑


◆コーチは忙しい!(検証でわかったことを一部公開)

コーチはマルチタスクが求められます。
が、チャットコーチングは更に緻密で繊細な組み立てが必要だと感じました。
チャットコーチングで、クライアントの満足度が高いと、対話によるコーチングの精度も高まっていく予感…っ!

既存のコーチングでは、コーチは言葉に表れない非言語(身振り手振り・視線など)を観察しています。
もしコーチがチャットを打つのに必死になって、クライアントの様子を見ていなかったとしたら。。。
(これ、結構あかんやつ)

一方でクライアントが思考の底に潜っているとき、クライアントはコーチの方を見ていないし、コーチの存在が薄くなっています。
画面を見ていないクライアントの思考を邪魔しないで効果的に関わるには、コーチは複数のシナリオパターンを先回りして想定し、コマンドを用意しておく必要があるかもしれません。
コーチは、一手(1回のチャット文)にシンプルかつ深めの関わりがあると良さそうです。
コーチが書いている時間は、クライアントにとって”待ち”の状態であると同時に、思考が進んでいる時間でもあります。
待った末のコーチからの返答が単調だと、退屈を感じやすくなります。
ということは、直接会話するよりも凝った返し方で楽しませていく仕掛けがあるとより良くなる可能性が出てきますね。

「おいおい、そんなこといっぺんに出来んのか?」
という私と。
「やりようによっていろんな可能性あるやん。めっちゃおもろい!」
という私がいます。

クオリティを高めるために、ある程度のマニュアルとデモ動画を作ることにしました。
※そのうち公開予定w

◆日常にコーチングを

がっつりコーチング受けるほどでもないけど、ちょっと思考の整理したい。
そんなことありませんか?
(唐突にセールス口調w)

友達にLINEするように、コーチが話を聞いてくれたら。。。
「今、5分だけお時間いいですか?」
(だからセールス口調やめぇw)
から始まるLINEコーチング。

日常生活で、コーチ主導でコーチングが始まったら嫌がられます。
でも、クライアントがサクッと聞けてサクッと終わるところにニーズがあるとしたら、アリなんじゃないかなと思いました。

なので、LINEでコーチングする時に便利そうなスタンプ、作ってみました。
(こちらから購入できます)
↓↓↓

♡LINE de コーチング〜非言語マシマシ〜

こちらのイラストは、元気でPOPな作風の絵師 : そんちょさんにお願いしました。そんちょさんは、Twitterで活躍されているので気になった方はTwitterをご覧くださいね。

私とは直接関係ないのですが、師匠(林健太郎さん)の会社で販売されているスタンプも併せてご紹介しておきます。
↓↓↓

♡やさしい会話スタンプ1


ただね、チャットコーチングとは違って、情報が文字とスタンプだけなんですよ。
なので、コーチの難易度はぐぐぐっと上がります。
ここらへんの対策についても、緻密に設計中です。


◆ということでお知らせ

ここまで、お読みいただいているということは、チャットやLINEを使ったコーチングにご興味を持っていただいているという前提で話を進めます。

まだマニュアルも確立していませんが、以下のような感じでセッションを受けてみたいという方はいらっしゃいますか?

《概要》

・チャット de コーチング(zoom)
30分セッション(音声ミュート/画面オン)

30分フィードバックなど(音声オン/画面オン)

・LINE de コーチング
10分セッション

30分フィードバックなど(LINEビデオ通話)

※どちらも無料
※場合によっては、
テキストでのフィードバックも承ります。


今回、LINEコーチングに対応するために公式LINEを新しくしました。
今までの公式LINEアカウントを登録していただいている方は、お手数ですが以下の「友だち追加ボタン」またはQRコードから改めてご登録ください。
そして、これから登録してくださる方も、お気軽にメッセージをお寄せくださると嬉しいです。

上記のコーチングをご希望の方は、登録後「チャットコーチング希望」とメッセージを送ってくださいね。

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